フリーランス、個人事業主、いや会社経営をしていても、「支払い遅延」には遭遇してしまうものなのか。会社より、フリーランスや個人事業主のほうが支払い遅延をやられてしまいがち、とおもうのは私が視野狭窄に陥ってるからなのか....。
最近、支払い遅延があって、もやもやもやもやしている。「〇〇を盛り上げる副業&フリーランサーの集まり自称クリエイティブ集団イェーイ!」みたいな組織のヘッドAさん。業務委託契約を結んでいて、継続的に報酬が支払われる関係にある。
最初は「こっちが請求書送り忘れてるのかな?」と思ったけど、そうでもない。メッセージングアプリの添付機能でも送付していることが確認できた。
相手に悪気はないだろう、と思いメッセージングアプリで、でもすごく言葉を選びながら「30日入金予定ですが、きょう5日になっても確認できていないです。お手数ですが、一度ご確認いただけますか」というような、なるべく下手に出る感じに問い合わせてみた。カジュアルに「おっけ~」と返信がきた。だけど待つこと一週間、音沙汰なし。また問い合わせるのも、「カネカネカネ!!」って言ってるみたいで抵抗があった。
結果的に、その自称クリエイティブ集団の士業の人に「請求書の書き方の相談」というでっちあげの相談のテイでそれとなく伝えて、Aさんに支払ってもらえた。
Aさんから、入金したことについての連絡もなければ、入金が遅れたことについてのお詫びの言葉も一切なかった。こちらからは「入金確認しました、ありがとうございました」とは伝えた。
学生の頃にバイトしていた名古屋の会社では、システムトラブルかなにかで取引先への支払いが3日遅れ、男性社員2人が菓子折りもって詫びに行くというシーンがあった。支払いが遅れるというのはそれくらいするものだと思っていたので、支払いが遅れたことに対する詫び皆無なのはびっくりした。それともあれはローカルルールなのか、名古屋って無借金経営企業が多いから、支払い遅延に対しても厳しいのかな。菓子折り云々は額が大きいからかもしれないが、それでなくとも詫びナシってどうなんだ、「ごめんね~~」でもいいんだよ。こっちに回収コストを負わせたっていうことを意識してほしいんだよ。
そんな具合にAさんへの不満が見えたら、相手およびその自称クリエイティブ集団への不信感がすごく募ってくる。そういえば集団のBさんは私との打ち合わせ3回中3回とも場所を間違えたり時間を間違えたりしたな....とか、Aさんとの打ち合わせの時もたいてい前の打ち合わせ長引いて30分はロスするんだよな、これってわたしの時間ないがしろにしてるよな...とか。そのときは「いいよ、いいよ」で済ませていた不満とも思っていなかったことが、ふつふつと不満という形に変わり、集まって、大きな不満に姿を変える。
で、はたと自分を振り返ってみる。
自分はいまのところ支払い遅延をしたことはない。だけど、支払い遅延をやらかしたら、おんなじようなモヤモヤを相手に抱えさせるかもしれない。
私の場合の信頼毀損トリガーが「支払い遅延」と「謝らない」ことだったけど、そのトリガーは人によって、「しょっちゅう遅刻すること」だったり「メールの返信が遅い」ことだったりする。
私、メールの返信が最近ちょいちょい遅くなっている。もしかしたら誰かをモヤモヤさせたりしてるかもしれない。看過してもらえた小さなミスが、信頼毀損のトリガーにより大きい不満になってるかもしれない。
ビジネスマナーって、めちゃくちゃ大事だ。この件は、相手の考えるビジネスマナーと自分の考えるビジネスマナーが違って、それで不快な思いをしたってことなんだけど、自分も絶対的正しいビジネスマナーができているていう自信がないんだもの。