2022-07-09

安倍さん世界平和に貢献していたというただ一点のみで偉大な世界

安倍さん訃報ニュースが飛び交っている。あまりみたくないニュースだ。酒でも飲んで忘れたいとも思う。でも生活をしていたら見ずにはいられないから、ある程度自分の中で安倍さんに対しての考えていることを文章にしておきたいと思う。これはメンタルを安定させたいがための行為である

グローバリズム」の最大の擁護者であったのが安倍晋三であったことは皆さんもご存じのことかと思う。グローバリズム国内および国際的格差助長し、むしろ資本主義健全な発展に資するものではないと批判されるものであった。国際的自由ではなく、国内国民第一に守ろうというのが世界の潮流であった。とにもかくにも批判され、時代遅れの、周回遅れであるグローバリズム」を馬鹿の一つ覚えのように推し進めていたのが安倍さんであった。野党時代にはTPPを反対していたのに与党になったらTPPを推進しまくってアメリカ離脱しても条約を成立させたのが安倍政権であった。FTAを各国と結ぶことは単純な善であるとして成果と喜んでいたのが安倍政権、乃至その路線継承する自民党政権であった。この鄙びた、古く、異臭さえただようグローバリズムを無邪気にも支持していた。だがそんな打ち捨てられた、惨めな、正しくないグローバリズムにも、利点があった。脆弱な、強力でない、不安定な、ただ一つの利点があった。それは。

グローバリズム世界平和に資するということである

経済的結びつきが戦争を抑止するという話は第二次世界大戦から注目された。古い話であった。WW2の反省をもとに生まれたのが現在EU前身であるECだった。この取り組みはある程度機能した。なにせ、ドイツフランスイギリススペインが何十年も戦争をしていない。こんなことはヨーロッパではありえなかった。民主主義国家であって、経済的結びつきがあり、適切な安全保障がなされていえば世界平和は実現できるのだと皆が夢想した。それは夢だった。どれだけ経済的結びつきがあろうと、独裁国家であれば個人の考えで戦争を起こせてしまうというのは当たり前のことだった。それでもWW2の敗戦国であるドイツ日本グローバリズム推し進めた。

反省をしていたからだ。戦争の。

戦争で負けたものしかからない教訓というものがあった。それは孤立してはならない、ということだった。自国利益差し出してもつながりは維持すべきものだと学んでいた。安倍さんは色々な人と「友達」になるのが得意だった。「友達」に利益誘導するのが得意だった。それは癒着、腐敗、法の軽視、人治主義であった。

だが孤立してはいなかった。

その方向は世界平和をいつでも向いていた。

そうしたかったらそうしたのかは知らないが、安倍さん世界平和に貢献していた。

世界リーダーだった。

日本の偉大なリーダーだったかは分からないが、世界の偉大なリーダーだった。

安らかに眠ってほしい。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん