2024-05-24

20歳中途採用のおじさん(40〜50)に奢ってた話

10年前、20歳だったが「先輩が奢る」ってマイルールに則り

中途で入ってきたおっさん(40-50くらい)に奢ってた。

中肉で背が170〜180くらいで、目はぱっちりしていて、いつもキョトンとした顔をしている人だった。


波平みたいな髪型で、顔と頭がいつもテカテカしていた。未経験サービス業転職したとのことだった。

その年齢で異業種転向する気概がすごいと思った。

理屈っぽいが丁寧な方だなと思った。

なんとなく、男社会はいじめられそうな人だなと思った。


私は当時言い寄られることが多かったので、自分の振る舞いに気をつけようと思った。



過疎地で、近くにコンビニスーパーはない。食堂はあるが、わかりにくい場所にある。

私が前の先輩にそうしてもらったように、私から昼ごはん一緒にいきますか?」と誘った。

※私と中途おっさんけが社員で他はバイトしかいない



それから5日かけて、昼休み1時間範囲内の食堂を紹介した。

最初こそ「(奢ってくれて)ありがとうございます」って言ってくれた。

が、

2回目以降は言わなくなった。食事代が経費で落ちると思われた…?

私が「仕事は慣れましたか?」と聞くと、既に業務上武勇伝ができたらしく、この業界ではこうすることが大事で〜、このやり方でやるのは古い、等と語っていた。

自信があるのはいいことだ。



1時間いっぱい話聞いてるの辛いのと、お財布も気になってきたので、

6日目の昼休みは声をかけなかった。

休みになると中途のおじさんはソワソワしてこっちを見て、私に声をかけられるのを待っていた。

私は中途おじさんと目を合わせないように事務所を出るつもりだったが、私が立ち上がるのに合わせて中途おじさんが着いてきた。

非常に心苦しかったが、「ァ…、今日は私だけで食べにいきますんで。すいません。」と、振り返りざまに言った。

中途おじさんは一瞬だけ戸惑ってたような気がするが、「あ、そうですか」とあっさりしたものだった。

罪悪感もあり、すごい申し訳なかったが、さすがに40代か。大人安心した。




2週間ほど経ち、飲み会があった。

食事代は会社から出る。が、タクシー代は私が全部出した。

バイトちゃん1「○○さんありがとうございます♪」

バイトちゃん2「ありがとうございます〜♪」

バイトちゃん3「ありがとうございます♪」

中途おじさん「あ、ありがとうございます

タクシー代がけっこう高かったのと、

中途おじさんが先日、バイトちゃん達に自分の持ち物を自慢していたのを思い出して、ちょっとイラっとした。

中途おじさんは趣味カメラを持ち歩いていて、バイトちゃんに「高いですね〜!」と言われてドヤ顔していた。



中途おじさん以外全員20代女性だったので、みんなノースリーブワンピースなど、好きな格好をしていた。私もノースリーブだった。


すると中途おじさんが肩に手をまわしてきて

ペタ・・・と触れてきた。

手が冷たくて湿ってる。粘度を感じる。カエルを触った時と同じ感触だ。と思った瞬間に、中途おじさんはサッと手を引っ込めた。


どうすればいいのかわからない。これくらい普通だと言われたらそれまでだ。

逆ギレされるかもしれない。

肩くらいで自意識過剰だと思われたら恥ずかしい。

色んな気持ちがあったが「この世代のオッさんだから悪気はないだろうな…」と飲み込んで、カーディガン羽織った。



そのあと、自分Twitterアカウントを全員に教えてまわっていたり(一人称イラアカウント名がひろっち(仮))

私と私の彼氏と中途おじさんで3人でデートしたり、

事務所のど真ん中で私と中途おじさんで大声で喧嘩したり、

中途おじさんが他の男性社員に傘を買ってもらったり、

他の支店40代女性社員と付き合って別れたり、

いろいろあったが2、3年くらいで中途おじさんは辞めたらしい。



その後、SNSで見かけたが

この業界ベテランです!といって新人アドバイスリプライして回るおじさんになっていた。…。

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