2014-08-30

もっと大学サークル恋愛しておけばよかった

三十路を過ぎてから焦ってお見合いパーティ出会い系SNS恋活婚活をしている。

お見合いパーティは一度に1020前後SNS登録者数百人~数千人以上と、確かに知り合いになり得る機会は転がっている。

しかし、かわいい上に教養レベル趣味が合う子となると、なかなか見つからない。

年齢が行き過ぎていたり、見た目が恋愛対象にならない子を外していく。

若くてかわいくても、高卒無職なんて子もいて戸惑ったり、趣味に「ヨガカフェ巡り」とあるはいったい何を話していいのか分からない。

そんな自己選考をくぐり抜けた子が見つかったとしても、大抵ライバルの男が多く、激戦のためマッチングしない。

自分の今あるステータス棚卸しして人気の子必死アピールするもなかなか振り向いてもらえず、空しさばかりが増長していく。

お見合いパーティ出会い系SNS出会い効率がいい」なんてことを聞いたが、やっていくうちに本当に効率がいいのか疑問に思えてきたとき

「一番効率のよい婚活大学受験

http://anond.hatelabo.jp/20140720013419

という記事を思い出した。

同じ大学という時点で教養レベルフィルターをくぐり抜け、さらに同じサークルとなると、同じ趣味条件で検索に引っかかってきたのに等しい。

同じサークルの人はどうも馬が合うと思っていたが、世の中いろんな人がいると思い知らされた今、よく考えてみれば当たり前のことで、恵まれた環境だった。

婚活市場でこういった子を見つけるのすら大変なのに、自動的希望条件をくぐり抜けたたくさんの若い子が毎年入学してくる訳だ。

いったい当時の俺は何をやっていたのか。タイムマシンがあったらしかりつけたい。

一方、サークル恋愛を行うにおいては、「活動との折り合い」や「サークル内の目」と戦う必要があり、独特な別の難しさがあるだろう。

当時の私もその葛藤に悩んでいたが、サークル内で次々とカップル誕生し、いいなと思った子も他の男に取られていく中、

嫉妬もしていたのか、最終的に「俺はここにサークル活動をしに来ている訳であって、恋愛をしに来ている訳ではない(キリッ!)」と硬派を貫き通すことにし、

どんな醜男でも彼女ができているという異常な状態だったそのサークルから最後まで彼女を作らずに卒業した。何人か、自分のことを好きだったっぽい後輩もスルーしてしまった。

数年後、そのうちのいくつかのカップルは既に結婚し、子どもも生まれ、幸せな家庭を築いている。

一方の俺は、状況に絶望を覚えながら帰宅後や休日パーティスケジュール女性プロフィール検索に余念がない。

どちらが正しかたかは言うまでもない。

活動」や「サークル内の目」は4年で終わる。気を遣うのが間違いだった。サークル内で生まれた愛のいくつかは、これからも一生続くのだろう。

お見合いパーティ出会い系SNSを利用して、さらに気づいたことがある。

たまたまいい人が見つかってマッチングしたとしても、そこからこまめに連絡を取って仲良くなっていくというのも大変な労力で、至難の業だということだ。

所詮赤の他人同士に過ぎず弱い結びつきのため、気を抜くとあっという間に疎遠となってしまう。

反面、「同級生」「同じ学校」「同じサークル」という動かせない事実の、なんという結びつきの強さか。

何年も会わなくても、会ったときにはブランクを感じさせないほどすぐ意気投合し、盛り上がる。

婚活サービス利用疲れをしていたある日、街中のとある場所で働いているサークルの後輩と偶然再会した。

相手も自分のことを覚えてくれていた。仕事中だったため、卒業後何をしていたのだろうとあれやこれや話したいことをいったん飲み込み、すぐ別れた。

出会い系では決して生まれなかった、親近感や思いやりの心が芽生えている自分に気がついた。

どうやらまだ独身のようだった。今度誘ってみようかな。まだまだ俺の青春は終わってはいない。

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