2017-06-03

大人になっても続く給食呪い

小学校の時、ぽつんと残って休み時間まで給食を食べていた生徒は

クラスに必ず1人はいたのではないだろうか。

食が細かったわたしも、そのうちの一人で泣きながら給食を食べさせられた。

5年生の時担任だった男性教師は、残すことに厳しく、完食するまで永遠に給食タイムは終わらない。

しかも、最初に減らせる量は向こうが管理しており、

その上、完食できた翌日は、事前に減らすことが不可能というトンデモシステムだった。

それがつらくて6年生のクラス替えの日、ウキウキして登校したのに、またソイツだった。最悪だ。

給食地獄は2年間だったが、大人になった今でもその弊害が残っている。

食事に対する嫌悪感

2年間も続けば、男性教師の怒号と「満腹感」が自然と結びついてくる。

食べることに対する幸せみたいなのは全く見いだせず、

早くiphoneのように充電式になるか、人間として満たされる錠剤1粒で生きたいとすら思う。

人間の三大欲求のうちの一つが、恐怖によって潰されるのは、生活にも支障をきたす。

◆人付き合いも億劫

親睦会、合コン歓迎会、祝賀会…一般的交流を深めるために使われる手段食事だ。

給食というものは、人が必ずいる環境提供される。

人と食事をする「会食」が、給食の恐怖に結びついてしまい、せっかくの人付き合いにも支障が出てきてしまう。

お店に入るまでは大丈夫だったのに、お店に入った途端吐き気がこみ上げてくる。

お手洗いに行って、何度かえづいておかないと座席に戻れない。これがかなり苦しい。

せっかく誘っていただいたのに、残すことになりお互い気を使ってしまうので、

誰かと行く外食は、ほとんど断るようにしている。

今、22歳なので、給食地獄10年以上前出来事だ。

ただ、驚いたのがこの悪しき風習は今でも続いているらしい。

富山県小矢部市の市立小学校で今年1月、嫌いな給食のおかずを残した当時4年生の男児に無理やり食べさせ、嘔吐させた」

http://www.sankei.com/west/news/170504/wst1705040035-n1.html

というニュースを見かけて戦慄した。

下記URLを見てもらえると分かるが、嘔吐しただけでなく、その後の掃除までさせられている。

・全員の前で吐くという羞恥と恐怖

・食に対する嫌悪

は、その後もトラウマとしてずっと残っていくだろう。

給食に悩むお子さんを持っている場合、これは未来の子から手紙です。

学校という子供にとっては絶対的な狭い社会で、子供を守れるのは大人たちのみ。

給食呪い10年以上も続くのだ。

少年少女たちが、不要トラウマを抱えず、せめて人間らしく生きられるように

校長先生教育委員会なんでもいい。とにかく厳しすぎる教師たちを告発してほしい。

食事の裏には

農家の人や犠牲になった動物たちがいるということは、無理やり食べさせなくても理解は出来る。

それよりも。

無理やり教師が食べさせた裏で

大人になっても食に苦しむ元生徒たちがいることを、忘れないでいてほしい。

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