2013-08-17

15年の歳月を経て漫画を描けたよ、という話。

描いた漫画

http://bincube.co/casea/sigen_fb/index.html

1993年(小6)の頃から漫画を描こうとしはじめて、1997年ごろまで頑張ったけど、画力以前に、リリースや配信の問題で断念した。

原本コピーするお金はなかったし、ノートに書いても自由に配付できない。

ペン入れするほど余力もなかった。

だって正面画しか描けなかったし。

そんな自分だけど、WEB仕事イラストレーターフォトショップを学び、プログラマ経験進捗管理や困難な手順を作業手順を確立し容易にすることを学び、DTP仕事縦書き文字のテクニックを知った。

そこで、昨年秋、コミックスタジオ買ったらCLIP STUDIO PAINTが開発中でこれに移行するというのを知り、いける!と思った。

まだ漫画デジタル技術は過渡期でこれから進化する余地があるからこそ、ソフトが一新するんだと思ったから。

そこでペンタブレット中古で4千円でかいプリントスキャナ中古で6千円で買い、17,5インチの大型ディスプレイの64ビット8GBの持ち歩けないノート(6万)を揃え、環境を整備した。

正面しか描けないし書き分けだってできない。

だって97年から漫画は一度も描いてないんだから

から、登場人物を一人にしてしまい、1人称にし、四コマのように起承転結も考えなくていい、だらだら話が続くWEB漫画形式にした。

公開先はとにかくレスポンスが欲しかたから、カップラーメン上げても3いいね!がつくFacebookにした。

Facebook写真アルバム機能で1話というアルバム作ってガーッとアップした。

Facebookの友人たちは何をはじめたんだ?と驚いてくれたのがモチベーションアップになった。

pixivで横顔の描き方を学び、2chペンタブレットにはケント紙を引くとペンの走りがツルツルしなくていいことを教わり、図書館の「漫画の描き方」の本でコマは細かくし過ぎなくていいことを知った。

デジタルなので文字もすぐに直せる。配付はタダ。勢いがついて、完結まで漫画を描くことができた。

それから半年Facebook以外の友達も読みたいといってくれて友達の個人サーバー借りて、漫画サイト今日ローンチできた。

ビューワーは突貫で自前で作った。スマホでもタブレットでもPCでも見れる上にFacebookやってない人でも読める!!

http://bincube.co/casea/

個人漫画二次創作漫画は既に盛況だけど、全くゼロベースに近い自分でもいきなり挑戦して漫画が描ける時代にまでなったんだなあとしみじみ思った。

漫画は作るのにすごく手間がかかる。

正攻法ネームからキャラから舞台からオチからなんやかんややると恐ろしい作業量だ。

でも、プログラムの知識が大半の自分でも、プログラム組む時と同じように、手順の再構築と最適化を繰り返してデジタル化にこだわって工数削減執筆速度は3日で1ページから1日で1話まで短縮できた。

すごい時代になったんだなあと思う。

今日ローンチした漫画サイトは容量50MBもある。

一昔前ならアップロードもヒーヒー言ってたのにお手軽になった。

今は、先週Galaxy Note2を手に入れたので、ネーム段階の完全デジタル化に挑戦し始めたところ。

複雑な手順、大規模な工程が驚くほど短縮できるというのは、プログラム世界だけじゃないんだなと改めて勉強になった。

もし、漫画描いてみたいなーと思っている人は是非挑戦してみたらいいと思う。

漫画を描くのも楽しいけど、効率化を追求するのもすごく楽しいから

はてなを使う人はそういう人多いんじゃないかなと思ったので、ちょっと投稿してみた。

漫画は読むのも面白いけど作る側になれると倍面白いです。本当に。

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