これでは、どんなに予防線を張ったところで、結局は可愛い人への劣等感にしか見えない。
女の子を「可愛い」とチヤホヤし、「可愛いからいいよ」と辛いことから切り離して育たせると、
可愛さ以外に何一つとりえの無い子が出来る。それが「可愛い」とチヤホヤする目的なんじゃないか。
「可愛いからいいよ」と許されてきた女の子も、大人になって、おばさんになっていく。
その時になって、自分には何も残されていないことに気付く。価値の崩壊が起こる。
そして自己防衛のために子供にしがみつき、子供がされた評価=自分への評価として依存する。
夫が出世すると必要以上に誇り、降格されると必要以上に嘆くのはそれが理由だと思う。
こうした「許すことによる無能化」は、支配欲の発露ではないかと思う。
子供に依存されたいという思い、恋人や配偶者に依存されたいという思いが、
「男子厨房に入らず」と言われ、衣食住などの生活に密着した部分は女が独占してきた。
女は衣食住や美容への関心が高かったが(美容への関心は健康への関心に繋がる)、
男は社会的評価を得ることへの関心に偏っており、生活面を女に丸投げしていた。
この丸投げは、男が面倒くさがった結果なのか? 私は違うと考える。
生きる上で最も基本的で重要な部分を女が握ることで、支配力を持とうとしたのではないか。
(その女性の支配性に気付いたのが自炊男子やら弁当男子やらで、未だに気付いていないのが
「料理の上手い奥さんと結婚したい」系の守旧派男子なのではないだろうか。
再婚が難しい年齢になって奥さんが死んでしまったらどうするんだ?)
(自炊男子を見て「私料理出来ないから作ってもらいた~い」などと夢見る女も大概トンチキだ)
男は女より平均寿命が短い。なぜか。
実家暮らしで母親に頼ったり、結婚して妻に頼ったりしない限り、
自分の生活を健康的に律することが出来ず、健康を害するからではないか。
また、「男と美容は関係ない」という社会常識があるため、病気をするまで己の不健康に気付かないのだと思う。
女が美肌やダイエットを強いられる文化が、女の寿命を延ばしているのだと私は思う。
(見た目が老いることは病気のサインであることが多い。美容に関心があると病気に敏感になる。
若いうちから美容に適度に興味を持つことは、予防医療的で良い傾向だと思う)
男は自分が支配的であることを充分に自覚している。居直っている点が問題だが…。
しかし言いたいのは、女も男に対してある種の「無力化要請」をしているということだ。
そして女は自分の支配欲に無自覚であり、常に男から支配されている被害者だと認識している。
もちろんそうなった理由はあるのだろう。
男に支配されていた歴史が、そうした受動的な支配ノウハウを生みだしたのだろう。
これまで男が女を支配したがってきたのも、女が男も支配したがってきたのも、理由がある。
責任の所在を言い始めれば先代、先々代へとどんどん遡っていくばかりだ。
考えるべきなのは他人への支配欲のなるべく正確な自覚と、セルフコントロールであると思う。
支配欲を持つのは、男らしいことでも女らしいことでもない。
相手に去られると自分の生活が維持できないという依存性が、支配欲の正体だ。誇るものではない。
最初しか読んでないが 女の子を「可愛い」とチヤホヤし、「可愛いからいいよ」と辛いことから切り離して育たせる なんて育ち方してる奴ほぼ居ないだろ… むしろ日本は父親不在で...