当時、中学校のクラスに馴染めずいわゆる「保健室登校」をしていた。
家では両親、兄弟と楽しく過ごしていた。
ゲームばかりしている毎日で、ゲームのなかで素晴らしい曲に出会い、その曲を作ったバンドに没頭していった。
しかしそのバンドは10年前の段階で既に解散(このバンドでは解散という単語は使わなかったが)しており、資料がどこにもない。
そのバンドのファンサイトに入り浸っては、バンド現役時代からのファンの人々と楽しく交流していた。
当時のラジオの書き起こしや、雑誌のインタビュー書き起こしなど、貴重な情報を得ることができた。
そのバンドの初心者ファンで、10代だったこともありとても優しく色々と教えてくれた。
レアなグッズを無料で譲ってくれるというときにはとても嬉しかった。
でも、宅急便で送ってくれるとなった時、親が心配し、住所を教えるのを頑なに拒んだ。
今考えると当然だと思う。だって見ず知らずの男性に住所を教えるのは、恐ろしいから。
しかし、どうしてもグッズのほしい私は、「男性に会って直接もらう」という手段を選んだ。
夏休みのある日。
駅で待ち合わせて、ネットカフェに行った。ペアシート席。
隣にいる男性より、画面に映るバンドメンバーのことだけ考えていた。
すると、隣にいる男性と手が触れて、避けようとすると抱きかかえられてしまい、対面座位のようになっていた。
状況がよくわからなかったが、オトナっぽいことをしているということにドキドキしていた。
男性に言われるがままに、キスして、服の中に手を入れられ胸を触られて、下腹部も触られた。
私の引きこもりデブの身体のどこがいいのかわからず、男性の息が荒かったのが意味不明だった。
放心状態でネットカフェを出て、見ていたDVDを始め、雑誌類やら書籍、出回ってない音源のCDをもらって帰ってきた。
その後も数回、レアなグッズと引き換えに、身体を触らせたり、コスプレしたりした。
「いつか本当に好きな人ができた時の為に備えて」セックスをした。
学校で楽しくない自分をイキイキとさせてくれるのは、彼だけであった。
女として、見てくれていたと思う。
グッズは増える一方で、自分は何をやっているんだろうと気付いたのが15歳。
受験も控えて、周りの状況を見て焦った部分もある。
突然、もう会いたくないといって別れることにした。素直に別れてくれた。
その後、また別の年上の彼氏と付き合って、彼氏が誕生日を迎えた。
初体験の相手と私の年齢差の数字と同じ年になった。(例、20歳差だったとした場合、彼氏が20歳ね)
そこで私は彼氏に「今赤ちゃんのコたちが、JKとかJCくらいの年齢になる頃、そのコ達とヤりたいと思う?」と聞いてみた。
すると「いや、俺少しロリコンっ気はあるけど、さすがに今から十数年後はもう勃たないよね!」と言われた。
大人になるにつれて、男性不信になりつつあり
ロリコンとかキモいし、同年代に相手にされない男達が地下アイドルやエロレイヤーとかに入れ上げてるのを見てて哀れだなと思う頻度が上がってきたが
自分も若い頃対して変わらないことをしてきたんだなと思って少し反省の意味を込めてこのエントリーを書きました。
得るものもあったけど、自分の身体はやっぱり大事にしておくべきだったと思っています。
後悔先にたたずです。