それ生物学的にも間違ってるから。きちんと性淘汰に関する本を読んだ方がいいと思うよ。
生物全般にとって性淘汰がオスにかかる、メスがオスを選ぶというのは傾向的にはそう。この傾向は繁殖速度の差に由来している。
つまり卵子を作る速度と精子を作る速度に圧倒的な差があるから、精子に対して卵子が供給量が少ないため需要と供給の法則でメス側が選ぶ立場にたつから。
ただし中には性淘汰がメスにかかる種もあって、これもまた繁殖速度の差に由来している。
つまり卵子と精子の製造以外に、繁殖に関わる要素があって、それがオスに対して負荷を与えて、全体としてはオスの負担がメスの負担を上回る場合には繁殖市場においてオスの供給量の方が減る。
具体的には、繁殖に際して自分の身を削って精嚢をメスに栄養源として渡すコオロギとかはそう。メスが卵子を作るよりもオスが精嚢を作る速度の方が遅いので、オスがメスを選ぶことになる。
魚類で割合広範囲に見られるのは、オスが子育て行動をするので、オスの方がより長く繁殖に拘束され、繁殖市場においてオス不足が生じ、メスが性淘汰を受ける側に立つこと。
理論的に性淘汰が生じない場合もあって、それは一夫一婦制を採用している場合。夫婦共同で繁殖→夫婦共同で子育て、をする場合は、子育てが終わるまでが繁殖ターンなので、オスとメスに繁殖速度の差が生じない。この場合は、両性に対して性淘汰が生じない、双方が双方をお互いに選ぶんだけど、実際には鳥類で一夫一婦制なんだけど明らかに見た目がオスの方が派手、つまりオスに性淘汰がかかっている場合も多い。これは、繁殖において不倫行動がけっこう多いから。不倫行動が生じる、つまりオスが生まれた子の育児に関与しない状況が生じると、卵子と精子の繁殖速度の差が意味を持ってしまうから、オスに対して性淘汰がかかるわけ。
で、哺乳類の場合は、メスは必ず育児行動をとるわけ。メスが育児行動を取るからオスはとらないでいい、とらない場合が多く、必然的に一夫多妻制になりやすく(一夫多妻制ってのはオスが子の面倒を全くみないから可能なんだからね)、オスに対して強い性淘汰がかかるの。オスだけに牙がある、ツノがある、鬣があるなんてのが多いのは哺乳類が一夫多妻制を原理原則にしているからです。
これは社会学的にというだけじゃなくて生物学的にも基本、一夫一婦制になっている。なんでかと言うと、要はヒトの場合は幼児期間が長くて、育児コストが膨大なんですね。メスだけでは賄いきれんわけです。メスだけでは賄いきれんのでもしメスだけで子育てをするとたいていの場合は子供は死ぬわけです。
脳の肥大化、ヒトのネオテニー化、幼児期の長期化に伴う学習期間の長さ、学習期間の長さに伴う知識のアウトソーシング化(非遺伝化)、一夫一婦制、ヒトの社会性の獲得、すべてつながっているわけです。そのどれが欠けてもヒトはヒト集団を維持できないわけです。
で、一夫一婦制においては、性淘汰がかからない、かかりにくい、両性が双方を選ぶことが生じるわけです。結果的にオスとメスの形態に限りなく差がなくなってくる。実際、類人猿の中ではヒトは一番、男女の性差が無い種です。そうなんですが、形態的に言えばヒトはむしろ例外的にメスの方に異形化が強く生じているんですわ。肥大化した臀部と胸がそうですね。これ、性淘汰の結果ですから。
これはヒトが単に一夫一婦制を採用しただけではなく、社会化した結果であって、社会化っていうのは、血縁関係にないオス同士が共存するホモソーシャルな共同体を作ることによってのみ可能なんです。つまりオスがメスを管理する、メスを通貨として扱う、メスをやり取りすることによってオスが結束を強め、本来共存できないオス同士の共存を可能にして強力な集団、生産性が非常に高い集団を作り上げその中で子育てを行う、そういう方向で進んできたのがヒトなんです。
だから男社会なんてものはない。正確に言えば社会と言うものは男社会しかありません。
これっていうまでもなくフェミの理念からは真っ向からぶつかるので、フェミが力を持てば、この自然な人間社会は崩壊します。少子化はまさしくその一例です。でもその方向に向けてヒトが進んだのも、「進化」の結果であるので、「自然に帰る」ってこと自体、自然な進化運動からの逸脱であるわけです。
まあある意味、ヒトとその社会は進化してきた結果、生物的な土台から逃れるステージにようやく到達しつつあるとも言えるわけで、それは問題を生物学的にではなくて、社会学的な手段で解決する、乗り越える力がヒトに備わってきているとも言えるのです。
だからこういう話になると、必ず生物学的にはーって言いたがる人がいますが、それって参考程度の話であって、それに拘泥しなければならない必要はまったくないんですよ。ヒトはすでに生物学上の限界をある程度は超越した種なんですから。
誤解を恐れずに言えば、女性は基本的に「子孫を生産する手段を有する」 そして人間は所詮哺乳類なので、子孫を直ぐに社会という名のジャングルに放り込むようなことはせず、自分の...
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それ、「人間の性は何故奇妙に進化したのか」って書籍に詳しいけど(元増田のネタ元も多分これ) 一夫一妻制が一番効率がよく、それ以外の形態が出現するのは 男女の人数比に大きな...
女性は男性に甲斐性を求め、 男性は女性に若さを求める。 セットで考えないと、意味ない。
何時間かけて書いた文章か知らないけど、着眼点も発想も結論も全部間違ってるし、てか主張がわからないから結論もへったくれもないんだけど、とっとと削除したほうがいいと思うよ...
ネットで三行でまとめられない奴は価値がない。 あとはわかるな?
生物学的な事は人間社会には関係ない。 そんな単純な問題じゃない。
長い。文章が整理されていない。 仮に、 女性の目的が子どもをつくって育てること、にあるとするなら、 結婚しないで独身よりは、たとえどんなにブサメンとでも、セックスして子ど...
まとめ イケメン金持ち最高抱いて!ブサメンは孤独に死ね
ぶんしょうからあたまのわるさとみにくさがにじみでてるよ。
違うよ。 http://anond.hatelabo.jp/20100628192143 は書いたけどね。
生物的に合理的であるというのと、社会的に合理的であるというのは必ずしも一致しない。 その齟齬に自覚が足りないから叩かれているのであって、その指定からいえばこのエントリも...
なげー釣りだな
この文のように「女性」のような広範な範囲を一纏めに語ろうとすると、詳細に語りすぎて個体差を全然考慮できなくなるか、漠然と語り過ぎて全く深堀りの出来ていない文になるかの...
このエントリへの反応、分かりきった事を書くなというならまだ同意できるけど、生物的って視点が関係無いとか言ってる人は、ちょっと人間の身体性ってものを軽視し過ぎじゃないか...