最近は、機械学習の力を使い動画の人物の顔まで入れ替えられるらしいのだ。
だから、その成果物や技術はディープラーニング×フェイクでディープフェイクなんて呼ばれ方をしている。
とにかく昨今、あらゆる分野において機械学習技術の発展がめざましい。
どうやらディープフェイクの技術についても、アングラで、めきめきと、驚くほど成長しているようなのだ。
どのくらい成長しているかは、あなた自身の知的・性的な好奇心と冒険心をフル稼働し、自分の目で確かめて欲しい。
さて、このディープフェイクな成果物をリリースしている闇の技術者たちは、どのような方法で作品を生み出しているのか。
ネットの海の断片を確認する限り、画像レベルであれば、任意の顔写真をぶち込めばディープフェイク化してくれるツールが過去リリースされていたこともあるようだが、モメて消されたようだ。(当たり前だ)
恐らく、驚くほどのクオリティの動画が生み出されている今のシーンの第一線においては、
まだその技術がツールという汎用的なインターフェースを伴う形にまで至っておらず、
闇のエンジニアたちが勉強がてら魔術を磨きつつ、有名人で実験したものをアウトプットしてる、みたいな状況だ。多分。
で、だ。
それが「ちょっと情強なら手に入れられる」みたいなレベルに普及したら、
ツールの成熟度合いにもよるが、対象の顔をおさめた動画なり画像なりが素材としてある程度あればOK、というレベルであれば、
お気に入りのアイドルも、気になるあの子も、気に食わないあの女も、みんな。
思いのままだ。
しかも、だ。
世に公開さえしなければ、傷つく人もいない。
非常にヘルシーに、誰も悲しませず、極めて新しい領域の需要が、満たされるのだ。
最後に、タイトルの「コロナ」の部分の意味を説明して終わりたい。
コロナが収束した後もこれが主流化していくであろうことは、誰もが想像できるだろう。
会議の際、ビデオ付きで会話するかどうかという点は組織のカルチャーによって異なるみたいだが、
少なくとも「全員顔出し」が基本なうちの様な組織に所属している男が、
手元にそんなツールがあったら、
まず間違いなく画面をキャプチャしまくって素材を集め倒すだろう。
今は世の中にそのようなツールは(多分)ない。
だが、もし闇の博士たちが戯れにリリースをしたら、世は一気に変わる。全て変わる。
その土壌は、もう整っている。
未来はすぐそこだ。
それをお前が作るんだよ、40秒で支度しな!