2023-11-12

今年の紅白がどんな演出するか気になってる

地上波テレビしか紅白の内容が気になっているおっさんなんて、意識高いはてな村においては最下層の人間として軽蔑されるのだろうが、気になるものは仕方ない。

何が気になっているがといえば、今年の紅白朝ドラをどう扱うかということだ。

地上波など愚民の見るものと見下して知らない人のために説明すると、紅白では毎年、朝ドラ重要コンテンツで、主題歌は優先的に選ばれるし、朝ドラ登場人物応援に駆けつけたり、以前は『あまちゃん』の特別編的なものを展開してみたり、まあいろいろな取り組みをしてきたわけである

で、今年の下期の朝ドラブギウギであるが、笠置シヅ子の生涯を下敷きにしたこドラマドラマでは福来スズ子)、わりと評判がいいらしい。

なにしろ歌手の生涯の話だから舞台歌唱シーンに力が入ってる。そして主役のスズ子を演じる趣里が、なかなかに好演している。

この人は水谷豊伊藤蘭の娘というバリバリ2世なのだが、もともとバレリーナ目指して挫折した過去があるそうで、女優に転身してからも親のゴリ押しを使った印象が希薄なところが、好感を呼んでもいるようだ。

映画に出てもないうちから映画賞もらったり、なぜかブランドアドバイザー歴任してたりするどこぞの誰かとちがって、ご両親もしっかりしているのであろう。

ドラマはいい感じに10から演じていて、とても33歳には見えない。母親役の水川あさみとは実年齢が7歳しか違わないのに親子に見えている。

で、ドラマでは初回で『東京ブギウギ』の公演を再現してみせ、歌唱力もあるところを見せつけて、これはそのまま紅白企画として使えそうなクオリティであった。

で、今週は、育ての親である服部良一ドラマでは羽鳥善一)とであって、服部良一笠置シヅ子としての最初の曲である『ラッパと娘』が大好評になる、というくだりだったが、これもなかなか良かった。

5分の朝ドラで全曲フルコーラスステージをそのまま流すのは、わりと思い切った演出だと思うが、制作側も趣里歌手としての実力に信頼をおいているからこそ、だろう。

この『ラッパと娘』という曲、昭和14年1939年)の日本の曲とは思えないおしゃれな曲なので、知らない方はぜひ聴いてみてほしい。笠置シヅ子オリジナルも含めてYouTubeにいくつも上がっている。作詞服部良一だそうだが、変に抒情的な意味などなく、“みんなこの歌歌えば楽しい”くらいの内容であとはスキャット主体なのもかっこいい。日本アメリカ戦争始める数年前は、まだまだこんな“敵性音楽”が普通に劇場でやれてたんだなあという軽い驚きもある。

で、これを紅白でどう盛り込むのかと考えると、気になるのは羽鳥善一(服部良一)役が、草彅剛ということなのだ。

なにしろ笠置シヅ子の育ての親であり、今週のドラマでも羽鳥善一がノリノリで指揮するバンドをバックに歌うステージが展開されていた。

紅白趣里を出して企画やるなら、やはり羽鳥善一(草彅剛)も一緒に出ないとすごい不自然なことになるだろう。

果たして、旧SMAPメンバー紅白復活はあるのか?

しか服部良一モデルにした役。

あの、息子が喜多川某の性被害者だったという服部良一である

おそらく今、NHK内部でいろんな駆け引きやら調整なら行われているのだろうが、堂々と草彅剛紅白ステージに出したら、ちょっとNHKを褒めたい(←謎の上から目線

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん