・地頭至上主義ではなく、結局暗記が重要であるという現実から目をそらさせない
・学習まんがをアホみたいに買い与える
・これを4年生までにやっておく
ちょっと細かく言うと、
まず子供を勉強する気にさせないと話にならないので、勉強する目的をハッキリさせる。
親の「ウチの子供がこんなだったらカッコイイゼ」というイメージではなく、子供の「こういう学校に通ったらカッコイイぜ」でもなく、子供が通って人生がいい方向に導かれそうな学校を探す。
偏差値の高い学校にとりあえず入れておけばいいは最大公約数的な正解なので、まずは子供と相性のいい学校探しをする。
これが出来てない状態でスタートすると、子供のモチベーションがいつまでも上がらないので厳しい。
まあ中学受験組は元々頭がよくて「学校の勉強アホらしすぎワロタwww教師も馬鹿ばっかな中で俺だけ頭がいいから虐められてて草wwww」みたいな状態の子も多いから、「じゃあ馬鹿が少なそうな学校に行こうか」でモチベあげときゃいいことは多いんだがな。
暗記最重要はマジのガチなんだが、なまじ地頭がよくて学校の授業楽勝な子供はこの辺舐めてることが多い。
小学校のテストは暗記出来なかった子を救い上げるために問題文にヒントもりもりな事があったりして、地頭があるとそれだけ拾ってれば落第回避余裕なので暗記舐めてることがある。
暗記しないと話にならない状況を浴びせてショック療法叩き込まないとスタートラインに立てない状況がままあるので、ここはなんとかしたい。
まあ歴史系の暗記ゲーをやらせて現実分からせるのが早いっちゃ早いが。
逆に暗記に偏って頭使うの慣れてない子の場合は、とりあえず放置でいい。
地頭ゲーと認識するより暗記ゲーと認識してたほうが圧倒的に有利なので、変に地頭を鍛える方向に意識を向かわせるより、暗記で全部押し切る方向を目指させよう。
暗記ゲーと言っても子供に「とにかく覚えろ」と言っても中々やれるもんじゃない。
そこで学習まんがを買って読ませる。
まんがに出てきた内容が全部頭に入らなくても、イメージぐらいは頭の片隅に残る。
たとえば、コロンブスがどっち周りでアメリカに行ったのかなんて、文字で読むより絵で見るほうが分かりやすいし、なんでそうしたのかは漫画で読んだほうが分かりやすい。
基礎の基礎に対してなんのイメージも持ってない状態での暗記ほど苦痛なものはないので、まずは基礎イメージを固めてもらうためにひたすら漫画を読ませる。
くだらんギャグが出てくるのから人間模様が激しいもの、受験に出てこないような細かい所まで踏み込む作品、とにかく駆け足で進むものまで色々ある。
どう選べばいいのか?答はシンプル。たくさん買え。
漫画10冊で1万円、100冊でも10万円。
塾の特別講習の値段と、学習に得られる効果を考えれば、まずは漫画を揃えるべきなのは明白だ。
早めに買っておいて子供が適当なタイミングで読んでくれることを願おう。
字をキレイに書くスキルについては、そもそも最初から出来てる子は問題ない。
早生まれで発育不十分なまま勉強ばかり先に進んだ子とかが、「字なんて読めればよくね?」で完全に舐めてるパターンがあったりするからその場合だけ鍛えておく。
キレイな字を書くのが早ければ早いほど問題を解く時間に余裕が出るので出来たほうが絶対にいい。
途中式を振り返ってみて自分で読めないとかになると添削にも時間がかかる。
字の書き方については、もしも身についてなかった場合は学校の教科書は投げ捨てた方がいい。合ってなかったということだから。
最初に大枠を説明せずに「あ~ん」までの書き方をいちいち丁寧に教えてひたすらなぞらせるタイプの教科書とかは、地頭がいい子には苦痛だろうからマジで投げ捨てた方がいい。
理論的にしろ感覚的にしろ、永字八法みたいな所からスタートするようなタイプの方があってる。
「受験には高度な戦略が必要になる!」みたいに言われることは多いが、むしろこういった地道で基礎的な所を固める方が大事だと思う。
4年生までって書いたけど、正直いつから始めても遅くはないよ。