高校の頃までオタクだったが、大学デビューのためにオタクをやめた。
いや、いきなり漫画もアニメもpixivも同人も全て封印するのは無理だったので、漫画も今まで好きだったものは読んでいいが新規開拓はしない、グッズ・同人誌は買わない。
pixivは見るだけで投稿は絶対しない、ぐらいの緩さから入った。
オタク的な感性を矯正するために、流行りの歌を聞き、それまで好きだったアニソン・ボカロ曲などは今まで好きだったもの以外は一切聴かないことに決めた。
アニメを見るのはやめ、代わりにバラエティーと音楽番組と月9を視聴する。(バラエティー禁止の家庭で育ったのでバラエティーを見る感性が備わっておらず本当に苦痛だった)
芸能人の名前を暗記し、着る服や化粧品の選定は全て友人と恋人と店員の感性に任せ一切私の趣味を挟まない。
赤文字雑誌を最低でも3か月に一度は購入し熟読する。
オタク以外と仲良くすることに努め、今まで仲良くしてきたオタクの友人の前以外ではオタクであることを隠す。オタクとしてオタクと積極的に仲良くするのは避ける。
二次元しか愛せないとか言わずに付き合えそうな男がいたら付き合って好きになる努力をする。
オタク以外の人間から何か新しい趣味を紹介されたらとりあえず挑戦する。オタク以外の趣味を見つけるためだ。このルールのせいで全く興味のない恋愛映画を相当数見たし、変な場所へも旅行に行った。興味もないスポーツの試合を見に行ったりもした。クソまずいハーブティーを出すカフェを巡ったり、信じてもいない占いを信じる努力をしてみたり、お菓子を作ってみたり、料理に凝ってみたり、色々やった気がする。
で、そうやって全力を上げて努力すればオタクをやめられるものだと楽観的に考えていたが無理だった。
おしゃれもメイクも要領は良くなったが、全く楽しいとは思えない。
私が好きな服は真っ黒のロングコートとか、ドイツの村娘みたいな民族衣装とか、純白の軍服とか、とりあえずZARAには売ってない。
流行りのドラマや恋愛映画より全然pixivを見てる方が幸せだ。
三次元の男よりずっとずっと二次元の男の方にドキドキする。二次元相手ならいくらでも濡れるのに三次元の男とはローションがないとセックスできないしちっともときめかない。人間としては尊敬できるがそれだけだ。
めちゃくちゃ楽しい。
まあ、現世に未練はあるので、これは推しのイメソンだからと流行歌を一通り聞いてイメソンっぽい曲を探したり、推しを投影できそうな映画を見たり、聖地巡礼を兼ねた旅行に行ったり、推しが出ているという妄想をしながらバラエティーを見たり、なんとかオタク趣味と一般的なエンターテインメントを関連付けて摂取することで、周りの人間との会話に困らない努力はしているが、オタクをやめるのは無理だった。
いったん努力はしてみたので、もう私はオタクでしょうがないんだなと自分を許せたのは大きなメリットだったが、感性は努力で何とかなるものではないという絶望感を背負ってしまったのは少し悲しい。
自分に正直になった増田はエラい。
知ってる音楽の幅が広がるのはイメソン妄想が捗るからよし。
それは全力で分かる。歌謡曲もクラシックも軍歌も和歌もジャンルを問わずイメソンの宝庫だわ。
こういう、「自分の趣味は普通じゃないんじゃないか」「白い目で見られるんじゃないか」とか悩んで、自分を偽ろうとするやつが心底憎い。 そもそも趣味のない人間の苦しみを考えた...
いろいろやったというわりに、スノボとかヨガとかボルダリングとかランニングとか暗闇ボクシングとか身体を動かす趣味を一切やってないのが気になる キャンプくらい?キャンプも...
アウトドア系の趣味究めてて布教してくれる知人が周りにいなかったからなあ。 初心者同士連れだって行くことはあるけど趣味という感じではないね。
書いてないだけかもしれないが恋愛映画オタクにも旅行オタクにもスポーツ観戦オタクにもカフェオタクにも占いオタクにもスイーツオタクにも料理オタクにもなってないようだからま...
オタクがオタク以外の趣味に触れて、またオタクに戻っちゃうのは後々いい効果があると思う。 興味があったり知識がある分野が大いに越したことはないよ。 周りのオタクをみてると...
ふんふんふん。。