2019-12-10

父へ お願いがあります

お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか。

過日の保証人及び身元引受人の件、ありがとうございました。おかげさまで滞りなくアパート契約更新をすることができました。

 

さて、二年前に退職及び自営専業になることをご報告いたしました。しかし、あれからたったの半年で売上は半減、昨年は新規事業を立ち上げそれなりの収入にはなりましたが、季節に売上が左右され、結果、通年で見れば生活費差し引いてやや赤字という顛末でございます。これはひとえに私の努力不足が原因です。

 

三ヶ月ほど前から体調を崩し、通院しております現在貯金を潰しながら、動けるときにはできる範囲収入を得るようにしていますが、このような暮らしもいつまで続くかわからないのが現状です。先のことはどうなるかわからないものの、このような状況が続くとなれば、数カ月後には生活保護に頼らざるを得ないというのが正直なところです。当然ながら、繰り返しにはなりますが、これは私の心の弱さと努力不足によるものです。

 

ここからが本題なのですが、生活保護申請にあたっては、支援可能かどうかの連絡が市からあなたが方両親へ行くと思います。そこでなのですが、そのような連絡がありましたら、断って頂きたいのです。あなた方に私を支援するだけの金銭的余裕があるのかどうかはわかりませんが、いずれにしても毅然と断って頂きたいです。理由は三つあります

 

一つは、私は自立しなければならないからです。幼少の頃から自立、自立、自立と苛烈で厳しい教育を授けて頂いたにも関わらず、社会人になってから度々体調を崩し、いろいろとご迷惑をおかけしていたことについての落ち度は完全に私にあるのであり、あなた方両親にこれ以上ご迷惑をおかけするわけには参りません。あなた方もそれを望んでいることと思います

 

二つ目は、いつまで続くかわからないことです。万が一、金銭的に支援して頂けるとしても、それがいつまで続くかわかりません。仮に何年間も続いた場合あなた方も辟易し、苛立つことでしょう。また、たまに報道されるような、両親に暴言を吐く引きこもり息子みたいな人に私はなりたくありませんし、なる予定はありませんが、両親から支援というぬるま湯の中で、私自身どのように変わってしまうかわかりません。であれば、最初から支援をして頂かないほうがお互いのためであると思います

 

三つ目は、あなた方がこのような病に対して理解がないと思われることです。あれは私が山形にて通院していた頃、あなたから濡れ衣みたいなものを着せられた際、母からの「昔はそんな子じゃなかった」という趣旨電話に私はパニックになり、喚き散らしました。手に負えないと判断した母は、あなた父に電話を代わりました。あなたはすぐさまこう言いました。

いかが致しまたか」「今からそちらへ伺いましょうか」「あなたがそうやってうるさくすることでたくさんの人が迷惑するんですよ」

当然ながら、喚き散らすこちらが悪いのです。しかし、あの時の他人行儀で突き放すような言葉や態度は世界中の人から見放されたような、言葉では言い表せないとても暗澹たる気持ちしました。先の見えない孤独な闘病の中で、もう二度とあのような恐怖は味わいたくありません。

 

大学まで行かせて頂き、勉学に集中できるようにと私がアルバイトなどをしなくていいよう生活費の全てを工面して頂き、卒業に際しては、社会に出たら必要だろうからクルマまで購入して頂き、そのことに関しては本当に感謝しています。であればこそ、私が社会人になってから体たらくを誠に恥じ入っています

 

以上のことから、私を支援することはやめて頂きたいと思っています。誠に勝手なお願いかとは思われ、ひとり息子がこのような一家の恥、失敗作、親不孝者になってしまたことを本当に申し訳なく思いますしかし、私に今できることはこれだけです。

 

今すぐに生活が困窮してそのようになるというわけではありませんが、可能性を心の隅に置いて頂ければと思います

 

寒い日が続きます。暖かくして新年をお迎えください。

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