貧困家庭で育った子供の視点から、貧困家庭の問題点を挙げたい。
私は現在高校を卒業して働いている。貧困層の立場的意味合いとしては深刻な方だったと思う。
ただ、複数の貧困家庭で育ったわけではないので視点の偏りはあると思う。
これが一番問題で、国によって救われないといけない面がどうしても出てきてしまうと考えている。
人によって差はあると思うが、精神的に弱っている際に無駄遣いが増えることも多いかと思う。
貧困家庭の親は、情報弱者の場合が多いと感じているが、これは子供に引き継がれる。
貧困から生まれる精神的不安によって、家庭内での喧嘩や暴力が多く発生したりする子供への悪影響も計り知れない。
単純にそれらが無くとも、「金が無い」という親の悲鳴を聞く度に子供としては心が辛く、自分を責めてしまったりする。
親の不安定さは子供に伝染し、その子どもが親になった際に、また同じ子供にうつっていく。
「勉強」どころではない(自分と親{家庭}の事で精一杯)という土壌が形成されて、
1.非行に走る
2.進学を諦めて就職する
という選択に至りがちであり、中卒・高卒の収入は大卒に比べても低い事から、連鎖的に貧困も育っていく。
これは私の育った家庭が問題なのかもしれないが、「騙された」という親の言葉が、しっかりと内容を確認しなかったがために招かれている事態だったりする。
そうでなくとも、「勉強は大事」と教わったところで、学ぶ手段を教わらない場合が多く(親の学歴もまた低い場合が多いことも関係する。)
学校での受動的学習はできても、社会で重要である能動的学習が出来ない。(方法がわからない)
私の家庭では、浪費が多かったように感じる。
細かいお金を貯金していく大切さを知らないし、あるいは、その手段を知らないように見えた。
この点は真逆の方向で私に引き継がれた。
数千円を切り詰める必要性を感じてしまい、多分、こういう考え方の人間が増えると国の経済的には良くないと思う。
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私の家の話だが、本来自分の為になる勉強などをする精神的余裕がなく、逃避的行動に至りやすい。
私は一度家庭内が大きく荒れて、中学校では学年トップの人と競い合うほど学力はあったのに不登校になり、
その後ブランクを経て高校へ進学したものの、やはり収入は低いし厳しい仕事だと思う。
美大くらい駄々こねて行けばよかったのに あ、予備校すら行けないかw