2024-07-01

チャッカマンというあだ名襲名した

親父がチャッカマンというあだ名だった

それがまず悲しいんだけど、まさか襲名するとはな

俺が社内研修旅館行った時に、青くて丸い固形燃料に火をつけて回ってたんだけど(仲居さんはいなかった)、それがうまいと誉められ、チャッカマンというあだ名をつけられた

その話を親父にしたら、「俺もそう呼ばれてたよ」と言い出す

同じように社内旅行チャッカマンで火をつけるのがうまかったからだそうだ

かに俺は親父からチャッカマンの使い方を教わっていた

それにチャッカマンを上手く使う遺伝子なんかがあるんだろうな

他人とは違うチャッカマンのさばき方をどうしてもしてしまうんだろう

「お前に子供が生まれたらチャッカマンの使い方を教えるんだぞ」と親父は言った

「やだよ、馬鹿にされてるんだぞ?」と言い返したら、

「じゃあ俺が孫に教える」とか言い出す。

まあその頃には親父も歳でチャッカマンなんて使えないだろうし、そもそも忘れてるだろうな

そう思っていたのだが・・・

その後俺が結婚して子供が生まれたら、親父はチャッカマン子供(まだ0歳だ)に触らせようとしたんだ

「何すんだよ!!」と怒ったら「なあに、触るだけだし、オイルも入ってないよ」と言う。

「そんな問題じゃないだろ、教育に悪いだろ」

「いや、チャッカマン教育には良いんだぞ」とか言い出す。なんだよ、チャッカマン教育って。

そしたらふと気になって親父に問いただした。

・・・もしかして親父、俺が赤ちゃんの時、俺にもチャッカマン触らせたのか?」

「おっよくわかったな、思い出したか?」

俺はカチンときて親父を押し倒した。

なに俺にさせてんだよ!?英才教育気取りか?

すると、その拍子にチャッカマンが床に落ち、カチッとなった

その音を聞いて、なんと俺の子が笑い出したのだ

「えっ、このカチカチの音が好きなのか?」

俺がカチカチとやると、子供さらに笑い出す

「おお、やはり俺の孫だ!」と親父は大喜び

やれやれチャッカマンの血は譲れないのか・・・俺は諦めてしまった

まあそんなこんなで、俺の子供はチャッカマン3世となりそうだ。

1歳の誕生日には、チャッカマンケーキろうそくに火をつけてやるから

父ちゃんチャッカマンさばき、よく見ておくんだぞ

  • アホの話

  • 不審火に見せかけて標的を焼殺する血塗られた一族のお話だったら面白いな

  • 「俺は(中略)親父を押し倒した」で思考が止まってしまう

  • 世襲制のヒーローかな?

  • 炎上させるのが上手だからチャッカマンなのかと思った

  • 2011年(平成23年)以降は経済産業省によって義務付けられたチャイルドレジスタンス機能付きチャッカマンに切り替えての販売を行なっている[4]。法令が改正される前の2010年(平成22年...

  • チャッカマンコじゃなくてよかったな

  • どこかに潜んでいるダークチャッカマンに対抗するためにも、ご子息を大切に育ててくれ

  • 20xx年には主人公の武装がレーザーチャッカマンにアップグレードする

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