「俺メンヘラホイホイだからさーw」などとうそぶく男性は自分も精神がアレ、という事実はとうの昔に「バレンタインはチョコ会社の陰謀」レベルの常識として国民に広く認知されているかと思っていたのに!
ここ最近「俺メンヘラホイホイw」アピールを複数方面から続けざまに喰らったのでツラい気持ちになってる。
ちなみにこの場合のメンヘラとは「自己肯定感が低く不安が強く情緒が安定しない女性」くらいの意味。
「自称メンヘラホイホイ」には二通りのパターンがあると思っている。
いわゆる自己肯定感が低く、不安が強いタイプの女性に惹かれやすい。なぜなら不安が強い人は常に「不安です、不安です、不安です!」と解消して欲しい課題を提示し続けてくれるから。課題が見えやすいので「自分でも彼女を救えるかも」という気持ちになる。「彼女となら俺はヒーローになれる」と甘い気分にもなれる。
裏を返せば、常に彼女の不安を解消することで、役立ち感や居場所感を抱けないと彼自身も不安になってしまうのだ。根っこには「彼女を救えるような俺でなければ愛される価値がない」「役に立つ人間でいなければ生きている価値がない」という彼自身の自己肯定感の低さがある。
自己肯定感が低く不安の強い人間同士で相互補完的にくっつく分には問題がないように思うが、彼女の「不安です!」をすべて完璧に解消することは、神や仏の領域に達しない限り難しい。大抵はキャパオーバーとなり「付き合ってみたら彼女がメンヘラだったわw」と飲み会でアピールすることになる。
2…ちょ、おま、それはメンヘラホイホイじゃねー!メンヘラメーカーだ!
ストレスがあまりなく、それなりに満たされていれば、感情や情緒の変化もモニターできて何か問題があっても過剰に攻撃的にならず状況を良くしていける、そんな人は男女問わずいっぱいいます。
そんな人であっても、常に強いストレスにさらされ、不安な状態に置かれ続ければ、メンタルが不健康な状態に追い込まれるのは、実感としてわかるのではないでしょうか?
例えば、
・調子の良いことはよくしゃべる割に正面向き合っての話し合いからは逃げる
・他の女の影をちらつかせる
・判断や決断はいつも相手任せにしいざとなったら「あなたがそう言ったんでしょ」と相手のせいにする
要するに相手を不安にさせて「不安です!不安です!不安です!」攻撃を仕掛けずにはいられない状態に追い込むタイプの男性が一部いまして、そんな風に自分で仕向けておいて「好きになったときは普通だと思ったのに、付き合ってみたらメンヘラだったわw俺まじでメンヘラホイホイw」と飲み会でドヤ顔キメるのです。
なんで彼らはそんなことするのかと言ったら、結局「彼らもまた不安だから」としか思えない。
常に「なんでこんなに不安にさせるの?」「なんで?」「なんで?」「なんで!?!?」と構われ続けていないと不安なのだ。
相手を自分に強く依存させていないと、離れて行ってしまうんじゃないかと不安なのだ。
ここでも1と同じように、依存のない状態での自分は愛されない、離れていってしまうという自己肯定感の低さが見える。