はてなキーワード: 膚の下とは
自分はジムで身体を鍛えている。ボディビルダーとまではいかないが、一応人間として恥ずかしくない体型を維持すべく頑張っている。
ところが、ジム帰りに銭湯に行く度目にするのは、醜く出っ張った腹、弛んだ胸、垂れた尻の汚い男達だ。肌はハリを失い、皮膚の下の脂肪はヘドロのように身体に纏わりついている。あの人達は本当に人間なのだろうか。あの人達は自分の身体を見てなんとも思わないのだろうか。
そしてさらに驚くのが、あんな人達にも恋人や奥さんが存在しているということだ。彼女達はあんな醜い肉体にどう欲情しているんだろう。人間ではなく妖怪のようなものと性交できる彼女達は本当にすごいと思う。どういう欲情システムなんだろう。
毛抜で髭を抜いて顎をツルツルにするのも好きだけれど、
皮膚に埋没している髭を掘り出すのがやめられない。
鏡で顎を観察して、皮膚の下にうっすら黒い線が見えると、
まち針で、その黒い線を引っ掛けるように掘る。
毛先が皮膚から顔を出すと、なんとも言えない高揚感に包まれて、
その、髭にしてはすこし長い「ヽ」をしばらく観察する。
穴の部分に針を入れ、するする髭をひっぱりだす。
どっちが毛先かな、どれくらい長いのかな、というワクワク感たらない。
今朝発掘されたそれは、15ミリほどの長さがあった。
お前は、どこに向かって成長していたのか、と問う。
ご主人さまの顎から堂々生えているそれを眺め、
えいやっと抜いてからのそれを眺め、満足感に浸る。
しかし、深堀りしすぎて、あるいは汚れやかさぶたを髭と誤認して、
皮膚を傷つけることもしょっちゅうある。
顎はぼろぼろだ。
こんなことはもうやめねば、といつも思う。
でも、やめられない。
私の通勤電車には、小学校の横を通る場所があって、窓から体育館横のプールが見える。
私はいつも、吊革にぶらさがりながら、それを凝視するでもなく凝視している。
そうしてつぶさに観察していると、小学生女子の身体が、えもいわれぬ不思議な魅力をもつように思えてくる。
プールサイドに立つ小学生の姿を遠く眺めると、ゆるやかな曲線を描くシルエットが、しなやかに波打つように見える。
その線の微妙さは、小学生の、さらにある時期にしかもちえないものだ。
中高生のように、皮膚の下の柔らかい肉が、重力にしたがって変形して身体を形作っているのではない。
しかし、骨格のうえに皮がはり付いただけの、石のような身体とは全く違う。
紺色の水着の下には、薄い層をなした脂肪が、机に落ちた一滴のミルクのような繊細さで漲っている。
それは触れば手に溶け出してくるが、しかし形を崩すことなく内側にある硬い骨を予感させる。
鎖骨の下のふくらみは、いまだ肋骨の上で静かにその場所を主張するのみである。
それとは反対に、背中には、矢を放つ弓ように引き締まった筋道が頸から発して腰を経て、尻のところまで力を伝えていく。
広くはないがゆたかに質量をもったその尻を、水着が、液体の入った風船のように圧力をもって押し包む。
少女が爪先に力を込めて小さく飛ぶとき、力の入った脚の表面に細かな陰影ができる。
そうして次の瞬間には、白い足の裏でざらざらした地面に着地する。
用意するもの
・綿棒。もちろん清潔なやつを。
・ニキビ治療クリーム。というかクレアラシル。アクネ菌を殺菌して赤みに腫れを抑制して皮脂を吸収してくれるものを選んで。
Lesson 1:つぶれて炎症を起こしてるニキビ
このニキビについて下手に何かをするのは大変危険です。クレアラシルを綿棒にとって、炎症を起こしている箇所だけではなく、周りの皮膚にも十分にクリームをのばして、炎症が他の部分に飛び火しない様十分に気をつけましょう。あとは炎症が一刻も早く収まってくれることを祈るのみです。
Lesson 2:直径3ミリほどになり赤くなってしまったニキビ
このニキビも危険です。皮膚の下で炎症が始まっているので、下手につぶすと繁殖したアクネ菌がどばっと周りに広がり、大惨事をもたらす可能性があります。クレアラシルを綿棒にとって患部およびその周辺に優しく塗って、天に祈りましょう。
Lesson 3:直径2ミリほどになり白い皮脂が詰まってるのが見えるニキビ
このニキビは放っておいたらヤバいです。というか、この記事の主旨はこの段階のニキビをどうするかにあります。まず、クレアラシルを綿棒にとって、患部に塗り込みつつちょっと力を強めに入れてマッサージします。で、毛穴が開いて中の皮脂が出てくるまでマッサージを続けます。そうしたら、皮脂を綿棒で取り除いて、新しい綿棒にふたたびクレアラシルをとって患部とその周りに塗ります。やってることはニキビをつぶすというやつと大差ありません。ただ、つぶしたあとの患部でアクネ菌などが繁殖しないようにニキビ治療薬クリームを使っているという訳です。そして、なんで患部をつぶすのかというと、ここまで皮脂がたまってしまうと、ニキビ治療薬クリームを普通に塗っただけの化学反応では皮脂を吸収しきってくれる訳がないだろ常孝、でもまだ炎症は起こしてない=菌が周りの肌に広がらないから今のうち!ということで無理矢理皮脂を取る訳です。
Lesson 4:直径1ミリ弱くらいの、ちょっと膨らんできたかな程度のニキビ
このニキビは放っておけばひどくなることが予想されます。というわけで、クレ綿で、軽くマッサージして毛穴をほぐしながらニキビ治療薬クリームを塗り込みます。ひどくなる前の予防です。また、この程度の皮脂詰まりならばニキビ治療薬クリームの効果もちゃんと期待できます。今後もしニキビが出てきたとしても、常にこのLesson 4の状態でとどめておくことができれば幸いです。
注意するのは言うまでもなくLesson 3です。どうせつぶすなら、みたいな気持ちで爪を使ったりすることのないようにお願いします。つぶす時に雑菌が入ると赤い跡になります。そうじゃなくても赤く跡が残ることがあるかもしれません。本当にご注意を。
ものごころついたとき、認識した自分像は、身体が希薄で精神偏重型だった記憶がある。身体はリアルではなく精神で起こることだけがリアルだった。身体と精神は別物だったし、身体で何かが起こっていても精神がそれを認識していなければ何も起こっていないのと同義であった。身体は精神の操るマリオネットであり、時に私はマリオネットを放り捨て、精神だけが作用する世界に潜り込むこともあった。
その当時とても不思議だったのは、私の身体と他の人の身体が入れ替え不可能であり、我々の精神が溶け合うことや触れあうことがあり得ないという事実だった。
目を開けるとサイズの合わないマリオネット。見覚えのない顔。手の長さも足の長さも私が認識しているものとは違うという事実。それは私にとってストレスだった。精神の感じる身体と、実際の身体の間の隙間には、粘つくゲルが詰め込まれていて、その感覚はとても不快だった。痛みさえも私の痛みではなく、私の操るマリオネットの痛みだった。私はマリオネットを操りながら、痛みに苦しむマリオネットを眺めていた。マリオネットは私の意志には関係なく、泣き、笑い、怒り、人を傷つけたりもする。私は制御不能になったマリオネットをただ眺めている。それを制御しているのは誰?と思いながら。
人に見られるのはマリオネット、人に愛されるのもマリオネット、それを後ろで見る私。叫べども叫べども、人が見るのはマリオネットでしかない。何度叫んだことか「私を見て、私を愛して」と。しかし、誰もマリオネットの後ろに立っている私には気づいてくれなかった。
精神の認識する身体と、実際の身体が一致するのは、強い刺激が与えられたときだけだった。痛み、苦しみ、快楽……精神の認識する身体を取り囲むゲル状のものがない状態は快適だった。ゆえに私は強い刺激を求めて、様々な問題行動に嗜癖していくことになる。
男は、マリオネットに彼の中の何かを投影し、鏡になったマリオネットを抱いた。マリオネットは彼の望む通りに演技をした。私はその行為が終わるのをただ見ていた。彼が愛しているのは抱かれているマリオネットではなく、彼の中の何か。マリオネットはただの代用品。それを理解しながらマリオネットを彼に差し出す私。「あなたはいったい何を見ているの」私は何度も彼に問う。私の言葉は彼には届かず、私の疑問はいつになっても解消されない。何人もの彼が私の上を通り過ぎた、私は彼にマリオネットを与えたことを忘れた。綺麗さっぱり忘れた。代用品としての私は、私の中から姿を消した。
切り離し、切り離し、断片を切り離し、切り離し、切り離し、切り離し、切り刻み、身を切り刻み。
幾重にもなった断片の下から世界を見る。断片に囲まれた地の底から世界を見る。断片はバリゲード、私はその下で息を潜める。息を潜めていたい気持ちと相反する、誰かに見つけて欲しいという願い。ジレンマ。焦燥。斜に構えて深いところから覚めた目で世の中を見、その実は誰よりも愛されることを強く願い、願いが受け入れられない苦しみは、死への衝動へと変化した。
始めて腕を切った日に見た、肌の下にある醜い肉の様子は、今もまだよく覚えている。この醜さこそが、私が覆い隠して見ようとしなかったものだということに気づく。取り繕う外面、どろどろしたものが渦巻いた内面。その狭間で苛々するたびに私は何度も腕を切った。肉は気味悪い光沢を持ち、繊維が刃に引っかかって苛々した。時折感じる激痛がこめかみを貫いても、構わずに切った。血は穢れだ。全て流れだし、洗い流せばいい。血管の壁に触れたとき、鈍い痛みが寒気を呼び起こした。それは多分死ぬことに対する恐怖だったのだろう。私はそんなあたりまえのことさえも忘れていた。
最初にそれを意識した日から、すでに二十年近くは経過している。しかし今だに、精神の感じる身体と、実際の身体は異なる。指先までしっかりと神経が張り巡らされていないような感覚がある。実際はそんなことなどありえないはずなのに、私の中では厳然とそうなのである。あの当時感じたひりつくような気持ちも、腕を切った痛みも、皮膚の下にある醜い肉も、大量の吐瀉物と一緒に吐き出した呪いの数々も、私の上にしっかり根を張り、事あるごとに再生され私を苛む。
しかしそれらは、もう過ぎた昔のことであり、私が今ここにいる厳然たる事実に代えられるなにものでもない。
「SFって面白い? なんか良いの教えてよ」と相談されるの巻。さてどうしよう。
ここで上手く誘導して「ラノベ読み」から「ラノベも読むジャンル小説読み」に育てたいんだけど。
『ハルヒ』好きってことは、ハードSFはアウトだよな、多分。とりあえず今は、超無難なとこで、読みやすくて幼女萌えもある『夏への扉』を貸して時間稼ぎ中。
谷川流のオススメ(長門百冊)を読ませりゃいいのかと一瞬思ったけど、あれって『ハイペリオン』とか入ってる中級・上級者向けリストだかんなあ。基本的にこれまでラノベと現国の教科書しか読んでない人間には辛かろう。なんぼ賢い子でも。俺だって中学生のころじゃ、あのリストは読みこなせなかったと思うし(←自分は賢い子だったといいたいのか貴様)。悩めるわ。いっそワイドスクリーンバロックでも読ませてみるかな。ある意味でラノベっぽいし。『禅銃』(〈小姓〉テラモエス)とか読ませてみたらどうだろう。
うーん……。
http://anond.hatelabo.jp/20070419215937
そのへんは適当に読んでるみたいで、「もうちょっとSF要素が強めのが読みたい」(改めて考えるとよくわからん言葉だ)とのことなんですわ。
http://anond.hatelabo.jp/20070419233602
近作のイメージ(『永久帰還装置』とか『膚の下』とか)が強いもんで、神林はハードル高いかなーと思ったけど、そういや「敵は海賊」シリーズがあったね。いいかも。