2024-01-10

何で今こんなに文春が嫌いなのか

正直数年前から嫌いだが最近もっと嫌いだ

もっと昔は別に週刊誌ゴシップ別に嫌いではなかった

スキャンダルは起こしたほうが悪いし隙を見せたほうが悪い面はある

 

最近嫌いになったのは、そもそも芸能界自体衰退産業からだろうと思う

有能な人間が群雄跋扈する時代、刺すか刺されるかみたいなシーンでは場ではそういうスキャンダル叩きもありなんだが

それほど憧れられる存在でもなくなり、各ポジションが「まあこの人しか居ないかなみたいな」というような、人材の需給バランスが安定した時には

そういうスキャンダルは非常に邪魔しかない

 

これに似たことがあったなと思ったが、第一安倍内閣の頃だ

メディア大臣を叩けるネタを躍起になって探した

もちろん汚職違法なことであればすげ替えるべきだが、当時はくだらない理由でもメディアが大々的に取り上げ炎上していた

そうすると、政策がどうかではなくその人の人間性がどうか、あるいはその人の行動が完璧だったかどうかに焦点がずれるわけだ

これは非常にもどかしかった

 

特にここ数年は芸能人にも政治家並みのコンプラ意識が求められるように成り

今や芸人ですら清廉潔白でないと生き残れないという奇妙な時代突入した

原因は高齢化SNSの登場だ、昔は皆が週刊誌を買うわけではなかったし皆がワイドショーを見ているわけではなかったので

スキャンダルに対して「気にしない」ができたわけだが

ここ数年はバズによって一気に全員が知ることになった

結果、一定割合の人が発狂スポンサーに問い合わせするため、結果芸能人炎上したら負けの戦いを強いられるようになった

 

こんな状況だからますます政治家に成りたい人が居ないのと同様に、芸能人に成りたい人も、どうなんだろうね

それよりYoutuberに成りたい人のほうが多いのでは?と体感では思っていて

それに加えてテレビは衰退してるし若者も減るし、もう死を待つだけだね

というところに出てきたのが文春なんだ

 

やってることは昔のフライデーと大差ないんだけど、やっぱり「今」ってのがでかい

週刊誌芸能界は持ちつ持たれつでやってきた、1990年頃のFF戦争時代には、写真週刊誌市場は600万部/四半期あった

今はなんと全部合わせて100万部を切っている

15年前からずっと苦しいと言われていたのが、更に苦しくなっていて

 

BBCジャニーズを取り上げた段階でもう終わっていたのかもしれない

今の芸能界が入れ替わったら、今度こそ写真週刊誌の客はついてこない

本当は次はガーシーの時代だったんだろうと思う、第二第三のガーシーは出てくるんだろう

 

から今の文春の流れは、沈みゆく船で誰かを殴ってるような、「どうせ死ぬなら最後に殴っとくか」みたいなノリを感じる

映画だとこういうシーンで「なんだこいつ」ってなると思うが、俺は今そういう心境なんだろうと思う

 

____

 

参考:

雑誌王者文芸春秋』ついに20万部割れ週刊誌ジリ貧

https://www.sankei.com/article/20231224-AFQCTVQYHBNNDFX6CMBIJQXMCE/

 

週刊文春』 20万8418

週刊現代』 12万5869

週刊新潮』 12万2781

週刊ポスト』 11万7835

週刊プレイボーイ』 6万9205

週刊大衆』 6万8150

『AERA』 3万4570

 

半期で20.8万部、1年で41万部だとすると、年間売上は約2億円であり、もうお小遣い程度である

やはり文春は結構からワイドショーなどに動画ネタを売ってるらしく

実質そういう下請けというか、そういうものになっているようだ

というわけでどのくらい儲かってるかはまるで分からないが、収益源が明らかに雑誌ではなくなっているのは確かだろう

なんと電子版の方が儲かっているまである

うそういう時代なのか

  • なんだこいつ

  • 昔から知ってたけど黙ってたことを金稼ぎのために告発側に回ってゲロるのやってることガーシーとおんなじなんよな

  • まあわかる 別に誰からも責められる理由がない秘密をあばきたてて、あばきたてることで状況を破壊するタイプの報道は反吐がでる アウティングの概念はもっと世間に浸透するべき

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