たくさんのVtuberが増えてきて、色々と見る機会も増えてきたけど、やっぱり人気の差は色々と理由があるなと思う部分が多い。
そこで自分なりに人気や特徴の有無について個人的な雑感を書いてみた。
この説明をするにあたってVtuberを「中の人が判明しているVtuber」と「中の人がわからないVtuber」、この2種類に分ける。
(実在するVtuberや中の人の名前を出すと荒れるので出しません)
「有名人」が2Dモデリングなどを使って姿を替えて配信している、中の人がこのVtuberをやりますor企業がこの人をVtuberとして採用しますと公表して配信しているパターン
(企業系Vtuberはにじさんじやホロライブといったものではなく、一般的な会社がVtuberを宣伝活動などの一環としてやるものと定義する)
前者は「有名人」を見に来ているのであってVtuberを見に来ているわけではないのでVtuberとしての人気というよりは中の人の人気によって人が集まる状況が多い。
顔を出して活動をしている場合、Vtuberとしてのモデリングも本人をアニメ化したようなデザインになることが多く、結局2~3回使って終わってしまう事がある。
絵師や作家などの有名だが顔出す機会があまりない人はモデリングが理想のキャラor自分のイメージを可愛くデザインしたキャラといった感じになるため、本人が顔を出すよりも受け入れられやすく人気を得やすい傾向がある。
後者は中の人が基本的に芸能関係にいることが多く、そっちもやりながらVtuberもやりますという二足のわらじ状態、この状態で人気が出ているVtuberはほとんど見たことがない。
理由は中の人のイメージを保ちながらやらなきゃいけない、プライベートなことを簡単に話せない、中の人のスケジュール次第で全く配信がなくなる、企業がやる場合は企業のイメージにも縛られる等、制限が多すぎるのである。
この状態でVtuberの活動をしても無難なトークや企業側の都合に振り回されてしまう為、たとえキャラが可愛くても面白さはそこまで得られない。
上記のような理由から企業系Vtuberで「新人声優や新人アイドル等」を起用した中の人がわかるVtuberの継続的な活動は大半が失敗している。
(大人気声優や大人気アイドルなどがやるVtuberはそもそも期間限定の案件がほとんど、これをVtuberの人気と捉えるのはちょっと違うのかなと感じる。)
2.中の人がわからないVtuber(顔バレ程度のVtuberもこちらに入る)
Vtuberとして中の人を出さずに活動している、企業系Vtuberでも中の人がわからない場合パターン
前者はホロライブやにじさんじといったいわゆるメインの活動がVtuber、もしくは本業が芸能活動などをしておらずあくまで一般人として学業や仕事をしているパターン
人気が出ているVtuberはこのタイプが多く、キャラを作って活動しつつも自分のプライベートな部分や過激な会話をある程度自由に行うことができるため、そこからくる面白さや可愛さでファンの心を掴みやすい。
人気を得るにはこのパターンが一番得やすいと思うが、この手のVtuberは既に飽和状態であり、個人が新規のファンを獲得することや、今から始めて人気を得ることは非常に困難な道のりである。
後者は読んで字の通りだが、企業等がVtuberを宣伝の目的で始める場合、中の人は社員ですというパターンが多い、もちろん社員なので個人情報などはほぼ伏せられている。
あくまで宣伝活動の一環として行っているため、面白さや楽しさと言った部分では前者に劣ってしまうが、歌がうまい、リアクションが面白いといった部分で一部の動画で再生数が伸びることがある。
宣伝目的なので儲けや利益などはある程度度外視されていることが多く、再生数自体はそれほど気にせず活動しているVtuberが多い。
正直、既に飽和状態で現状も今いるファンの奪い合いにしかなっていないと思うが、もし今から始めようと思う人や企業はこのあたりを考えて活動するのがいいと思う。
何事にも「今から始めるには遅い」って言う人湧くよな もう上がり切ったと思った株が後から見ればまだ上がり始めなんてことよくあるし 長い目で見たらVtuberなんてまだ黎明期かもしれ...