2017-11-01

小売従業員という名の奴隷

小売は基本的キツイ仕事である

能力はさほど求められないとはいえ覚えることは多い

立ちっぱなし歩きっぱなしの仕事でもある

重い物を持ち運びすることも多く、腰や膝を傷めることもある

キチガイクレーマーとの遭遇率も高い

天候などどうしようもない理由でも担当部門の売り上げが落ちれば吊し上げを食らう

肉体的にも精神的にもキツイ仕事

小売は給料が安い

時給で均すと最低賃金を割らないところの方が珍しいレベルである

アルバイトにすらサービス残業を強いているほどそれが常態化している

小売に勤めるということは会社奴隷契約を結んだといっても過言ではない

そんな環境に優秀な人材がやってくる訳もなく、人材の質は最低レベル

効率化など夢のまた夢である

では経営層がそんな従業員から搾取しているのかというと、大手はともかく中小においてはそういう訳でもない

社長毎日のように金策に奔走している会社も珍しくない

社長会社奴隷と化している

そんな会社潰してしまえばいいのにと思うかもしれない

だがそれも難しい

小売は流通の末端であり消費者と直接やり取りする業種だ

それ故に小売の店舗がなくなったり規模を縮小したりすることが消費者の不便に直結する

特に大型店の撤退には地域住民反対運動が起こったりする

だがその店舗は採算が取れていないか撤退するのだ

「では店舗を維持する為に商品全面的に値上げします」と言ったらそれはそれで反発が出るだろう

客足が離れて結局店を畳む以外の選択肢がなくなる

だが店を畳もうとするとやはり反対される

そればかりか下手するとマスコミから庶民の敵」扱いされる

なにしろ天候不順で野菜が値上がりしたり、円安の影響で輸入商品が値上がりしただけでも小売が悪者扱いされるのだ

経営健全化や労働環境改善の為の値上げを消費者は許さな

自分たちが不便になることも消費者は許さな

都会ではそこまで問題にならないかもしれないが田舎であればあるほど地域ヘイトを買うリスクは大きくなる

これは小売だけでなく飲食などの業種にも言えると思うのだが、日本消費者立場を強くし過ぎたのだと思う

長時間労働などの問題ではマネジメント問題経営者能力不足を批判する向きが強い

だが根本問題消費者にある

経営層が批判されるべきなのは消費者わがままを叶え続けることを是とする風潮を改めないことだ

金が無い原因は安く売り過ぎたからだ

労働環境悪化しているのは過剰なほどの顧客サービスを維持しようとしているからだ

本来、売る側と買う側は対等であるはずだ

消費者保護観点必要とは思うが、それはあくまでも立場を対等にするためのものであって消費者特権階級化する必要はないと思う

消費者優遇が行き過ぎればそれは消費者であり続けられる富裕層優遇することに繋がり、間接的に小売従業員のような末端労働者奴隷化することにつながるのではないだろうか

  • スーパーの主要顧客は女で、それで小売業界で苦しむのは主に男だから。 女性たちが男に求めてる理想は、自我を押し殺して自分たちに奉仕することだから。 働く男をロボットにしたい...

    • 小売で接客(レジ)してるのはほとんどが女だけどねー

      • 彼女らは主にパート。 正社員で長時間労働に苦しんでるのは男性がメインじゃん。

        • パートの労働環境は良好で正社員だけがしんどいと思ってるん?おめでたいっすね

          • 大体そうじゃないです? パートはパートでしんどいと思いますが、正社員のそれと比べてはいけないと思いますよ。

            • 報酬に比した労働負荷という点では、むしろ非正規の方が労働条件が悪いよ

        • スーパーは正社員も普通に女性多いけど 小売業ってのが、元々女性が多い職種だしね 給料が低いのもそのせい(女性が多い職種は給料が低く抑えられがち)、とも言う

      • 最近そうでもない なんか男性レジ増加してる なぜなのか

        • 昔のレジは操作が意外と複雑でそれに専念しないと覚えられないことが多かった なので品出しなどの力仕事は男性従業員が、レジは女性従業員がと役割分担する店が大半だった(店長と...

  • 効率化したら労働環境が厳しくなるだけなのに考え方おかしいだろ 誰が効率化が幸せへの手段だと洗脳してんだ

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