2018-06-07

「二度目の~」と「さくら荘」から考えるネットマジョリティの変化

さくら荘のペットな彼女騒動を覚えているだろうか。

あれは2012年アニメとあるシーンにて原作だとおかゆだった物体アニメでは韓国料理であるサムゲタン連想させる絵面になっていたことをきっかけに大炎上した騒動だ。

当時、その改変を過度に猛烈に批判する、そしてそこから発展した韓国へのヘイトをばら撒く意見というのは間違いなく当時のインターネットにおけるマジョリティであった

当時といえばまとめアフィブログ全盛期で、ニュースサイトも今ほど便利ではなく、人々はまとめブログを信じ大手アフィブログ記事方針インターネット全体を動かすほどの権力を持っていた

まとめブログ韓国中国を叩く、ヘイト記事を作るとアクセスが増えることに気づきビジネスとしてその手の記事を量産していた。

当然まとめアフィブログさくら荘に関連して作品批判韓国ヘイトを前面に押し出し記事を揃って出してインターネット全体の方向性操作していた。

韓国要素を出したさくら荘は猛烈に批判された 韓国へのヘイト監督脚本への誹謗中傷、数え切れないほどの「ヘイト」がインターネットの中心に存在したいた

とき2018年インターネットはどう変わっただろうか

まず情報サイトとしてのまとめサイト権力が大幅に縮小した。情報メディアとしてはメディアニュースサイトがより発展したことまとめサイトの「操作」が入ってない情報を多くの人が目にすることになった

そしてそれに伴い嫌韓思想も大幅に縮小した。未だに韓国中国に対するヘイトを隠さない者はネトウヨ=異常者として白い目で見られるインターネットマジョリティ自然となっていったのだ

そしてその中でヘイト=当然良くないことだよねという認識も当然のように広まっていたのである

そしてそんな中で起こった騒動が「二度目の人生異世界で」事件である

原作者のヘイトツイートとされた過去発言上記の時期の発言である。はっきり言って当時ならそんな白い目で見られることはなかったであろう内容だ(姦国とかはかなり過激派表現だが)

原作者は当時のネットマジョリティに乗っかっていた存在なのだしかしそれは今見ると強烈なほどに引かれ、非難されるに相応しい内容であることは間違いない。

そのような発言拡散されてしまった原作者はネット世論の意見として「こいつはダメだ」という風になり結果としてアニメ化中止にまで追い込まれ事態となった

ではこの騒動がもし2012年にあったとしたらどうなっていただろう?おそらく日本インターネットでは原作者を「事実だしw」みたいな感じで肯定し、不満を訴える中国人を非難する記事が作られ、ヘイト肯定されこのような自体にもならなかったのではないかと私は考える

逆にさくら騒動2018年に発生していたとしたらこのような炎上は発生せず一部発狂してるネトウヨ嘲笑うような状態になっているだろう

この数年の間でネット住民の「中韓」「ヘイト」などに関わる認識というのは大きく変化した。この2つの事件インターネット条のマジョリティ思想がどのように変化したかを表しているものである

  • 今でも「サムゲタンはないわ〜」と思う 「おかゆ作ったよ」と「サムゲタン作ったよ」では意味が違うのに変更した理由が「おかゆ描くの難しい」とか言ってたのはまだ許してない

    • だが作ってもらってうれしいのは圧倒的にさむげたん

    • だからといって普通は食い物が変わっただけであんな炎上はしないよな 嫌韓とは何の関係もなかったと本気で思ってるなら頭おかしい あとおかゆを描くのが難しいってのは作品に参加し...

  • なにアニメについて熱く語っちゃってるの?キモいんですけど。

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