過激な言論が注目されがちなフェミニスト界隈だけど、一枚岩ではないので本当に色んな人がいる。
十把一絡げに「フェミニストはこう!」と扱うにはあまりにも幅が出てきたので、ちょいとどんな人がいるのかまとめてみた。
・単純に理不尽が嫌な人
基本的にこのタイプが一番多い。「人間性や能力ではなく、女性というだけでまず足切りされる」といったような事に理不尽を感じ、「嫌だね、変えていきたいね」という感じの人達だ。
男性だったとしても、「もし逆だったら」という仮定や家事業などの女性優位の世界での差別から、「能力ではなく性別で足切りされる」という問題を捉えることができる。
フェミニストであるという自覚すらない人もいるので数が多いが、普通の考え方という認識をしているのであまり声がデカくない。
例としては「リベラリズムをやるからには、自由について考えなければならない。性別などよって自由が制限されるのはどうなんだ。」
という感じで思想としてフェミニズムの領域も扱う、学者タイプの人だ。
正義>善のリベラリストや、正義<善のコミュニタリアリストなど、当然スタンスの違いが存在するので彼ら自体仲がいいわけではない。
・ひどい被害を受けすぎて憎しみだけになった人
完全に被害者の人で、運や環境が最悪すぎてとにかく悪い男性に当たり続けた結果、「男性像」がそういう酷い人で固定されてしまい、男性を憎み倒している人だ。
男性のありとあらゆる行動が加虐に転じる生活をしてきたので、男性の言うことを信用できるわけがない。不幸すぎるとしか言いようがない。理不尽の極みである。
・正義感に溺れちゃった人
ラディカルで目立つタイプだ。
思想の実践の中、正義の行使と自己補完を繰り返して過激派になった人で、ラディカルなタイプの中では一番多い。
明らかに議論、批判不足のまま突っ走って思想を完成させてしまっており、枝葉末節にとらわれている人が多い。ソクラテスのおっちゃんが言うとったけど具体例は本質ではないんよ。
・偏見の補完として使っている人
これもまたラディカルで目立つタイプだ。
「生理的嫌悪感になんとか理由をつけたい」という感じで、目立つタイプの中ではまあまあ数が多い。
「オタクキモい」とか「最近の若いやつは…」みたいな言いたくてもちょっと言いづらい思想を持ってるところにこれまた便利な正義が舞い降りたという感じだ。
どれだけしっかり反証されても「キモw」とか「進んでいない」で片付けるので、フェミニズムを通して平等をやりたいというよりは、単純に偏見持ちが便利な道具として使っているという感じ。
「アクセサリー似合ってないっすね」とか「付け方間違ってますよ」と言うとプライドがズッタズタになるのでめちゃくちゃにキレてダルい。
善にしろ悪にしろ中身がなさすぎるのでこれ以上書くことがない。