はてなキーワード: 移行とは
タグの数もいつの間にか1000近くなってしまったんだが、タグの自動補完が非常に重くて困ってる。
どれくらい遅いかっていうと、例えば「あ」と入れて候補一覧が出てくるまでに5秒、その後選択してテキストボックスに入力されるまでに3秒。
タグ一覧から選択するとテキストボックスに入るまでに7,8秒くらい。
ブックマークレットから登録画面表示までに5~10秒くらい。
みんなこれくらい遅いのを我慢して使ってるのね?
起動したての時はそんなに遅くないからメモリリークしてるのかなぁ。
でもJavaScriptでメモリリークなんて起こるものなのかな。
そもそもunDonutなんてブラウザだからダメなのかもしれん。
タグの一覧とかは設定でオフに出来るのは知ってるんだけど、そうするとおすすめタグまで消えてしまうのが嫌でつけてるんだが…。
こう遅いとLivedoorクリップかデリシャスへの移行も真剣に考えてしまうなぁ。
今はてブに必要なのはサーバの増強じゃなくてJavaScriptの動作速度改善だと思った。
http://anond.hatelabo.jp/20070426022959
まったくそのとおり。
別にセカンドライフが新しいものじゃないと思っているから。
僕たちは10年以上前から3D空間でのインターフェースとかコミュニティ形成とか商売ということにチャレンジしてきた。
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/970331/machiko.htm
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/970203/chat.htm
その頃に冷淡だったのはむしろあんたらマーケティングの方々とか一般層じゃないか。
というか存在を知らなかったんだろうけど。
それから10年たって、こちらから見ると何も変わっていないように見えるものが、急にブレイクしたというだけの理由で、新しいといわれている。技術的に同じものが、社会的に見て違うから熱狂するなんてことは、IT技術者の本分じゃないから冷淡で当たり前だ。
ビデオオンデマンドが1994年頃登場し、米国のオランドで実験が開始された時には、惨めな失敗に終わりました。当時、情報スーパーハイウエーは幻想であり回線が細く、写真すらまともに見られないインターネットと呼ばれる脆弱なネットワークだけが、わずかに実現していました。
僕らはその頃にNetNewsでエロ画像を収集していた。95年になるとそれはもうWebに移行して動画もダウンロード可能な状態になっていた。
普通の人たちは何も知らなかった。Webを見たこともなく大容量HDDを使ったこともない人には、電話回線を使ってビデオがリアルタイムで送られてくることしか想像できず、それが正しい未来だと(技術屋以外の)みんなが思っていたんだろう。
でもその頃、僕らはWebとNetNewsとRealPlayerみたいなストリーミングとメールがどう棲み分けされていくのかを考えていた。
今回もそうだろ。
たまたま目の前に現れたセカンドライフというソフトがアバターベースだからといってどうしてアバターが主流になると思うのか。それはこいつらがセカンドライフしか知らないからだ。
まぁ緩和されたという事実自体は良いとしてですね。
すでにレコーダー持ってる人はノンサポート風味なのが頂けません。
そんなヘタレなDRM仕様にしたARIBもどうかと思いますが。
早い段階でデジタル放送に移行した人ってやっぱりなんだかんだ言ってテレビが好きなんだと思うんですよ。
そりゃCMスキップや編集でカットしたり放流されるのはいろいろ困るのかもしれませんけど。
にしてもそういうテレビ好きな人を敵に回すような施策ってどうなんでしょう。ファンは大切にしようよ。
少し前にレコーダー買ったんですよ、デジタルチューナー内蔵の。
んで、たまたまハズレ機だったのか数ヶ月後に起動しなくなってメインボード交換になったんです。
そしたら「本体構成の変更でHDD内のコピーワンスコンテンツは再生不可になります」だそうで。
もちろん交換しなきゃ起動もしないので交換しましたけどね。本当にあのときはバカヤロウと思いました。
いったい何のためのB-CASカードなんだと。課金管理だけであんな大層なカードなのかかお前はと。
この際コピーワンスでも良いからB-CASでジェネレーション管理すりゃ良いだろうと本気で思いましたね。
レコーダー外へコピーしたとして再生機に録画機のB-CAS差すとそのまま再生できる、これで良いじゃねぇか。
せっかくの個体識別のためのカードなんだから、それくらい気を利かしてくれても良いんじゃないの?」
とか何とかね、コピーワンスについては思うわけです。
上記エントリ、非常に良く書けていると思う。
というより、一般的なmixiユーザの声を代弁しているというか、ビジネスモデルに当てはめて、mixiの今後の期待値を分析してみれば当然といった結果か。
mixiの最近の意味の分からない新企画やサービスを眺めていても、決して中毒になるような魅力は感じられないし、mixiは一体何を求めているのか意図が不明である。
そもそも、mixiが一番苦手としているというか、致命的なくらいド下手な分野は、企画の「見せ方」であると思う。
広告クライアントや、UIの崩れを嫌ってか、新しいサービスをリリースしても、ろくにPRさえしない。
mixiユーザならご存知だと思うが、ログインして赤字でメッセージなり、日記の新しいコメントなり、が表示される一行上のところに、太字でなんらかのリリース情報が随時現れているのだが、mixiがどんなに気合いを入れて作った機能でも、あそこにちょこんと「○○○をリリースしました」という一言で終わってしまう。
他には特に宣伝もしないで放置しているし、実際、ユーザの中ではミクドラや、漫画雑誌とのコラボや、化粧品メーカーとのコラボ企画なんて知らないのではないだろうか。(化粧品に限っては筆者も今日コンビニではじめて知った)
肯定的にmixiのサービスを把捉してみると、音楽SNSや、アカウント個体ではなくコミュニティSNSとしての機能、バイラルマーケティングへと繋がる物販サービスへと移行するコンテンツの試み等、mixiの目指しているものは決して目新しくは無いけれども、わりかし悪いセンスはしていない筈なのだが・・・。
1000万ユーザ数が目前に迫ってきた現在、mixiはどう動いていくのだろうか。
SNSインフラとしての基盤はがっちり掴んだ中、今後この巨大なマーケティングガジェットをどのように活かすかがこの先の見ものだ。
せっかくだから、泡と散るにしてもハデハデしくやって見せて欲しい。5年後あたりに、「そういえばあんなのあったよね」、「なんで睡眠時間も削って日記なんて書いてたんだろう、バカみたい」なんて扱いをされるより、ライブドアよろしく、とことんやりたい放題突き進んで欲しい。
http://anond.hatelabo.jp/20070403154329
http://anond.hatelabo.jp/20070403010021
http://anond.hatelabo.jp/20070403010234
それも一つだと思います。
私が考える、女性パソコンユーザが1990年代後半から増え始めた理由は……
他にもあるかもしれません。何か思い付いた方はトラバしてくださいナ。
仲良くなって擬似恋愛から発展するのもあるし、そのまま現実の恋愛に移行する場合だってある。
一緒にモンスターを倒しに行く同士が、システム上のメリットのために結婚する場合だって、
友達同士のノリで結婚する場合だってあるし、ひとそれぞれ。
ひとそれぞれすぎて、ノリで結婚したはずなのに、なんでそんなに懐いてくるの?とか
愛しているのに!なんでそんなに冷たくするの!とかいう問題もあったりするよ。
俺が言いたいのは、現実で行われている、結婚を目的としないノリでやってる恋愛と、ネトゲ内の疑似恋愛では、何が違うのだという点だよ。
一緒にモンスターを倒しに行く同士が、システム上のメリットのために結婚する場合だって、
友達同士のノリで結婚する場合だってあるし、ひとそれぞれ。
ひとそれぞれすぎて、ノリで結婚したはずなのに、なんでそんなに懐いてくるの?とか
愛しているのに!なんでそんなに冷たくするの!とかいう問題もあったりするよ。
こういう事って、例は違えど、現実でも起こりうる事だろう?
ビル・トッテン コラム No.771 オープンソースの社内活用
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1183637_629.html
マイクロソフトのビル・ゲイツ会長は、知的所有権を排除しようとする動きを「現代の共産主義者」と呼んだという。
その通りじゃないか。ビル・ゲイツの言うように
「共産主義」という言葉を、極端な場合では、個人がその働きの見返りとして多くの富を築くことは間違いであると信じられているシステム
(*)だと定義するならね。
ただビル・ゲイツは今の情報化社会に対応する著作権・特許制度の改良の必要性を理解しつつも、マイクロソフトのステークホルダーとして今の知的財産権の制度を守らなければならない、というジレンマに陥っている。
従来一つの企業または個人が独占的に所有してきた知的財産そのものが公開され、共有化されることによりその価値が薄れていき、ソフトウェアの世界においてもそれがオープンソースという形態で将来起きうるだろうと予測し、それに備えた移行でもあった。
日本には著作権・知的財産権の保護の強化を叫ぶ人ばかりで実感としてわかないけど、こういう人の存在を考えると欧米にはビル・ゲイツの言うような
クリエイティブな作品のためのインセンティブの仕組みは一切あってはならないと信じる極端な人々
(*)が少なからず存在するんだろうね。
確かに著作権の過剰な保護を求める動きはおかしいけど、知的財産権の価値が薄れていくという考え方もまた極端な主張だ。
著作権、特許制度といったシステムの改良が必要とされているのは確かだけど、その価値が薄れていく、無くなっていくなんてことは有り得ない。
なぜなら創作や技術開発に携わる人達のほとんどは金銭的なインセンティブを必要としているからだ。
必要なのは情報流通が活発化した時代に適した制度に改めることであって、彼が主張するようなことが近い将来に起こることはない。
そもそもオープンソースなんて極論すれば、ビル・トッテンが嫌う金持ちの道楽そのものなんだけど。
彼が個人資産500億ドル(約6兆円)を築いたことを考えれば、私は反マイクロソフトの共産主義者というレッテルを、喜んで張られよう。
この人は金持ちは貧乏人を搾取している、富の総量は限られているなどの大昔の考えの持ち主のようだ。
そのような考えは21世紀はもちろん20世紀のものですらない。
せいぜい19世紀までだ。富の総量が急激に増加し始めたのはいつか? ということで考えれば18世紀末までだろう。
参考リンク:
アシスト、社内オフィスツールをOpenOffice.orgに全面移行
http://opentechpress.jp/news/07/03/16/0940248.shtml
ビル・トッテン コラム No.771 オープンソースの社内活用
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1183637_629.html
コメント欄に降臨した某シナリオライターはご本人だったんだろうか。
今見たらプライベートモードになってたね。
それにしてもまたやっちゃったのかあの人。前のサイト潰したときも某エロゲライターがらみでなんかあったみたいだし。
まぁでも
(前略)自らの身勝手な行動によって多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げるとともに、この事態を厳粛に受け止め、今回の更新をもって「勝星一家」および「田中ロミオ/山田一wiki」の更新を終了することにいたしました。
とか書いた一週間後にはてダで再開(しかも更新終了したはずの旧サイトに新サイトへの誘導リンク掲載)とかやってた人なので、ほっときゃそこらで復活するんじゃないの?
家に一人でいると、ふと変なことを考えるじゃないか。
本当に脈絡もなく。
それで考えたんだ。
10年前って何をしていたのかって。
おっと、俺の年齢を詮索するのは無しだ。気にはしないでくれ。匿名日記なんだから。
で、10年前のことを思い出していたんだ。
まぁ今と変わらないことと言えば、PCを弄くっていた。
けど、完全自作の今と違って、GatewayのPCを使っていたなぁ。
10年前なら、1997。
Windows 95は使っていたか。
HDDの一部にMS-DOSとWindows 3.1のパーティションはあったけど、ほとんどWin95に移行していたと思う。
不安定なOSだったなぁ。
一太郎は古いバージョンをDOSで動かしたりしてたような気がする。ver 4だっけ?
けど、ゲームの移行は早かったなぁ。みんなすぐにWin95に行った気がする。
そういや、エロゲーも遊んだ。
さすがに思い出せない。
とりあえず、alice soft と elf なら俺が遊んだの出してただろう。
おおお、96年末に鬼畜王ランスとこの世の果てで恋を唄う少女YU-NOが出ているじゃないか!
当時お世話になったなぁ。
懐かしいので調べて回ると、アリスソフト アーカイブズというサイトを見つけ、鬼畜王が現在配布フリーだと知る。
で、まぁしばらく悪戦苦闘してなんとか、イメージを入手、XP上で鬼畜王を起動させることに成功した。
懐かしい。若返った気分。
(いや、だから年齢詮索するなって)
・
・
・
しばらく遊んでみた。
・
・
・
なんていうか、あんまりエロくない。
そういや当時、同級生とか闘神都市とか見ると、まぁ興奮するけどいまいち感があった。
色数でこんなに違うんだってCD-ROMの偉大さをたたえていた気がする。
当時で5年前の差。
その後音声が付いたりとしばらくは遊んでいたけど、ここ数年はさっぱりご無沙汰。
日進月歩のドッグイヤーより早いエロの世界で、このメディアはどう発達しているのだろうか。
とも思ったけど、妻帯者の身で買うのは流石に憚られるので止めようと思う、深夜の独り言。
http://slashdot.jp/security/07/03/09/232245.shtml
とか見てるといまだに「IPv6イラネ」って論調が有力だけどさ…
なんにせよ、1IPアドレスを月何千円で売るような既得権益にしがみつく連中どもは淘汰されて欲しいと思ってるので、早くIPv6時代になってほしい。
ツンデレとは、ごはんがくっつきにくい加工を施したしゃもじである。
最初はまったくごはんがくっつかないのだが、使い込むうちにベッタベタにくっつく。
http://anond.hatelabo.jp/20070311002756を読んで思ったこと。
ツンデレの魅力は何かと言えば、ツンからデレへ移行する際の一瞬の輝きである。
バナナは腐りかけが美味しいのと同じく、ツンデレもデレ期に近づくほど美味しいキャラになっていく。
しかし、デレ期に突入してしまったら、それはもう腐ったバナナなのである。賞味期限切れなのである。
ツン期で助走をし、ツンデレ転換点で大ジャンプをして、あとは潔く谷底に落ちていくべきなのである。
ツン:デレ比は9:1くらいが最適であろう。
ツンツンツンツンツンツンツンツンツン→デレ→死亡である。
蝉のように儚い一生である。
ツンデレを書こうとするならば、まず何より「ツン」を重視して、「デレ」は無視するくらいが丁度いいのである。
よいか、決してデレを重視してはならぬぞ。
「デレデレ」なキャラなんぞを書けば天罰が下るであろう。
今日はなんかコードを書く気になれんので、開発環境でも整えよう。
自分の物理的な開発環境は、会社PCと自宅PC(デスクトップ)、自宅PC2(ノート)。
会社PCと自宅PCデスクトップはWindowsで自宅PC2(ノート)はUbuntu Linuxみたいな構成になっている。
基本的には、PHPのコードしかいまんとこ書いてないんだけど、まあいろいろ他のコードも書いたり。
いややっぱりPHPしか書いてないか。現在の構成は以下のようなかんじ。
会社開発環境:Eclipse + Aptana + PHPEclipse ほんで日本語入力がskk。あとは特になしデフォ。
自宅(デスクトップ)開発環境:萌ディタ + FFFTP。あんまこっちじゃ開発してない。
自宅(ノート)開発環境:gedit(なんか標準でついてるやつ)。これで書いて、ごにょごにょみたいな。(Apacheいれて)。こっちメイン。
ほんで、これを統括するリポジトリ、BTS。会社のリポジトリは、SourceSafeとSubversionがある。Subversionに移行中。
BTSはMantisとかいうのだったはず。導入したばっか。あと個人用にもSvnリポジトリがある。趣味の開発とかはこっちへ。
なんというか正直複雑するというか、結構面倒なんでいろいろ統一しようと思う。
まず自宅はノート遅すぎなので(このご時世にX20はねーわ)、デスクトップだけにしてノートはお蔵入り方向で。さようなら。
会社の開発環境もちょい変えよう。なんかEclipseはだめだ。僕みたいな初心者プログラマには便利すぎ。
なんかどんなコードを書いても動いてしまいそうな気がする。よくない(自分がだけど--)。
基本構成は、http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0703/07/news017.htmlを参考に。
会社と自宅のデスクトップにcoLinuxを入れて、上記3種の神器を入れる(ミーハーでごめん)。
次に全PCのIMEをSKKに。いい加減統一しないと指が変なかんじになってきている。
これでコードを書いたり、文書を書いたりできるようになった。次に開発動作環境。
Apacheとphpとrubyとgccとg++とnasmとjavaとhaskellとperlぶっこんどこう。jsはFirefoxで動くからすばらしいね。
次は、subversionとmakeとqemuいれとく。
社内環境はどうにも変えようもないけれど、BTSとかSVNに変更が発生したらIRCでメッセージ流すのはいいと思った。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0703/01/news113.html
はやめにPG終わらせてやってみよう。
まあこんなかんじかなあ。だらだらと書いてしまった。まあよさげ。ちなみにこれ以外のごにょごにょは
発生の初期段階では当然骨がありません。ニワトリの血液は骨髄から!?
血液が造られる造血学説に「骨髄造血説」と千島学説と言われる「腸内造血説」があることを知りました。
骨のない生物は骨髄がありませんので骨髄造血ではなく血球は消化器官で作られています。一般に私達人間のように骨を持つ生物は骨髄に存在する造血細胞から血液を造っていると言われています。
骨髄造血説は現代医学の基礎知識であり無批判に信じられています。それは骨髄の中に多種多様な細胞があることと、飢餓もしくは栄養不足のときに、造血作用が認められるからです。
しかし発生の初期段階では当然骨がありませんので、最初は卵の繊毛ついで胎盤のせん毛、そして腸粘膜のせん毛で造られことを千島博士は発見しました。
つまり、骨髄の造血作用は、真の造血ではありません。骨髄は健康状態のときは脂肪が充満していて細胞分裂はほとんど行われず造血反応を示さないのです。飢餓および栄養不足では血液が補給できないため、細胞が血球に逆戻りしているのです。
「骨髄造血説」が登場したのは一八六八年のこと、これはノイマンとビッズオセロという二人の学者がそれぞれの実験から提唱したものだった。そしてその学説を一九二五年に、ダン、セーヴィン、キャニンガムの三人の血液学者が動物実験をして「確認」した。アメリカの三人の学者がやったその実験とは、ニワトリとハトを9日から10日間絶食させた後に観察するというもので、そのときに確かに骨髄で血が造られていることが確認できたという。
実際、それはとんでもない大発見だった。「細胞は細胞の分裂によって生じる」というのがそれまでの定説で、それが生物学の最も重要な根本原理となってきた。ところが千島が念には念を入れて何度注意深く顕微鏡を覗いてみても、明らかに赤血球から細胞が生まれていたのだ。いったいなぜだったのか。なぜ他の人には細胞分裂が観察でき、千島にだけそんなとんでもない現象が見えたのか。実は、そこには、それなりの理由があった。
それまでの研究者は、鶏の胚子の生殖腺(睾丸・卵巣)の組織発生を観察するに際し、胚子のウォルフ氏体(中腎)と付着している生殖腺を切り離して顕微鏡で見ていたが、千島はそれを切り離さずに中腎と生殖腺とを一体にした標本を何百枚も作って、来る日も来る日も根気よく顕微鏡で観察したのである。
すると、中腎と生殖腺のできはじめのものには境がなくて連続的であり、しかもその境の付近には血管外に出た赤血球が無数に散在していて、それが原始生殖細胞や生殖腺の細胞に分化、移行していく姿をはっきりと確認することができた。千島と他の研究者との決定的な違いは、標本の作り方の違いにあったのである。
ガンの秘密を解き明かし、医学界から排斥されてしまった革新の生命医学理論『千島学説』
「いつまでもこんなことしてらんないの、わかってる?」
喫茶店の奥まった席で彼女から詰問されて、ぼくはようやくぬるくなったコーヒーに口をつけた。この話題は何度目だろう。ありがちなループに心が安らぐ。しかし彼女はそうではない。ぼくにとってループをいやがるのはいつも女性だった。もしもぼくがヒキコモリだったとしたら、きっと母親が同じような顔をして、その科白を言うのは間違いない。いや、これは個人的な体験に基づいたぼくの思い込みだった。ただ単にぼくが高校生のころ、ひきこもっていたというだけ。
「いいかげん現実をみてよ。おかしいと思わないの? いつまでも学生気分で。同じことを繰り返して」
そのあたりの感覚が、ぼくにはよくわからない。ぼくはループに慣れっこだった。考えてもごらんよ。日々の営みなんてループのようなものだよ。食って、働いて、寝て、ときどき遊んで、挫折して。少なくとも表面上は、そういうことになってる。自分の尻尾を追いかけてくるくるとその場を回る犬みたいにしていたら、いつの間にか別のループに移行してる。それをぼくらは前進と呼ぶんだ。だから慣れなきゃいけない。楽しめるようになったら最高だ。すべてはループ「みたい」なものだよ。
「あなたはきっと、それで満足なのよね。独りで楽しんで。でもわたしは違うの。もう耐えられない」
そう、ぼくは楽しい。ループが楽しくて仕方がない。でも、他のひとは違う。彼らには善いループと悪いループがある。幸福がいつまでも続きますようにと星に願う。そしてわたしを不幸の螺旋に留め置かないでと嗚咽する。でも、ぼくは違う。ロールプレイングゲームのダンジョンにある無限ループの通路を歩いているような気分でいる。正解や幸福なんてとくに重要じゃないんだ。旅が終わらなければ――キミと辛い道程をループできればそれでいいんだ。そうすれば必ずキミも楽しくなるよ。辛いとかかなしいではなくてループそのものが快感になるよ。
「ねえ? ちゃんと考えてよ、将来のこと。ねえ? わたしのこと……てる?」
彼女のか細い声に少し胸が痛んだ。ごめんよ。大丈夫。ぼくだって常識的な生活というのがわからないわけじゃないんだ。そう、楽しかろうといつまでもループしてはいられない。いくらループと言えど永遠じゃないんだ。ぼくらは生身の人間で、あのダンジョンの無限ループを歩きつづけるには脆弱過ぎた。いや、画面の中の彼らにだってできないだろう。やがてアイテムとマジックポイントが尽き回復できなくなり雑魚キャラにやられてループは停止する。ああ、ごめんよ。キミをループを断ち切る雑魚キャラに見立てているわけじゃないんだ。だからループ「みたい」なものなんだ。いずれ別のループに移るのさ。
「はぐらかさないでよ。わたしたちもう終わり? 終わりなのかもね。ううん。わたしは終わらせたい。このダラダラした関係を。一刻も早く」
早口で捲したて、彼女は席から立った。目尻に涙を浮かべてぼくを一瞥したかと思うと、すぐに背を向けて歩きだす。いつものループが音を立てて崩れだす。ちょっと待ってよ。ぼくが叫ぶと、彼女は歩みを速める。ぼくは慌てて彼女を追った。へそくりの二千円札をウェイトレスの手にねじ込むようにして握らせ、ぼくは駆けだした。コーヒー二杯に奮発したことを後悔する間もなく、彼女の背中にぼくは迫る。カランコロンと扉についた鐘が鳴る。彼女の身体のほとんどすべてが外に出ていて、辛うじて店内に残っていた彼女の左手をぼくは右手で握った。
「ひゃ」
と、彼女は素っ頓狂な声をあげたけれど、こちらを振り向くこともしなければ手を振り解きもしなかった。
「え?」
彼女が驚くのと同時に、出し抜けにぼくの背後に誰かが立った。ぼくは振りかえることなく咄嗟に、空いている左手を後ろにむかって素早く伸べた。左手がきゅ、と柔らかい感触に包まれる。よく馴染んだ感触だった。
ひと呼吸おいて、ぼくは顔だけで振り向いた。そこには唖然とした表情の彼女がぼくの左手を握って立っていた。よく見ると彼女の左手はぷっつりとなくなっていて、それはたぶん、ぼくの右手が握っているのだった。しっかりと。彼女が少し左手を動かすと、ぼくの右手が向こうに見える。
おそらく間の抜けた顔をしているであろうぼくは、間の抜けたことを思うのだった。
これがぼくのあたらしいループ。移動したんだ。たぶんこれもループ「みたい」なもので、いつか終わってしまうのかもしれない。けど、どうでもいいんだ、そんなこと。これがぼくの大切なループ。だから大好きだ。ぼくはループが大好きだから。
ぼくは彼女に微笑みかけた。彼女は意味不明と感情を顔に浮かべながら、ひきつった笑みをこちらへ投げた。
「あのー寒いんで閉めてもらえますかー」
ウェイトレスに注意された。でも、ぼくには何も聞こえなかった。頬が熱くなるのがわかった。
ループした。彼女さえいればループできるんだ。
というか、ソーシャル系、マルウェア系が無いね。最近はこっちでない?
でも、気が付くと、最近はそんな記事をあまり見てない気がする。けど、収まったわけではないんだよね?たぶん。
とりあえず、スパムの増加を見るに、ボットネットは相変わらず勢力を拡大してるんだろうな。やっぱあれだろうか、開発環境の整備によるバグ減少とか、ターゲット型への移行により、発覚・話題化の抑制に成功してるって事だろうか。
あと、オフィス系の穴探しが活発化してる所を見ると、やっぱりターゲット先は企業、官公庁なんだろうか。いや、逆に、セキュリティがしっかりしているから表出していると見るべきか。そうなると、最近話題に上がらない家庭向けの方がメインか。しかし、こちらはあらかたシェアを握ったという気もする。ん?ということはある意味、安定期?
いずれにしろ、このボットネットはどうにかしなきゃならんだろうな。しかし、エンドユーザが直接的に不利益をこうむってないのがね。「べつにかまわない」とか言われると困るというか、なんだか、ボット使いとの間の洗脳合戦みたいで、ソーシャルに疲れる。いっそ、プロバイダの利用規約で、ボットの通信が行われていると特定されたら、故意ではないにしろ、一種の不正利用に準じているとみなし、通信の制限を課すとかいう利用規約にしちゃうとかどうだろう。
そうそう、ボットネット関連で最近気になるのは、ルータとかアプライアンス的機器のファームウェアだな。
つい最近もいくつか記事や穴の話があった気がするが、失念。ちゃんと、はてブぐらいはすべきだった。
世の中、こういったネットワーク接続した機器のファームって、どれくらいの人が気にかけてるんだろう。ほとんどいない気がする。ということは、こういった機器、たとえばルータとかって、ものすごくおいしい市場な気がする。反面、そういう機器って負荷がかかったときの安定性とか、実際どこまでの能力があるのかわからん。誰か、実際にクラックして記事にするとかすると面白そうなのにな。
実際、今のところは能力とかハード面で開発環境が整ってないから出てきてない(よね?)だけで、今後、そういった機器が高性能化・汎用化すれば、早晩、ターゲットになるだろうけど、そうなると回収騒ぎとか出るんだろうか、やっぱり。
まぁ、自動アップデートとか、フォールトトレラントとか、ケイタイで経験をつんでそうだから、そこらへんから技術が流れればよいね。ってか、日本でケイタイウィルスが出るのはいつごろになるのかな?
そうそう、日本で遅いといえばフィッシングサイトだよね。eBayとかは結構見掛るのに、日本はほとんど話題になってないね。あ、でも、ヤフオクだけははやってるらしいね。てか、フィッシングサイトじゃなくメールか。なんにしろ、そこそこ儲けちゃってるらしいよね。
あー、そうか、被害者側から見て能動じゃなく、受動的な方が引っかかりやすいのか?日本人は?
そいや、ヤフオク以外のオークションサイトとかはどうなんだろう。やっぱり被害がでてるんかね?その辺の情報知りたいけど、あんまり話題になってない気がする。
いずれにしろ、この手の情報は、海外の事例は見掛るのに、日本の情報があんまり目だってない気がする。見るところがわるいんかな?
と、つらつら書いてみちゃったりする独り言。
だれか、日本のソーシャル系手口の今がわかる所、ボットネットの現状や種類がわかる所、素人も楽しく読める未来のクラック技術、たとえばマルチコアCPUの情報漏えいとか、分散技術のクラックの穴とか、そんな話題のお勧めページ知ってたら教えて。
ドアのベルを軽やかに鳴らして先輩が入ってきた。さて、勝負はここからだ。ぼくは甘ったるいアイスコーヒーを一口飲んで、気を落ちつかせた。
「あ、アイスコーヒーひとつね。どうしたの、今日は。いきなり呼び出したりなんかして」
先輩は店員とぼくに順番に声をかけて、席に着いた。相変わらずせわしない人だ。先輩、といつも呼んでいるけれど、本当は先輩は先輩でもなんでもない。ただ、姉御肌なところとか、面倒見のよさだとかで、ぼくが、部活の先輩みたいだ、といった一言がそのまま定着してしまった。本人は不満らしいけれど、ぴったりなのでしようがない。
「まあ、そんなにあわてないで。コーヒーがくるまで待ちましょうよ。あ、お腹空いてたりしません?」
あわてて妙なことを口走りそうなのはぼくのほうだ。話す内容は何度もシミュレーションしたけれど、やっぱり少し緊張する。すこしでも時間稼ぎをしよう。と思っていたら追加のアイスコーヒーがやってきた。この店、人が少ないのはいいのだけれど、出来合いのアイスコーヒーは美味しくともなんともない。だからぼくは、いつもシロップを目一杯入れるようにしている。
「ほら、アイスコーヒーは来たわよ。お腹は空いてない。で、話って?」
先輩はストローでコーヒーをかき混ぜながらそう一時に言う。しようがない。ぼくはもう一度、アイスコーヒーを飲んで、口を開いた。
「話ってのはあれです。ともちゃんのこと。ほら、先輩って世話好きでしょう?だから、ともちゃんの為にいろいろ画策、いや画策ってのは言い方が悪いかもしれなけど、ともちゃんがうまくいくようにいろいろとしてたってのは判ったんです」
先輩はストローをかき混ぜる手をぴたっと止めて、タバコを取り出した。ぼくは構わずに続ける。
「ここ、禁煙ですよ。それにタバコ止めたんじゃなかったでしたっけ?そうそう、この間の遊園地だってそうでしょう?ずいぶんと手が込んでましたよね。けんじとよう子さんもグルですよね。ぼくもけんじの台詞がなきゃ気付かなかったですけどね。たぶん」
取り出したタバコを一本、手の中で弄びながら話を聞いていた先輩は、いつもそうするようにじっとこちらを見る。実のところ、ぼくはこの視線が苦手だ。だからいつもぼくの方から視線を外すのだけど、今日は先輩が先にそっぽを向いた。ぼくはちょっと不安になる。そんなぼくを尻目に、先輩はこう言う。
「まあね、勘のいい君のことだからそのうち気付くだろうな、とは思ったけどね。ともちゃんに上目遣いで頼まれたら断れないでしょ?気を悪くしないで」
ぼくは心の中でため息をつく。こればっかりは正解して欲しくなかった。
「で、どうするの?」
ぼくは表情を悟られないようにしながら用意していた台詞を口にする。
「どうもこうもないですよ。そりゃあもちろん、ともちゃんがうまくいくこと願ってますよ。ただ、意中の相手がわからない事にはどうにも。相手は誰なんですか?」
視線をそらし気味だった先輩が、またこっちを見る。ただし、今度は驚愕の表情。そしてそのままにやけ顔に移行していく。
「えーと、けんじじゃないですよね。明らかにグルだったし。それだと後は……、」
あわてて言ったぼくに被せるように、先輩が口を開いた。明らかに楽しんでる。
「教えてあーげない。そこまでわかってて、本当にわかんないの?どうしても知りたいっていうのなら、本人に聞いてみれば?ほれほれ」
そういいながら、テーブルの上のぼくの携帯をつつく。ぼくは顔が赤くなるのを自覚しながら、携帯をみるけれど、手が出せない。そうしていると、先輩が唐突にぼくの携帯を取り上げた。あー、短気なのだ。この人は。
「えーい、まどろっこしい。と、と、と、とあれ、君、苗字から入れてるの?じゃあ、のだな。はい」
渡された携帯は、すでに呼び出しをはじめている。ぼくは相手が出ませんように、と願をかけながら呼び出し音を聞いていた。電話は苦手なのだ。
「はい、もしもし」
かわいい声が、スピーカーの向こうから聞こえた。
「あのー、えーと、今時間ある?」
時間がないって言ってくれ。なんて、我ながら往生際が悪い。残念ながら、時間はあるらしい。ぼくはしどろもどろになりながら、これまでの経緯を説明する。先輩はにやけ顔のまま両肘をついてあごを支えている。少し嫌いになりそうだ。
「それで、相手が誰か教えてくれないかなーなんて。もちろん応援するよ」
しばしの沈黙。あー、地雷を踏んだかな。これだから電話は嫌いなのだ。先輩はもちろん先ほどの体勢のまま。ぼくはちらっとそちらを見て、すぐに視線をそらす。
「本当にわからないんですか?」
イエス。本当にわからない。
「本当に応援してくれます?」
イエス。応援しよう。不本意ではあるけれど。彼女はその質問のあとにもう一度沈黙をはさんで、ぼくには理解できない一言を放った。ぼくはもう一度聞き返す。先輩は今にも吹きだしそうだ。
たぶんぼくは呆けた顔をしていたのだろう。先輩はグラスに汗をかいたアイスコーヒーを飲みながらこう言った。
「まあ、うまくやんなさい」