はてなキーワード: 総力戦研究所とは
太平洋戦争の開戦前に行われた日本側の軍事シミュレーションでは、
「当初はいくつかの戦闘で勝利するが、中長期的には国力の差で必敗」
という結果が予想されていた
しかし生かされることはなかった
模擬内閣閣僚となった研究生たちは7月から8月にかけて研究所側から出される想定情況と課題に応じて軍事・外交・経済の各局面での具体的な事項(兵器増産の見通しや食糧・燃料の自給度や運送経路、同盟国との連携など)について各種データを基に分析し、日米戦争の展開を研究予測した。その結果は、「開戦後、緒戦の勝利は見込まれるが、その後の推移は長期戦必至であり、その負担に青国(日本)の国力は耐えられない。戦争終末期にはソ連の参戦もあり、敗北は避けられない。ゆえに戦争は不可能」という「日本必敗」の結論を導き出した。これは、現実の日米戦争における戦局推移とほぼ合致するものであった(原子爆弾の登場は想定外だった)。
第二次世界大戦のときに国力が違うアメリカに、日本が挑んだのは馬鹿な決定だったという意見は多いと思う。
総力戦研究所の分析を上司が聞かなかったといった具合で、わかりやすい。
では、圧倒的に国力が高い国が一方的に攻めてくる場合、どうすれば良いのか、ウクライナを見ていてもよくわからない。
台湾を見ていてもそうだ。具体的な軍事行動に移られた時点で、ほぼ負けではないか。
良い負け方なんてあるのだろうか。
すぐ降伏したとすると、侵略国の要求を全面的に飲むことになる。損切りは早いほうが良いとは言えない。
抵抗したとして国力差が大きすぎて押し留められないときは、どうするのか。今更本土決戦するのか?