先ず大前提としてこの文章は誰にも何の需要もない自分語りであり、孤独感と自己顕示欲に苛まれた私の精神の汚れの吐き溜めのようなものである。
つまり誰かが得するように書いているものでもないし、読んで面白いものでもないだろう。自分に酔っているところも多い。まあ匿名投稿なんて大体がそんなものだし、言うだけ無駄なような気もする。要はこういう大仰な前置きから文章を書き始めてみたかったというだけだ。お付き合いいただけて光栄である。
私は恋愛対象として女性を好きになる女性だ。最近よく話題に挙がるLGBTというやつだ。
男性に悪い思い出があるわけではないし、物心ついた頃には女性を意識していたような気がするのでおそらく生まれつきだろう。
幸いなことにこれまでの人生で差別やら偏見やらを受けたことはない。私自身オタクで腐女子なので周囲にも理解ある人が多かったのだ。
その類の人種は――少なくとも私の周囲では――自分自身の恋愛に興味関心が薄い人が多い。
「結婚しないの?と周りに急かされるが、うるせー!!!推しを追うのに忙しくて結婚なんてどうでもいいわ!!!」なんて話はよく聞くし、実際そういうエッセイが読まれたりしているのだからこの認識はある程度正しいと思っている。
その気持ちは正直わかる。非オタにリア充的な幸せを強制されるのは不快だ。……リア充という単語も最近聞かないがもう死語なのだろうか。
まあそれは置いておいて、私はそういう友人たちに囲まれている。囲まれているのだが、私自身は恋愛にめちゃくちゃ興味がある。
所謂恋バナなんてのにも興味があるし、恋人も欲しい。日本の制度からして結婚はできないが気持ち的には結婚もしたい。
気の合う友人たちと過ごすのは居心地がいいのだが、やはりこういった話題は望まれていないように思う。それが窮屈だ。
かと言って恋愛に興味のありそうなコミュニティに属しようとすればそれはそれで話が合わない。根がオタクなのである。
だからこういった話題はぐっと飲み込んできたのだが、どうやら限界のようだ。限界なのでここに書いている。
私は恋愛に興味のない女性が好きだ。さらに言うなら、一人でも生きていけるタイプの女性が好きだ。
長々と書いたように私の周りには恋愛に興味のない人ばかりが集まっている。そういう人に囲まれているのが楽だし、楽しい。
私はどちらかと言うと友情から恋愛感情に発展するタイプなので、惹かれる相手は必然的に友人のうちから出てくることが多い。
だから恋愛に興味のない相手ばかり好きになってしまうのだ、と思っていた。
けれどそれだけではないな、と気づいてしまったというわけだ。
自分をしっかりと持っている人。
周囲を気にせず趣味に打ち込める人。
そういう人が好みだし、今まで好きになった相手もそういう人ばかりだった。
気づいてしまったらしんどくなってしまった。報われないなあ、と思った。
だって恋愛に興味のない人が恋人を作るわけがないじゃないか。自分と恋人になるわけがないじゃないか。
それでも好きでいられれば、幸せでいられれば十分だよなんて言えればよかったが、生憎と私はそこまでできた人間ではない。
恋人がほしい。けれど出会いがない、なんてのはよく聞く話だが、出会いの場に行っても私が一緒になりたい相手は見つからない。
なんていうのも、つい最近そんな理由で好きだった相手のことを諦めようと思ったからである。
当初の予定ではもう少しつらつらと身の上話をする予定だったのだが、満足してきたのでこのあたりで締める。
いつか報われねーかな