スターティングポイントとして、3/19-21にアイディアソン/ハッカソンが開催された「Hack For Japan」
この「Hack For Japan」は、Googleを中心とする企業主体で進められていると思う人も多いでしょう。
でも、それは違っていて、Googleの及川さんが、まず被災者支援に何かできないかと立ち上がって、個人的な人脈で、賛同者を集めて開催に漕ぎ着けたものでした。
開催に漕ぎ着けるエピソードは、以下をご覧ください。
では、「Hack For Japan」は、何を目指して開催されているのか?
2011/3/21午前に、京都会場で行われた Google及川さんのTechTalk https://sites.google.com/site/hackforjapan/techtalk/takoratta_in_kyoto の前半部分を書き起こしてみました。
我々が目指しているものは、まずマッチングであると。マッチングとは日本語で何と言えばいいのかというと、要するに「出会い系」だよ。
と言うと、(Googleの)山崎さんの方から「出会い系」というのはネガティブであるから、止めてくれと言われたので、名前考えないといけないんだけど。
何のマッチングであるかと言うと、先ほど皆さんからの自己紹介の中にあったんですけど、被災地の方が本当に困っている(それを解決する?)ということを作れる人。
もう、一つのマッチングというのは、今回ここにもあるようにスキルセットのマッチングです。
[編者注:たぶん、京都会場で用意された職種別の名札のことだと思われる]
みなさん…よく知っている…もう一度平和な日本に戻したいという気持ちがあると思うんですけど、自分これしかできない、これしかできない(という状況)
でも、みんなが集まると何かできます。
今回、ここにエンジニアじゃない、デザイナーじゃないという方も、あえて声をかけて来ていただいています。
恐らく、プロジェクトが始まると、こういったデータが欲しい、Webで探しましょう(という場面が出て来るでしょう)
(そのとき、)そのデータというのが、Webサービスでフレンドリーじゃない形で当然出てくると思います。
本来なら、綺麗にスクリプトを書いて起こすべきかも知れません。
今、まず動くものを作るためには、手でそのデータを起こしてしまいましょう。
あとは、被災地。ここは、やはり阪神大震災がありましたから、恐らく、その経験をした人がおられると思います。
そのときの経験から、こういったサービスがどうあるべきか、どういった使い勝手がいいかということを、お願いしたいと思います。
話を戻しますと、今回の「Hack For Japan」というのは、こういったもう一つのスキルセットのマッチング、思いがある人同士を結び付けるプロジェクトをつくる(場だということ)
あとは、類似のプロジェクトがあった場合に、協業できないかというところのマッチングです。
最後に、もう一つあって、作ったものを確実に被災地に届ける、被災している方々に使っていただけるようにする、というところも考えたいなと思います。
要は、作った時点で、自己満足で終わらせてしまってはいけない。
先ほども、お話がありましたように、被災地の状況もどんどん変わってきている。
なので、我々はやはりオンラインから取れる、もしくはテレビ・新聞・ニュースから取れるものが全てじゃないかもしれない。
如何に、その部分を…本当に必要なものを、時期ごとに出していくということが必要となる。
それを確実に届けるというスキームを「Hack For Japan」では考えていきたい。
火曜日、水曜日から見ていくと、同様のことをやっている団体、活動している団体があります。
結果として、どこかに統合されるかも知れませんし、棲み分けをしていくかも知れません。
何らかの形で変わっていきますけど、まず、こういったイベントを呼びかけることで、賛同者を募り、
いろいろ試みをしてみることによって、我々も学ぶことがたくさんあると思います。
サイトを見てもらうと分かると思うんですけど、穴だらけで本当に(デザインに関しては)素人が作ってますんで、この後、変えていきます。
ですけど、何か場を作ることによって、できることがあると思います。
それと、もう一つ、かなりツイートしていて、こんなにツイートしたら、どんどんリムーブされるんじゃないかと(思ったけど)返ってフォローが増えたんです。
けど、我々の仕事が悪かったんですが、「Googleが」ということが言われているんですけど、これ(Hack For Japan)は「Googleのもの」ではありません。
今回、賛同していただいている団体・企業・個人・皆さまを含めて支えていく団体です。
で、どういった形で(やっていくかは?)その後、考えていきましょう。
基本、Googleが表にあって、Googleがドライブしていっているつもりはないです。
たまたま、機動力があり、ツールが揃っていて、人が動けたのがGoogleだったために、今回、サイトもGoogle Siteを使ってますし、Google Moderatorで皆さんのアイデアを投票していただいています。
Google Waveという、本当にアレ、死んでなくて良かった(会場爆笑)
Google Waveというツールを使って、皆さん、ディスカッションしていただいて、という形で(やってもらっています)
(Google所属の)自分たちが使い慣れた形で、かつ、Googleのサービスというのは「プラットフォーム・ニュートラル」です。
一つのブラウザやベンダーに絞られる形でなく、やはり(Googleは)Webが中心の企業ですから、いろんな…環境から使えるようになっている。
ということで、今の段階で、ベストマッチというふうに、動ける人間が判断して、たまたま、そういったツールを使っているだけですから。
今後、ご協力いただいているアマゾンさん…マイクロソフトさん、セールスフォースさんのツールをどんどん使っていくのもあります。
もう一度、繰り返しますけど、悪魔でも今回、Googleがかなり前に出ていると見られるかも知れませんけど、
それは初期に、機動力、?力、動けたのが、たまたま(Google所属の)我々であったと、という風に考えていただきたいと思います。
※その後、「クラウド時代のソフトウェア開発」の話に移りました。
以上
hack4jp、なんかみんなの飲み会の残骸をみるようでしのびない。 でまったーとか、勢いとノリ的ななにかですか? 立ち上がりはよかっただけに何がまずかったのだろうかと思う。 ちゃん...