2020-10-28

呪術廻戦がオタク向け

anond:20201027103914

よくわからんなー。

メジャータイトルじゃないのは理解できるけど、オタク/サブカル/ジャンプ向けというよりマガジン系の少年誌読者向けというか。

荻野真孔雀王)や荒俣宏帝都大戦:これ、タイトル意識してる?)とか知ってるおっさん受けもある程度はあるかもしれない。

昔はゴッドサイダーとかオカルト志向のもの結構あったんだけど、今はすべてが暴かれた時代なので、そもそもジャンルとして出てこないんだよね。少なくともメジャーどころでオカルトものは少ない。

ただ、リーマンショックからの延々と続くデフレ経済津波コロナと続いてオカルトが注目される下地はできているので、そこでキュレーションされた結果出てきたものなんだろう。

構造としては特殊体質の天才主人公プロフェッショナル師匠型の人物、バトルの仕組みという少年漫画的な要素は網羅していて、学園物が入って連載が続けやすいようにする工夫(という名のバッドノウハウ)が見られる。

ジャンプにはジャンプ漫画家に課せられたそれこそ呪いってものがあって、ジャンプ漫画家王道となったものを履修させられる。だからDB流行ったらトーナメント常態化し、ワンピ流行ったら友情を組み入れることを意識させられる。ヒロアカで学園が出てきたら学園を入れたほうが良いとなる。葛藤して真っ向から打ち勝つという古びた概念も入れなければならない。

がんじがらめの伝統芸能の中でジャンプらしくない、と言われるのはさぞ作家にとてはプレッシャーだろう。それこそ藤本タツキのようなナチュラル天才レベルでなければ(※)ジャンプ評価軸に入ってしまう。

というわけでオタク層というにはちょっと遠い。

せいぜいTwitterで消費される層をそんなふうに呼んだのだろうか?

各々が思い浮かぶオタクというイメージが違うんだろう。

作品のもののことを言えばこの手のものにあるグロさが足りんかなとは思う。味方の人間が半分取り込まれ意識があるのに真っ二つにする胸糞系のエピソードとか(原作にはあんのか?)。

藤本タツキは厳密に言えば天才というより映画を見すぎたオタク作家だと思っている。つまり天才というより天才に近い秀才という印象がある。このタイプ理論に凝り固まって小島秀夫みたいなガチガチに固められた世界観を構築するか、ウィットに富んだ世界観を構築するかに分かれる。見たものも影響してて、藤本は明らかにタランティーノファン(というかそんなこと言ってた気がする)。

記事への反応 -
  • ギャグが上手とは言えない チェンソーマンの振り切れたギャグを見習え あと呪術廻戦は感情面で共感しにくいキャラが多いので キャラクターの魅力面はまったく王道ではなくこの分野...

    • よくわからんなー。 メジャータイトルじゃないのは理解できるけど、オタク/サブカル向けというよりマガジン系の少年誌読者向けというか。 荻野真や夢枕獏(帝都大戦)とか知ってる...

    • メジャーコンプレックスからいい加減卒業しろ

    • 呪術はオタク臭すぎて鬼滅みたいにはウケないと思うわ

    • オタクというより、ごく一部の中高生くらいじゃね?

    • ジャンプで10巻以上出してアニメ化しても未だメジャーでは無いとか厳しすぎません?

    • チェンソーマンがメジャー受けしやすくて感情移入できる、みたいなクソ批評はやめろ。 ワンピでも引き合いに出しておけ

    • まるでチェが一般受けするかのような妄想はやめたまえ

    • 東堂とナナミン魅力的やん

    • 過去編ロボ編渋谷編とカタルシス皆無な負け戦ばかり一年以上続けている漫画がメジャーで勝てるわけねえだろ。

    • チェンソーのが好きだけど大勢にウケるのは流石に呪術やわ。 どっちもおどろおどろしいところがあってオタク向けでわかりにくいところがとこどこあるって部分では同じだと思う。で...

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