2024-01-04

映画あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」を見てきた

女子に連れて行かれた、めっちゃ泣いてた

別の女子も泣いたって言ってたからどんなもんかなと思ったけど

結構しんどかった

いわゆる携帯小説のたぐいだった

なろうの異世界転生系に近いナニカであると言えばいいだろうか

 

太平洋戦争時代タイムスリップして特攻隊員に恋する話なんだけど

どうしても舞台となる戦中の描写が粗くて集中できなかった

あとヒロイン性格や悩みも良くわかんなかったし、どう惚れたのかもよくわかんなかった、男の方はちょっと不気味だった

気分はスマホ太郎を見たときのようだった

 

それでも若者には受けてるみたいなので、俺が間違ってるんだろうなと思った

 

多くの違和感の正体は、原作小説であり、主人公が中2であるためだった(映画では18歳、女優は25歳)

主人公発言が言ってしまえば幼稚なんだ、偏差値35の女子高生ならこんなかな?とも思うが、設定では頭がいいことになっていたので違和感がすごかった

元が中2なら納得だ

作者は元国語教師らしいので

もしこれがちゃんと中2主人公で、戦時下の難しい話や価値観の違いは脇に置いといて、愛にフォーカスを当てた文章イラスト付きであったら、しっくり来る内容だと思う

 

あと展開の改変も多かったようだ

小説の方では波乱があり、盛り上がる場所もあるようだが、映画ではごっそりだ

(一応ネタバレはしないが、あらすじをちょっと調べるだけでだいぶ削ぎ落とされたことがわかる)

まり私は原作も読んでないのに原作厨になってしまったようだ

 

でも実際若者には受けているようなので、そのチューニングは正しいのかもしれない、わからないけど

個人的にはちゃん原作通りの内容をアニメかなんかでやったら泣けたと思う

 

ところで、ゴジラ-1.0でも正直戦中戦後描写微妙だなとか、邦画特有の臭さとか、偽物感とかあったんだけど

ゴジラが出てきて全部ぶっ壊しちゃうから、「ああこれはファンタジーだ」と割り切れた面があると思う

 

あの花はそういう意味で、私にとっては不気味の谷に落ちていた

ショックだったのは、若者にとってアレが不気味の谷ではないということで

まり太平洋戦争というものが、ナーロッパ時代劇のような、ディティールを誰も知らないファンタジー舞台に近づいたということだ

例えばアニメ薬屋のひとりごと」ではファンタジー中華舞台なわけだが、アレは私にとって不気味の谷ではない

それは実際の中華全然くわしくないからだ

Z世代、α世代にとって戦中というものもそうなっていってるということなんだろう

 

しろ制作者がそれを見越して若者向けにチューニングしているんだとすれば、それはそれですごいなと称賛するところかもしれない

(ちなみに小説とは展開が違うが、漫画とは近いらしいので、チューニングした人は漫画編集かもしれない)

 

___

 

それにしてもゴジラでも感じたけど、今回もすごく舞台用の構成に見えた

舞台セットも数えるほどしかなかったし

 

あと福原遥萌え声ちょっと気になって集中できなかった

の子から艶がありすぎるから、助けてくれる男が下心あるようにしか見えなくなるんだよ

 

あと棒立ちで話すシーンが多すぎたんだけどこれは元が小説からだよね

もう少し動きをつけられなかったのかな

 

あと軍用食堂という設定なのにメインメンバー以外が全然出てこないの違和感あるしもったいない

たぶんこれも小説で描かれてなかったからだろうけど(それか予算不足か)

先に何人かが特攻に行ってしま描写があるだけで結構違うのにな

 

あとタイムスリップを受け入れるの早すぎ、今どきの子かよ

親との喧嘩の内容が雑すぎ

なんで親と和解できたのかも謎

「溺れた子を助けて亡くなったお父さん」のフックも回収してなくてモヤモヤした

  • おじさん(おばさん?)が何で女子(娘?)に映画誘われたのかが気になったやで

    • それはどうでもいいだろ 相手は23と21だ 客層は10代が多かった

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