2024-08-15

戦隊ものプリキュアキャラクターソーセージが消えた

題名の通り。去年までは両方とも発売されていたけど、今年になって消えた。

以下要因を邪推

原材料費の高騰

戦隊ものソーセージ畜肉プリキュアソーセージは魚が主な原材料となっている。で、昨今の円安世界情勢の混乱により、原材料となる魚製品畜肉などの価格が値上がりした。

一方でこの手の商品子供向けである以上大幅な価格転嫁ができず、結果として利ザヤが減ってしまった。

そもそもこの手の商品版権料とかの問題もあるのでもともと利ザヤが少なそうに見えるが、資源高でさらに減ってしま製造する企業にとって旨味がなくなった。

水産庁の資料(図表1-8 食料品の消費者物価指数の推移)を見る限り2020年以降原材料となる魚介類や肉類の価格が一気に高騰している。

両方ともコンテンツの売上が減少傾向にある

バンダイが発表している数値によると、2023年時点での年間売り上げ(国内トイホビー)は

となっている(参照)。翌年の売り上げ見込みは微増しているが、全体的にはそこまで高くない。

参考までに10年前(2013年)の売上を見ると(参照)、戦隊シリーズは96億、プリキュアシリーズ106億円であった。

少子化とか娯楽の多様化とか放送時間変更とかいろいろな要因があるのだろう。ただ、これらのシリーズ商品の大部分を出しているバンダイの売り上げが減っているということは、他社が販売する関連グッズの売れ行きも鈍りがちになっているということはなんとなく想像はつく。

当然そこにはソーセージも含まれるわけで。結果として高い版権料を払ってIPを取得しても売り上げが…という事態になりかねない。当然会社にとっては旨味がない。

(※なぜ「IP売上高」の数値を比較しないのかといえば、戦隊シリーズのそれにはバンダイ海外販売する『パワーレンジャー(※海外向けにローカライズされた戦隊シリーズ)』の売上が含まれいるからだ。

 それだけなら何の問題もないような気がするが、パワーレンジャーおもちゃ販売権?が数年前にバンダイからハズブロ譲渡されたのだ。結果として一部を除いた海外での売り上げがごそっと抜けてしまった。そういう事情理解せずにその前後で数値を比較をするのは不適切。)

おまけの中身の問題

この手のソーセージにはおまけが欠かせない。昔はキン消しみたいなミニモデルが同封されていたりもしたが、戦隊シリーズ場合雪印からプリマハム版権うつった2002年ミニモデルからカードに移行している。プリキュアは基本シールである

で、これらの商品は同作品のほかのおもちゃなどと連動することはない。少なくとも戦隊ものだとカードを使って云々…というのはあんまりないわけだし(直近だとゴセイジャーとか?)。

最近だとおもちゃはもとより、インターネット経由の廉価なのにリッチリッチハイカー教授な中身のアプリ類も子供の周りにあふれている時代である。そんな時代にただのカードシールをおまけにつけても、目が肥えた子供がどの程度欲しがるかは未知数である

そう考えると、アーケードゲームガンバレジェンズ』で使えるカードを同封している仮面ライダーソーセージはおまけの中身としては優秀なのかもしれない。9月から始まる『仮面ライダーガウ』のは出るかどうかは知らないが。

そもそも美味しくない

幼稚園のころからキャラクターもの=まずい」という認識だった自分偏見ですが一応。まあ自分は舌が肥えたクソガキだっただけなので敷衍することはできないよなぁ…

  • 番組の制作費とかグッズの制作費とかバンダイの人件費とかかかるのに50億や60億で採算取れてるんやろか。

  • キャラモノの食べ物って美味しくないよな。ポケモンパン以外で思い出に残ってるキャラモノは食べ物ないわ。

  • ガキの舌にギョニソはきびい

  • ピクミンの形に成形・着色したカマボコとかソーセージって売れそうだけどなあ。

  • 美味しくない、ではなく ・ガキの舌ではわからない ・食品の選択肢が増えて、菓子類などに流れるようになった でしょ。

  • 食べたことないけどバンダイの版権ゲーのせいでキャラクターものには微妙なイメージ持ってる

  • おっさんたちがいろいろと分析しているけど、 そもそも「子供がいなくなっている」ことに気づかないのか? 30年前と比べて劇的に減っているんだぞ アニメも子供向けが減って、ジジイ...

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