2023-11-05

なんかこないだ「氷河期世代バブル恩恵を受けてないなんて嘘つくなお前らだって学生の時はバブルだろいい加減にしろ!Z世代もっともっとひどいぞ!」みたいなのをついったーで見て

うーん俺ってバブル恩恵受けたことあったっけ?ってよく思い出してみた

まず食事において飢えることはなかった。団塊団塊ジュニアの最もでかい違いは団塊結構割合で「幼児から少年時代にかけての深刻な飢え」を体験していること。団塊さらに親世代戦争で戦ってる世代なので、田舎地主でもやってないかぎりひもじい思いは体験してる。都会で不動産結構持ってる程度では本人も家族も金があっても食い物がないなあなんてことはあったようだ。氷河期世代の俺はその点ひもじくて泣くようなことはなかった。小学校の友人だと「家に誰もいないので火を使うのを禁止されている関係上食い物はあるが食えないおなかすいた悲しいお前の家のみかん食わせろ」なんてことはあったが俺は鍵っ子経験なので。俺が飢えたのは就職手取り15万で親に5万仕送りしてたとき人生で一番やばかった。2001年ぐらいである。そのタイミングで親無職になってんだもんなあ。俺の稼ぎがあと1万2万少なかったら親が立ち直るまで金が持たなくて本当に死んでた可能性がある。

バブルっぽいたくさん食べ物お金を使えたなという記憶はない。マクドナルドハンバーガー60円台で購入できて大量購入して差し入れに使ったり、牛丼の並が安かったりというような思い出の方が強いな。あ、でも中学生高校生の時にフレンチとかイタリアン厨房で皿洗いするバイトはなかなか高給がもらえたぞ。大学生になったとき家庭教師ほどではなかったけど。

世代に金があったか旅行に行ったり留学にいったりしてたんだろう贅沢ものめとかいう話も出てたな。旅行、数えるぐらいしか行ったことない。いわゆる修学旅行を除き、泊りの旅行高校生の時にスキーがたぶん3回ぐらい。親の知人に景気良い人がいてそこの家庭が別荘借りるから便乗とかいう感じなので安くあげた感じであって贅沢旅行という感じは当時もなかった。あとは大学の時にバイトして部活合宿という名前旅行3回。そんなもんだ。小学校低学年までは日帰りで遊園地動物園は年4~5回行ってたと思う。遊興に潤沢にお金を使えたという範囲に下の世代から見ると見えるんだろうか?

団塊世代の親が団塊ジュニアの俺たちに何を重点的に金を使っていたかというと受験対策である受験戦争と呼ばれた。努力して同世代を蹴落とし、よい大学に入りさえすればバブル期にぶいぶい言わせた奴らのような素晴らしい未来が開けていると思われていたのであるバブル崩壊してもしばらくしたらまた戦後復興みたいな好景気がすぐ来るとみんなが思っていた。団塊庶民が持ってた金銭の余裕は団塊ジュニアに軍拡競争のごとき教養を身につけさせるために浪費されるかバブル崩壊で低下した資産に吸い込まれ、贅沢をした者はそんなに多くはなかったのだ。

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