2015-07-16

http://anond.hatelabo.jp/20150715222706

元だけど投票には行ってるよ。野党に入れる。本当はその野党のことも好きじゃないんだが、抑止力になりえるものが他にないからね。

からこそ野党先生方のアホさ加減に改めて絶望していたところだよ。

パフォーマンスやってる場合じゃないでしょ、と。

強行採決違憲かどうかについて私は特に言及していないけれど、どうしたのかな。

そしてなぜ、他人事のようだと断罪されねばならんのかね。君、手頃な対象を見繕ってはケンカふっかけるのが好きな年頃の高校生か何か?

君と私はたぶん目指す方向自体は同じなのだと思うが、そういう無駄な軋轢を生むような言動はやめたほうがいいね生産的じゃないから。せっかく同じことを考えている人間同士がそんなふうにケンカしてどうすんの。

で、現状についてだけど、近々戦争日本人死ぬ。これはもう避けられない。

君の言うとおり、与党投票したり棄権したりした人間のせいでもあるし、また、そうならないようにできることをしてきたつもりだったが結局力及ばなかった私達ひとりひとりの責任でもある。

日本本質的先進国になりきれなかった。根底にある精神発展途上国のまま、戦争に負けた、当時のままなんだ。

今私達がいるのは、そういう国なんだ。

選挙に無関心な人々の意識を変えることは、少なくとも私にはできない。

彼らに効果的な影響力を持たないからだ。

目の前のひとりを変えることならできる。

しかし、5人、10人は無理だ。

これは君の憂慮にまったく共感する。

君や私のように一票の価値を知っている人間がみんな、まず目の前のひとりを変えることに努めていれば。

このままではいけない、と思いながらも、周囲と話そうとする人間がどれだけいるかというと意外に多くない。

デモや座り込みをする人々は、基本的に相手方と「対話」をする気はない。

彼らの中にごく少数ではあるが手段目的になってしまっている人が存在し、そしてデモを主導するのは往々にしてそのような人々であることが少なくないからだ。

家庭で、学校で、職場で、世間話としてではなく我が身に迫る重大事として、たとえば反抗期の親子関係住宅ローン介護について、上司との折り合い、リストラの噂、そういったこととまったく同列に真剣に顔突き合わせて与党政策について意見を交換し、熟考する場がどれだけあるか。

おそらく日本の中に、そういう場はほとんどない。

うちの父は新聞記者であったが、そういう家庭環境でも政治の話は世間話レベルから発展することはなかった。そもそも父も実際あんまりよくわかっていなかったようだったし、母は夕食時に政治の話をするのを嫌った。

かように当事者意識希薄国民性が、今の日本を作った。

これを変えることは至難の技だと思う。

実際に自分家族が命の危険に晒されて初めて事態の深刻さを理解するのだろう。

これから起こりうることを想定しながら、できるだけの備えをしておく。

できることはそのぐらいだ。

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