2019-06-03

育休を取らなかった夫

夫は男性の育休の制度も実績もある一部上場企業勤務。30台前半の時に第一子が産まれた。

遠方の妻実家での里帰り出産を予定していたが、実家も皆現役で働いていて日中は私一人になるので夫の育休を検討していた。

大変だ大変だ、という話は聞いていたが出産前は私自身も具体的に新生児育児イメージを持てていなかったように思う。なので、絶対に取ってくれないと困る!という訳ではなく「取れるなら取ろうよ、一ヶ月くらい」というスタンスだった。

しかし、夫が上司に育休の打診をしたところ、昇給や昇格に多少なりとも影響するだろう、とのことだった。そこで夫婦で話し合いをした結果、夫は育休を取らず退院後に有給取得にて1週間休む、という選択をした。

理由は以下の通り。

 ・里帰り出産であること(育児に専念できる環境はある)

 ・キャリアへの影響は本意ではない

 ・5日間連続休暇の権利がある

 ・里帰りから戻るまでに長期休暇(夏季休業)がある

そして実際どうだったか

初めての新生児育児想像以上に過酷で、精神的に辛くなった時一度だけ急遽金曜日有給を使って里帰り先に来てもらうことがあった。それ以外は遠方なので隔週で週末夫が里帰り先に通う、という生活を二ヶ月送った。

そんな中夫(家事全般苦手)は、育児積極的に取り組んでいた。

よく「夜寝ている時に赤ちゃんが泣いても、夫は気づかず寝ていて腹が立つ!」という愚痴に、泣き声への反応は男女差がある(男は気づかないもの)と言われることがあるが、我が家ではそんなことは全くなかった。退院後の一週間、有給を使って里帰り先に滞在している間に、夫は泣き声でほぼ起きるようになった。最初は私が起こすこともあったが、最終的には自発的に起きるようになった。

(余談だが、里帰り後に自宅での育児が始まると、夫が起きてくれるという安心感からか、私のほうが泣き声で起きることができなくなった時期もあった。)

里帰り終了後も夫は、早く帰れる時は帰ってお風呂から寝かしつけまでやったし、休みの日も家事育児を一緒にやってくれるしで、無理なく過ごすことができた。

(うちは子が4ヶ月くらいからほぼ朝まで寝てくれるようになった、というのは大きい要因だとは思う)

夫の会社に対しては、男性の育休取得に関する環境を整えてほしい、という願いはあるが、快く有給を取得させてくれる環境には感謝したいです。(夫の周りでは子供だけでなく、配偶者の看病や親の介護のためは休んでも良い、という雰囲気があり休みが取りやすい。課長クラス以上の上司介護休みを取ることもある。リモートワークが一部認められている。という要因があるとのこと)

次回改善したい点

 ・育児に対して神経質になりすぎない/家事適当大丈夫、と考えて取り組む

 ・買い物の負荷を減らすため、ネットスーパー宅配積極的活用する

 ・早めに外出を始める

 ・ファミサポや一時預かりを活用する(1歳までに1回しかできなかった)

また、夫が自然と(違和感なく)育児に参加しているのは、育った環境が大きいような気がした。

実家はずっと共働きでむしろ義母の方が仕事が忙しく、毎日食事の用意は義父がやることが普通だったらしい。その他の家事夫婦で分担していたそう。

しろ典型的専業主婦家庭で育った私のほうが、「家事は私がしなくては!」という無意識思い込みが強かった気がする。

子が産まれる前から家事は分担していたが、夫にとってはそれが普通光景だったみたい。我が家もそういう家庭像を見せてあげられたら良いな…と思っている。

まとめ

男性の育休がもっと気軽に取得できる環境になってほしい。

その上で男性が育休を取らない、という選択肢も受け入れられたい。

育休を取らない場合でも、キャッチアップする環境夫婦で作ることが大切。

子供は親の背中を見て育つ。

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