2021-03-21

多様性大事」と叫ぶ同僚が私立中受験させるらしい

普段から日本には多様性が足りない」とか「LGBTQの受容が足りない」とダイバーシティーあふれる台詞を好んで使う女性人事部の同僚と

最近ランチに行ったところ、どうやら子供中学受験させることを考えているそうでなんでも都内私立女子校に通わせたいそうだ。

理由を聞くと「一緒に学ぶ生徒のレベルが高いかおかしな方向に進まないはず、公立中学なんて変な生徒がいっぱいいるし」と言っていたのだがそこに違和感偽善性を感じた。

自分の子供をよい教育環境で育てたいという気持ちもっともだが

普段から多様性だのダイバーシティーだのLGBTQだの声高に叫び人々に倫理性を問うている人が

自分の子供には本物の多様性性別の異なる人の交わる公立の共学中学に通わせず

均質性の高い一つの性別しかない学費の高い私立学校に通わせるというのはあまり偽善的だと感じる。

自身公立中高を経て東大卒業した身だけど、公立中学というのは学者の息子もヤクザの息子も発達障害ゲイっぽい男子も男勝りの女子中国人ポルトガル人もごちゃまぜで学び運動合唱喧嘩

そしてそこからおそらく一生交わることのない世間へそれぞれ旅立っていく環境なわけで、僕はあそここそが多様性のかたまりであり、多様性の良さも悪さも本質も詰まっている環境だと思うし、割と好きだった。

しかし、そのような真の「多様性(縦の多様性と誰かは呼んでいた)」から自分の子供を守る一方で、綺麗にコーティングされたリベラルな「多様性(横の多様性)」だけを享受させたいという態度はあまり偽善的だと感じる。

「LGBTQを受容しよう」と叫びながら、自分の子供は一つの性別しか存在しない学校(これって前時代的では?)で学ばせる。

そんなのは男女平等叫び人々を糾弾する一方でデートでは男性に多く出させる自称フェミニストと同じだし、そんな人はフェミニスト自称する資格はない。

公立中学動物園だと呼ぶのは結構だが、一生「多様性大事にしよう」などと同じ口で叫ばないでほしい。

ダイバーシティー大事だと皆に押し付けるなら子供にも真のダイバーシティーを味わわせるべきだし、

男女平等大事だと声高に叫ぶなら女性だろうが自分の身銭も平等に切るべきだ。

人権問題に熱心な企業なら自分たちの権益にも関わる真の重大な人権侵害にも声を上げるべきだ。

自分の身は守りつつ他者のみを啓蒙倫理的な高みにあろうとする高貴な方々が僕は本当に嫌いだ。

これも僕が公立中学出身からなのかもしれない。

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