飲食店に行けば2日に一度食器を割り、レジを担当したら値段の読み上げが出来ず、コンビニではレンジの時間を間違って弁当をいくつも駄目にした。
記憶の飛び方も、増田に良く似ている。昨日まで覚えていたはずの仕事を突然仕事を忘れる。数分前に覚えていたことを忘れる。優先順位がごちゃごちゃになる。不器用でミスを繰り返す。
俺も同じだ。そのせいでクビになったことも数え切れない。
でも働いてはクビになっての繰り返しの20年で、ちょっとだけ学んだコツがある。
だから増田、長くなるけど俺の言うことに耳を傾けてみて欲しい。お願いだ。
多分増田は俺と同じく、脳みその記憶を置いておける部分が、とても狭いタイプなんだと思う。
覚えておけることが少ないから、入ってきた情報を並べて、比較して、優先順位をつけることも苦手だ。
だから、記憶は出来るだけ外部に置いておくことをおすすめする。
具体的な方法は、下に書いていく。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.freecolors.routinetimer&hl=ja
これ超おすすめ。やらなきゃいけないことを登録しておくと、一つ一つ音声で読み上げてくれるソフト。iPhone版もある。
朝起きる→ご飯を食べる→顔を洗う→着替える→ゴミを出す→出勤する→ハンコを押す→メールをチェックする→やることを書き出す……
みたいに逐一やることを入力しておくと、音声に従って行動するだけでヌケモレなく用事が片付く。すごい!
ただこれだけだと、ルーチンタイマー起動するのを絶対に忘れるので、間違いなく起きていそうな時間にアラームをセットして、ルーチンタイマーを起動するというタスクを入れておくと良。
廃棄する裏紙とかで、メモ帳を作るんだ。
洒落たメモ帳は使っちゃいけない。惜しみなく使い捨てることが出来ないから。
仕事に優先順位をつける必要があるときは、メモに内容を全部書き出して、番号を振っていけ。
調べ物の内容も、全部紙に書き出せ。
そうすると自分の頭だけで考えるより整理しやすくなって、かなりマシになる。
そして、メモを見せて「この解釈で合ってますか?」って聞くんだ。
そうすると、見当違いの修正をすることはなくなるはずだ、多分。
もし可能であれば、「指示は絶対メモを取らせて欲しい」「メモを取ったら、合ってるか確認してほしい」と上司に協力を仰ぐといい。
自力だけだとしばしばメモを取るのを忘れる。記憶力の良い人の力も借りよう。
あと大事なこと。
自分の経験上、一枚に複数のことを書いたり、メモを長く残しておくと取り違えの元になる。やめとけ。
自分用仕事マニュアルを作るんだ。大事な仕事から、些末な仕事まで。
出来れば、初めてノートを見た人でも仕事の概要が分かるぐらい分かりやすく書いておくのがおすすめだ。
そうすると、ある日突然仕事を忘れても、ノートを書いた過去の自分が助けてくれる。
マニュアルを改めて読む必要もないし、同僚に改めて聞かなくてもいい。
前所属の係のことで質問されたときにも、このノートを見て!と渡すことが出来る。
ちょっと手間はかかるけれど……でもきっと無駄にはならない。やってみて欲しい。
目覚ましのアラーム音が全く聞こえないのは寝不足の可能性はないだろうか?
もし寝不足なら、ちゃんと寝た方がいい。寝ると、ミスも少し減る。
ちゃんと寝てるなら、もしかすると睡眠の質が悪いかも知れない……睡眠外来に行ってみてほしい。
上の方法はあくまでも俺に特化した方法で、増田には合わない方法もあると思う。
なので、自分の環境に合うように改良することが必要になるだろう。
その時、増田が発達障害かはさておき、発達障害者向けの仕事ノウハウの本は読んで無駄にならないと思う。
似たような苦労をしてきた先人の工夫を取り込んで、どうか自分に合った方法を見つけて欲しい。頼む。
なんだか偉そうに長々と書いてしまった。ごめん。
もしかしたら共感を求めていただけかもしれないのに、うるさいことを言ってごめん。
でもどうしても他人事と思えなかった。
俺は仕事が出来ないことを、クビになり続けたことを責め続けて、うつ病になってしまった。
俺、増田のことすごいと思うよ。
3年頑張って続けてきたんだろ? すごいじゃないか。
文章だって幼稚じゃない。てらいが無くて読みやすい文章だと思う。自信を持ってくれ。
人と違うことで苦労してきたことは、いつかどこかで役に立つはずだ。
足掻いたことも、工夫も、絶対に力になるはずだ。そう信じたい。
増田、頑張れ。俺も頑張る。
でもキモ