はてなキーワード: ベニヤ板とは
先日、付き合ってた彼女にふられた。
まあ、正直いって自分はイケメンでもないし、スタイルがいいわけでもない。
そもそも彼女との付き合いは容姿なんて些細なことだと思っていた。
それほど彼女を愛していたのだ。
別れを告げられたのはつい先日。
何度目かのデートで、彼女と割といい雰囲気になり、ホテルに行ったときのことだ。
知り合ううちに彼女の好みは筋肉質で体育会系の男性なのだということはわかっていた。
その彼女の理想と自分はあまりにもかけ離れていることも承知していた。
「のっぺりしてる。凹凸がない。」
「ぷよぷよって感じ。」
「生っ白くて血管透けてたりして気持ち悪い。」
「俺、脱ぐとすごいんだよ?(ドヤ」
などとおどけてみせた。
手羽先みたいな力こぶを見せつけて、ベニヤ板みたいなお腹と大胸筋でポーズする僕を見て、
「あはは!筋肉質でもないのにーwww真顔でやめてよwwww」
って、ただ笑って欲しかった。
結局、俺の空回りで終わったのだった。
僕はその友人に呼ばれ、その駅に降りた。
そこに私服の学生が群れており、まっすぐ進むと某私立大学がある。
私はそこにポロシャツを着て臨んだわけだが、彼らは私を目にすると嘲りの表情を浮かべる。
おそらく、服がダサいよ、僕の通ってる大学にはそんなかっぺファッションは通用しないよ、ということを主張したいのだろう。
実にぬるい生き物である。ステータスの高い大学にはステータスの高い服装が求められる、ということなのだろう。
僕はそういうベニヤ板の環境は好んでいないので、彼らに笑みを浮かべておき、友人の家へ足を急ぐこととする。
しかし、腹が空いた。友人に気を遣わせてもあれなので、とりあえず何かで満たしておこうと思い、マクドナルドへ入る。
案の定、中にもそういう人でごった返していた。都会には都会の空気がある。それを察知できない田舎者はトンペーにでも通っていなさい、と言いたい空気であった。
私はそこでホットアップルパイを注文する。外は暑いが、食べたいものは変わらない。
中の空気が悪かったが、我慢して食べる。視線も刺さる。ああ、そうだ。俺はここの人間じゃない。わかっているからその目をこちらに向けないでおくれ。
どこをとっても「良」の人物を、メディアが実験的にアイドルに仕立て上げた人物である。
今、天地真理のように、計画的に金メダリストが製造されようとしている。
http://www.oricon.co.jp/news/movie/46097/
おそらく、次こそは、という想いがある。
ここで諦めたら、10年の活動が水泡に帰すからである。
しかし、直近だけ見てもクーリック、ヤグディン、プルシェンコ、スルツカヤと、
投票結果に少なからず悪影響を及ぼしたであろうことは想像に難くない。
そこで、華のある金メダリストを製造する必要性があると、
その頃、ちょうどうってつけの素材があった。
幸い(あるいは不幸)にして、金メダルの素材には、そこそこの実力があった。
どこをとっても「良」には映る。
見栄えも悪くはない。
「優秀な選手」程度が相手ならば、
審査点に色をつけてもバレないし、文句もでないであろう素材である。
それに、主だった強豪選手は引退しており、またとないチャンスである。
あまりジャンプが得意な方ではなかった。
ジャンプは、回転数と難度があまりにもはっきりしており、
ジャッジメントがかなり明快な要素である。
だからといって無理に難度の高いジャンプを飛べば、それだけ失敗の可能性は高まる。
さすがに転倒した選手に金メダルを渡すと、疑惑の目を向けられてしまう。
ならば、転倒しにくい程度のジャンプでも点数が出るよう、
得点比重を下げれば良い話である。
ジャッジの傾向が変わったことを世間に受け入れさせるため、
難度の高いジャンプを飛んでも得点は伸びなくなりましたよ、
さらに、素材に金箔をつける2重の効果もある。
一石二鳥である。
目の上のタンコブである浅田真央は、
身体の成長と、ジャッジの変更で、綺麗に潰すことができた。
計画は上手く行っていたはずだった。
しかし、一度は潰れてくれた浅田真央だが、
非の打ち所がないほど強力になって戻ってきてしまった。
3Aが凄いことは、素人でもわかる。
例え3Aがなくても、目に見えてわかる程の実力差がついた。
勝っている要素が何一つない。これは非常にまずい。
ここまで完璧に進めてきた計画が、
たかが一選手に潰されるわけにはいかないので、
もうなりふり構っている場合ではないのである。
浅田真央が嫌いどころか、できれば殺してやりたいとさえ思っただろう。
プルシェンコである。
わざわざ身体を作って戻ってきた。
おかげで、こんな直前で捻じ曲げたジャッジに目を向けられることになってしまった。
プルシェンコは、政治理由でフィギュアスケートの未来が潰されてしまうことに、
純粋に我慢できなかったのだろうと思う。
しかし、ここまできたら、金メダル以外はありえない。
転倒しなければ金メダルは取れる。
転倒してもこけ方が美しかったと言い張れば良い。
銀メダルではダメなのは、前回のトリノ大会が大きく影響している。
くだらない『国家の意地』である。
それに、浅田真央とどれほどの実力差があるのかは、当の本人が一番わかるはずである。
これはアスリートにとって、耐え難い屈辱である。
これ以上、恥を晒す理由もないし、フィギュアスケートも好きではない。
それに、ここまでやってしまえば、もうフィギュアスケートでは居場所なんかないだろう。
無理やり捻じ曲げたものは、必ず反動となって返ってくる。
既に、ロシアという意外なところから石を投げられた。
手段のために、目的を忘れた感が否めない。
敵を作っては、本末転倒だろう。
しかし、想像してみて欲しい。
俺はあるよ。いや、でも、完成はしなかった。座るとぐにゃりと接合部が曲がってな。もろくも崩れた。それは作ったとはいわんか。
確か小学生のころの話だ。角材とベニヤ板と釘で作ろうとした。今ならもっとまともな椅子が作れるかな。いや、どうだろう。今も難しい気がするな。椅子は接合部に強度持たせるのが難しいよね。筋交いで補強すればいいのかね。角材の上にベニヤ打ち付けて箱にしちゃえばある程度丈夫になるか。あんまり美しくないなあ。
素人の設計って必ず現実の前に挫折するよね。あ、しませんか? 俺が頭悪いだけ? 自分が初めて釣った棚は見事に落ちましたが。
まそんなわけで工作は下手だ。下手だけど好きだ。なんかいろいろ作る。無駄な改造をしたがる。半田ゴテとかもたまに握る。ホームセンター行くと燃える。まあ、男の子はだいたい燃えると思うが。
でま、ここからマシン語とかプログラミングの楽しさを子供に教えるのはどうすれば、という話につなげようと思ってたんですが、ちょっと手間な感じなので、あきらめました。