誰かに話したかったけど、誰かに言えるような話じゃなかったのでここに書く。
ウェブカメラやマイクやチャットを駆使して、男性とお話したりするようなサービスだ。
その日、仕事で疲弊しきってむしゃくしゃしてた私は、ちょっとした可愛いランジェリーを身に着けて
実を言うと、数年前にもとあるアダルトサイトに下着姿を投稿したことがる。
そのときに意外にも反響があり、それを思い出して「もしかしてお金稼げるのかな」と思ったのが今回の発端だ。
リアルでは、太ってこそいないものの、まったく魅力の無い身体しかなく、顔もひどいし引きこもりだし…
ある程度の歳になってからは、ネット上での知り合いぐらいしか男性というものに触れ合う機会がなかった。
私の「自分の体を見せる」ことに対するモラルは欠如していると思う。
だからってリアルでいきなり見せろとか言われたらそれは嫌だけど。
そういうわけで、でもばれるのは怖いので(友人とも付き合いのないのに誰にバレるのかは知らないが)
色々工夫して、顔を出さずにする方法を編み出した。
サイトのトップページには美人だったり、可愛い顔したお嬢さんだったり、なんだかすごいエッチなお姉さんだったりがところ狭しと並んでいる。
顔出ししてないのに人来るわけ無いだろw
そう思っていたところに一人二人…あっという間に10人ほど入ってきた。
なんだか1体1のチャットをしてくれとうるさい。
そして、メインのチャットには何故か私のチャットが返信されない。
これはビデオなのかと疑う人が出てくる始末。
「やばい…どうしよう」何故か私主催の部屋なのに観客を喜ばせようと焦っていた。
おっぱい見せてという声に、思わずキャミソールを脱いでしまった。
おっぱいなんてものはない。コンプレックスの塊、「まな板」だ。
見ろ、そして絶望しろ。この部屋の女にトップペ^字に入るような巨乳の姉ちゃんはいないんだぞ。
そんな私の思惑とは裏腹に、観客たちは喜んでいる様子。
「天使だ」
「いいね」
「発展途上か…これから成長していくんだな」
いや、しねーよ。
捏造と言っても合法な年齢にはしておいたけど、成長はしないと思うよ。
ありがとうお兄さんたち。
そんなこんなで暫く続けていると気づけば部屋の人数は40人ほどになっていた。
授業が開けるね!
プライベートメッセージや、俺の部屋も見てなんてチャットもたくさん来ていて、
私はたけのこの里派です。
面白いことに複数の男性が、お父さんは好き?とか、娘よといったワードが多くなっていた。
残念ながら眼の前にいるのは28歳のおばさんだぞ。
認めてはいるけど、おばさんって言われると腹が立つ難しい年頃だぞ。
でまさかこんない人が来て、払ってくれるとは思わなかったので驚いた。
自分の体も、自分自身もコンプレックスの塊だけど、たまには好きな人もいるんだね。
ちなみにそこのお金はうちのカードと会社が違うので受け取れませんw
スッキリした。