ここまでの顛末、対応を見て、たいていの人は薄々感づいているはずだ。「こいつ、どんだけ炎上しても逃げ切る気だな」と。
NAVERまとめへの批判記事が殺到している昨今だけれど、ここまで批判されていてもNAVERが腹を切る絵図はいまいち見えてこない。「批判は一部のもの」と取り扱い、なし崩し的に現状維持を試みているようだ。民草の怒りが別の対象に切り替わるまでやり過ごそう!と、事の解決を時間に求めているようだ。
しかしもちろん「じゃあ野放しにしておこうぜ!」っていう流れに話は転ばない。戦は大将首を落としてこそ完結する。DeNAを討って一国を滅ぼした今の反乱軍の勢いを鑑みればそれはなおの事だ。
ではNAVERを打倒するにはどういった手段に出ればいいのか。以下は1+1=2!ぐらいのみんなわかりきった話だ。再確認みたいなものだと思ってほしい。
著作権侵害を助長するNAVERへ未だに広告出稿する倫理観の低い企業のまとめ
https://matome.naver.jp/odai/2148162947661675701
薬機法ロンダリングをして更に著作権侵害を助長する小林製薬のPR記事まとめ
https://matome.naver.jp/odai/2148168906592981501
出資元を殴って補給路を絶て、という実に戦略的なやり口。相手が長期戦を望むのであれば兵糧攻めは基本である。
NAVERだって迷惑行為やリスキーな著作権侵害を慈善事業や趣味として敢行しているわけではない。そこにお金が発生するからである。原動力はお金。ならお金を彼らから切り離そう!という手段だ。
https://support.google.com/sites/answer/116262?hl=ja
目につくから鬱陶しいのであって、人が見ないところでひっそりとやっていれば気にすらならないし、日を浴びなくなればいずれ自然に枯れる。
NAVERまとめの流入の大半はSEOだ。検索エンジンから根をこそげば流入はストップする。検索エンジンは一種インターネットの神様みたいなものなのでいくら大企業とはいえGoogleに見捨てられればこの地に生きるすべはない。
NAVERまとめごときで人が死ぬとは思えないが、これを原因に死者が出ればいっぺんに社会現象になるのでは。「死んだ」という事実はなんだかんだインパクトがある。各メディアもこぞって取り上げたがる。
インターネットをクリーンにするための人身御供を買って出る優秀な増田やブックマーカーが待たれる。
結局今はたまたま矢面に立っているのがNAVERなだけで、DeNA、NAVERとデカいところが死滅していったところで、その部分に零細が滑り込むだけであって、単なるいたちごっこなんじゃないか。
http://anond.hatelabo.jp/20161210211949
SEO及び検索エンジン一神教である今のインターネットの根本構造を変えない限りは根本的な解決にはつながらないと言える。
かといって、極端に厳しすぎる著作権システムや、メディア概論がまかり通ってしまうと、SFにありがちな、極端な正義しか許されない清潔ディストピアのような状態になることだろう。
そうなってしまえば反乱軍がそのまま山賊化し村々を荒らした末誰も住めないインターネットはたやすく完成することだろう。
場当たり的に役に立ったまとめ、キュレーションは確かにあった。アレ自体が完全な悪とも言えない。基本情報の全てをWikipediaに任せるのもちょっと味気ない。
キュレーションメディア判定基準 サイト自身が「キュレーション」「まとめ」などと謳っている。 外部サイトの情報 (文章・画像) を利用して自サイトのコンテンツとなるように記...
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タンブラーは?
「キュレーションの時代」著者の佐々木俊尚氏のDeNA騒動への 見解が知りたくて、何か発言していないかtwitterで探したけど 見つからなくてがっかり。