今のジャンルではいくつか小説やイラストを描いてはみたものの、ほとんどROM専。
いつも片思いフォローしている神絵師や神字書きの供給を受け取ってばかりの存在で、本当なら絵描きにも字書きにも認識されないタイプの人種。
それでも、今のジャンルが人気が出た当初からこのジャンルのおたくとしては存在し、
最初期に私が作品を数点あげたことがきっかけで、仲良くしてくれるようになった絵描きさん、字書きさんが数人いたりする。
ここのところ界隈には常に不穏な空気が漂っていた。
いろんな絵師さん、字書きさんが口々に「嫌いなものを好き好んで見に来なければいいのに」とか、
「あいつらって本当にヒマだよね、無視が1番」などと呟いていた。
これが推しカプのアンチに対しての文句だということに気づくのに大した時間はかからなかった。
もともと、人気もあるが叩かれやすいカプで、ジャンル開始当初から5chや愚痴垢などが推しカプを叩いていることに私は気づいていたからだ。
私の友達になってくれた絵師さん、字書きさんもそのことを愚痴り、界隈では連鎖反応が起き始める。
アンチが作った愚痴垢やスレのことなどまるで知らずに活動していた人たちがどんどん知り始めた。
鍵垢が増えていく。
毎日毎日、絵師や字書きが「界隈荒れてるのでもうやめます」などと一言を残して垢消ししていく。
どうしてそんなことになったのか?
彼女のことをAとする。
Aの言い分はこうだ。
「こちら側に迷惑行為をした人がいて、それはこのジャンルではルール違反。
その1人のせいで界隈の全員が迷惑している。
これからこのジャンルで活動していく全員の首を締めることになるので、
このジャンルにいる全員に行動を改めてもらいたい」
と、1000人近くのフォロワーがいる垢を鍵にして騒ぎ始めた。
さらには、
「今回何が起こっているのか、知らない方にはDMしてくれたら教えます」
さらには、このことを察知したアンチ側の人間が、勢いを増して推しカプを叩くようになったのだ。
アンチ側にはお題箱を設置している人間がいて、アンチに賛同する意見、また、アンチに仕返ししたい意見などが集まっていて、常に火に油状態になっている。作品や作家の晒しなども行われている。
アンチはアンチで私の推しカプを叩く、私から見たら最悪の集団だが、
この事態をここまで大きくしたのは、間違いなくAの存在だと思う。
さらにどうやらAは、A目線で見て迷惑行為にあたる行動をとっているオタクに直接DMをして、その行動を止めるように促しているようだ。
しかし断られると「界隈のみんなを守りたいからDMを送ったりしているのに悲しいことばかり言われる。一部の方のせいでみんなが迷惑をするのが1番よくない」とツイート。
…守る?どこが?
「今晒されている方はフォロワー数の少ない方です。気づいた人は優しく指摘してあげてください」
カチンと来る言い方にむかっ腹が立つ。
Aは鍵垢とやりとりしていたので、相手方のツイートを見ることはできなかったが…
「ツイートが愚痴垢に晒されている人に鍵をかけたほうがいいとDMしたら『あなたの評判はとても悪いですよ」と言われてブロックされた」
「フォロワーさん100人程度の人。こういうキチガイのせいで界隈が荒れるのが耐えきれない」
「迷惑な人が早く別界隈に消えて欲しい」
………。
正直言ってこの界隈はもうおしまいだと思う。
彼女は「一生懸命頑張ったのに、界隈を守れなかった」と呟いたりするんだろう。
おまえの余計な正義感がジャンルを潰した意識など、まるで無いままに。
全体の流れを見ていると、アンチの存在を知らなかった人たちに余計な恐怖を植え付けて、Aのせいで界隈全体が萎縮していっているように思えてならない。
Aと仲のいい人の中にも、Aに引いている人がいるのではないだろうか?