私には今まで(といっても4年ほど)、Aくんの担当しかしたことがなかった。
それに、二次元にも推しはいてもあの事務所内でA以外に「自担」と呼べるような人は現れないと思っていた。なぜなら私は盲目的にAのことを好きだったし、その好きにはアイドルとしての好きとちょっとリア恋感情があったから。リアルにAに恋してるのに他に好きな人ができるわけがない。
しかし数年前、Aにある変化が起きた。そこからAは彼自身の気持ちやしたいことをするようになっていった。それ自体はいい。アイドルとかいう前にAの人生なので好きなことして生きてほしい。しあわせであってほしい。ただその変化が私とピッタリ合うというわけではなかったので、(本人と私の思う「アイドルAくん」像が違うという点で)所謂自担との解釈違いのような状態になってしまった。(そこでちょっとリア恋〜みたいなのは薄れたと思う。)
なってしまったのだが、そこまで深刻ではない。たとえばあまり好きな外見ではない時期があったり今まで言わなかったことを発言したりした程度で、現に私はAを自担だと思っている。とても好きでかっこいいしかわいい。
もし読み手に深刻そうに伝わってしまっているなら私の表現力のせいである。
Aはいつも通り好きでかっこよくて最高の自担!.....でも少し気になるところがあるな。周りの同担は気にしてなさそうだけど。という程度で割合にすると9:1の9が自担最高!の気持ち。めでたい。
私はきっとAに昔のようなAを求めてしまうけど気づかないフリをしていた。そしてそんな中突如現れたのが後輩グループのB。
Bのことは以前からそのグループ内でもかなり好ましく思っていた。歌番組でもAのいるグループを目当てに見ているとBのいるグループもだいたい出演していたためシングル曲を知っている程度。それ以上でもそれ以下でもなかった。ただその日みた歌番組の後輩グループがかわいかった。Bの歌声や仕草が好きだと思った。それからというものの出演番組を全部録画したし、CDやDVDもこの歌番組以降発売されるものは買った。雑誌も買った。さすがにドル誌を毎月買うことはないけれど。
後輩グループの活動を見ていくごとに、若くて未来があるっていいなと思っている自分がいた。
それに、気づかされた。本当は自分がAにかわいいAでいてほしいと思っていることに。
勿論、Aのグループに夢を見ていないということはない。でもどうしたって勢いと若さにはやっぱり適わないのかもしれないと思うと、なんだか切なかった。Aのグループは、客観的に見るとピークが過ぎたのだと思う。私はファンなのでまだまだこれからだって言い続けるけれど、ピークは過ぎたと認めざるを得ない。
対して後輩グループは、まさに「これから」。応援していて明るい未来が見えるって大切なことらしい。彼らについていけばものすごく楽しいことがあるんだという気にさせられる。ライブの円盤を見終わった頃にはBを自担だと思っていた。自担と呼ぶ他ないという感じだった。
Aのいるグループは自担をAとしながらも箱推ししているのでグループとして本当に好きだけれど後輩グループはBが圧倒的に好きだ。きっとランキング形式にすると1位がA、2位がB、3位〜はAのグループの他のメンバーが同率で占めることになるだろう。後輩グループはその下だ。
だからCD等の売り上げではAのグループがいい数字を出せて後輩グループがそれに劣っていたら、まあ!私の好きなグループは強いわよ!、なんて思うがこれが逆ならおもくそ悔しかったりする。
だからいつかAのグループは後輩グループよりも目立たなくなってしまうと思う。悔しい。CDめっちゃ買いたい。学生なのでなかなか厳しい。
悔しいだけじゃなく怖い。
今までA>Bだった自担と自担のバランスがいつかA=Bになり、さらにA<Bになることが。
なんで怖いのかは漠然としている。
でもこれを怖いと思ったのは着実にA>BからA=Bに移行している自分がいると気づいたから。
私は担降りしてしまうのだろうか。いや、仮にAから担降りする日がやってきたとしてもグループ自体が好きなので箱推しとして好きであり続けるとは思う。
でもいつかAをBが超える日がくるのかな。
あ、もしかしたら私はいまのバランスが崩れるのが怖いのかもしれない。
どんな風にヲタクしたらいいのかぼんやり考える今日この頃。後輩グループも推してるくせにAのグループのライバル.....と思ってしまう。そう思いながらもCD買って売り上げに貢献している。
ふわっとした文章でごめんね、読んでくれた人。
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