同行者が若干スピ好きで、パワースポットを案内してくれる女性ガイドに個人ツアーをお願いした。
どんなもんかなと思ったが解説が丁寧で人柄も良かったし楽しかった。
で、その女性ガイドは「見えるひと」なんだそうで、オプションで「おつなぎ」をしてくれた。
守護霊を見るか、親しかった故人からメッセージをもらうか、みたいな感じ。
守護霊って誰にでもいるというけど、スターとか有名起業家とかはその数も多いんだって。
応援隊みたいなもので何かあったとき助けてくれる存在だから、守護霊の数が多い人は常に大勢から応援されアドバイスされ、
なんか困ったときにも救いの手が無数にあるってことらしい。
それを聞いてちょっと羨ましく思った。
同行者は話好きなのでらしくて笑ったけど、その雰囲気を見て言ってるんじゃないかとも思った。
自分は「今見えるのは1人です」って言われてちょっとがっかりした。
「守護霊はどこかへ出かけてるときもあるから」って言ってたけどフォローじゃないのかな。
先祖にあたる女の子なんだそうで、絵を描いてくれたらおかっぱに着物で、座敷童みたいだなと思った。
まあそれはいいんだけど、女性ガイド曰く「女の子が、あなたが困っていると言ってる」と。
それで「知らない人から悪口を言われたことはありますか?」と聞かれた。
詳細は伏せるけど、炎上してインフルエンサーに個人情報拡散されて、まとめサイトにまとめられて叩かれた結果何が起こったか想像してもらえれば大体合ってる。
正直あんまり思い出したくない話だし、ましてや初対面の相手に言いたくない話なので、自分は「いやー、どうでしょうねー」ってはぐらかしたんだよね。
まあ現代で「知らない人から悪口を言われる」状態って、大体インターネットのことかもしれないけどビビった。
なんか自分も生き霊飛ばされてる、みたいなイメージがずっと頭にあったから。
メモとかとってなくて一度聞いただけの要約なので、ちょっと間違ってるところとか、自分が勝手に解釈しちゃってるところもあるかもしれない。
インターネット世界は目に見えないものだけど、目に見えないものにも念は宿るし、生きる。
大勢の念が集まっているので、それはそのうちに合体・成長して生き物みたいになる。
昔はよく、古い鍋とか皿が妖怪になるって言われたけど、今はインターネットの中に妖怪がいるみたいなものだって。
それでその妖怪は寄生先を探している。なぜかというと、そのほうが行動しやすいから。
幸せなパワーはパッとその場で散りやすいけど、悪意はジワーってシミみたいに残る。
悪意の念の方が圧倒的に強いので、基本的にインターネット妖怪は悪意妖怪。
悪意妖怪は仲間を増やすために、寄生先にもっと悪意を書き込ませる。
寄生先は人格を乗っ取られちゃって、今は悪意妖怪がネットの中だけじゃなくて現実にうじゃうじゃいる。
同行者がじゃあ悪意妖怪と普通の人間を見分ける方法はあるのかって聞いたら、○色と○色を好むようになるって言ってた。
これ何色か書いたら「お前それあのアイコンのインフルエンサーのこと言ってるだろ」ってなるから書けねえ。すまん、適当に想像してくれ。
旧Twitterを連想させる青とか黒ではない。あまり暗いイメージの色ではない。
あとその女性ガイドからは忠告っぽくパソコンの前で「○したい」「○にたい」とか考えない方がいいと言われた。
悪意妖怪の寄生先に選ばれるからだそうです。みんな気をつけてね。
自分が叩かれまくったとき「こういうことしてくる相手はどうせ現実世界で幸せじゃない」って考えようとしたんだけど、
悪意妖怪の話がマジなら、悪意や不幸は伝染して増えていく一方じゃね?って思う。
とりあえず一回冷静になったほうがいいと思う