2024-11-07

所得リベラル増田感覚

増田保守層から蛇蝎の如く嫌われている高所得層のリベラルだ。増田年収が900万円ほどで、配偶者は850万ほど。共に年齢は40前後大金持ちではないが、一般的な水準に照らすと余裕を持って暮らしていると言えるだろう。そんな増田だが、選挙では基本的共産場合によって戦略的に立民に入れている。アメリカ大統領選挙では、選挙権がないながらもハリス応援して選挙速報を見守っていた。

増田が何を求めてリベラル政治家推しているのか。それは、富の公正な再分配、弱者へも開かれた医療教育などであるリベラル貧困層無視すると言われがちだが、少なくとも増田経済音痴なりに気にしている。ただ、その際の重点は日本が稼ぐこと(これもむろん大事だが)というより、豊かなものから貧しいものへの再分配が適切になされ、貧しい者たちの負担が軽減されることにある。自分がそれなりに高所得者層なのだから増田の望む社会になったら結果的自分自身の税負担は増えるかもしれない。ただ、それで貧しい人々の医療への負担が減ったり、生活保護が豊かになったり、税負担が減ったりするなら、その方がいいと思っている。今でもさまざまな募金自発的にしているわけで、それが税制度を介して勝手に行われるようになるだけだ。

貧困と並んで、ジェンダー障害なども気にしている。増田自身は女で、差別経験があるが、とはいえ学歴もあるし、富豪ではないにしても日本国内ではそれなりに上澄みにあたる社会的地位だと思うので、いざとなれば自分のことはどうとでもできる。けれど、そうでない女性がたくさんいることはわかっているし、彼女たちが男性と同程度に教育の機会を得られ、就職して生活していけるようになって欲しいと思っているし、そのために自分負担が生じるなら喜んで引き受ける気である障害についても、増田自身は健常者だが同様の考え方だ。

全員がそうかはわからないが、増田の周りを見る限り、高所得リベラル(と言っても年収1000万前後くらいで、億万長者のような知り合いはいない)はおおむね自分は今よりも身銭を切って構わないから、貧困層社会弱者生活保障して欲しいと考えている。増田もそのうちの一人というわけだ。

選挙のたびに絶望的な気持ちになるが、保守派政治家が多数を占めたところで、身分が安定しているので、余程のことがなければ増田自身が著しく不利益を被ることはないだろう。増田の親も反安倍リベラルだったが、支持しない安倍政権のもとで経済的には潤ったと言っていた。自分も似た立ち位置だと思う。絶望しているのは、自分のことというより、貧困層社会弱者ますます暮らしにくい世界になるのではないかと怯えているからだ。各種NGO募金はするが、国が動くのに比べて個人募金なんてたかが知れている。

ここで語られるリベラルも、Xで揶揄されるリベラルも、増田感覚とは随分と食い違うものが多いので、言語化したくなった。特に違いを感じるのは、貧困対策を重視しているつもりだという点と、自分自身が得をすると思ってリベラル政治家推しているわけではないという点だろうか。正直なところ、個人利益を追求するならリベラルである必要はないと感じる。よく言われる「正義」や「正しさ」というのも、あまりピンと来ていない。敢えて言うなら、ただ単に功利主義的に最大多数の最大幸福を求めているだけという感覚だ。強い熱意もなく淡々としている。

  • 増田の年収が900万円ほどで、配偶者は850万ほど。 気を使ってあえてちょっぴり年収低くしてんのか配偶者 ってくらいの差だな

  • 高所得かどうかはわからないが独身増田年収900万似た感じ。 そこまで募金はしてない。去年は1万、今年は0のでちょっと恥ずかしい

  • 高所得者いじめの共産に入れてるの草

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