2016-12-17

女性容姿だけで価値が決まる社会

私の学生時代の頃を、ふと思い出した。

もう16年程前になる。

心の底に蓋をして閉まってあった、古い心の傷が、ようやく今になって癒えてきたみたいだ。

匿名blogにやっと言葉にして話せる時がきたみたい。

私の学生時代は、(男性からの)女性への容姿差別が酷い時代で、ブスだと壮絶に苛められた。

ブスは女性ではない。ブスはブスで、人間としての扱いはなかった。

その時代はまた、整形手術が大ブームになった時代で、

私はブスを理由の苛めで悩み、リストカットを繰り返していた。なので醜形恐怖の苦しさから逃げるようにしてプチ整形を行った。

当時は、整形した人間犯罪者のような言われようだったので、後ろめたい感情の伴う勇気がいる行動だった。

だけど、リスクカットを繰り返す辛さと比べたら、たいした勇気必要なかった。

学生時代だったので、バレる人にはバレていたのだろうけど、

今思うと、思いきった行動への感覚というのは、虐めという日常の中では麻痺していたのだと思う。

整形は傷が残ってしまって、それもショックで、私の人生は終わったと思った。

多くの女性は、この時代プチ整形など

行ったのではないか?と私は思っている。その当時、美容整形外科は大もうけをしていたから。

そして、その後、数年してから、ある話題が起きた。

整形を隠して結婚した妻に、慰謝料請求して離婚する事ができるか?という裁判が起こったのだ。

判決は、"慰謝料請求して離婚できる"だった。

通常、整形というのは心の傷と密接に繋がっているので簡単カミングアウトできるものではない。辛い過去で蓋をしているトラウマから

整形のカミングアウトは、怖くて言えない。ブスだと差別される恐怖と、犯罪者としての非難ダブルでされることになってしまうから

私の、結婚への願望は完全になくなってしまった。

私のように秘密を抱えている女性は世の中に多いと思う。

けれど、整形の問題がなくても、社会に出てから男性の心の醜さにはうんざりしてるので、結婚はできなかったと思う。

男性既得権の死守の為に、女性への差別差別差別連続だ。

本当に醜い。頭の中にあるのは、女金名誉面子。心の成長が小学生で止まっている男性ほとんどだ。

40~50代の年齢になっても女性内面では見れず、容姿しか判断できないのだ。

そんな段階は女性1020代卒業している。

顔だけではなく、胸が大きい小さい、形がどうだこうだともよく言っていた。

私の人生計画は、結婚する気はいっさいなく、社会で自立して女一人で生きるつもりだった。

小学生レベル精神年齢なのに、経済力があるというだけで男が上というのは、

私の性格では我慢できなかった。

けれど、社会進出を望んだけれど

ガラス天井があまりにも強固で突き破れそうにない…。

女性差別発言を息をするように吐く男性に、正直、強烈な憎悪を抱いてしまう。同じ空気を吸うのも我慢できない。

胸をかきむしりたくなるほど、憎さで気が狂いそうになる。だから気軽に差別発言をするのを本当にやめて欲しいと思う。

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