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5分でわかる福島県知事選と日本政治のいま――社会学者・開沼 博
http://diamond.jp/articles/-/60813
支持者の状況等の分析については評価する。しかし、「具体的な方策に違いこそあれ、それらの問題への対応の「推進」を掲げている点では一致しており」という言葉を見て、開沼氏の徹底的な政策音痴ぶりに愕然としてしまった。
ふくしま希望会議 公開質問に対する各立候補者からのご回答(2014年10月18日):
http://www.fukushima-kibou-kaigi.jp/#proposal
東京災害支援ネット(とすねっと) 福島県知事選候補者アンケート 回答 14/10/20 11:43
http://blog.goo.ne.jp/tossnet/e/f0264ad8d40c72c4870d09d0aa979e2f
明確なスタンスを示しているのは、「福島県内すべての原発について即時廃炉を宣言し、実行行動をとります」への賛成のみである。
その他の、
・東京電力の狭い賠償基準を越えて「納得できる賠償」の県としての支援
・県民健康手帳制度、県民の声を聴く継続的な対話と協議の場の設立
・福島第一原発事故の徹底的な原因究明を行うため「福島県事故調査委員会」の設置
・福島県が採るべき 21 世紀型のエネルギ ー戦略を策定するとともに、国に対する原子力・エネルギー戦略提言も行う「福島エネルギー戦略会議」を設置
など全て態度を示していない。
「福島県事故調査委員会」の設置の提案に対する回答は、「汚染水問題も含めた原発事故の早期完全収束と安全・着実な廃炉を進めることが重要であり、力を注いでいく」という回答である。全く意味のない回答であり、具体的に県で進むべき方策を全く示していない。これは他の設問に対する回答も同様である。
すなわち、現行の国、県で行っている制度以上のことは全く行わない、というのが内堀氏の政策である。
他の候補は、ほぼ明確な意思表示と現行政策を超える政策を支持している。
これを、開沼氏は「わかりづらい」と表現している。「目の前の生活の問題」「安易な「首をすげ替えればいまより良くなるだろう」」というキャッチーなフレーズを使っているが、開沼氏の政策音痴ぶりが見事に露呈された恥ずかしい文章であった。
あるいは、開沼氏は違いがわかっていながら争点を明確にすることをあえて避けている確信犯なのかもしれない。
ふくしま希望会議の回答結果の掲載は10月18日であった。この文章の掲載は20日である。回答結果を見る前に入稿したのかもしれない。であれば、この回答への言及を早急にするべきであろう。でなければ、社会学者としての開沼氏の存在は今後の福島にとって不要な存在となる。