きのう泣きすぎて、まだちょっと右目が腫れている。
今まで自分の健康、心情、プライベートを切り捨てて、四六時中仕事という生活を何年もやってきた私は、
私生活も仕事もバランス良くやるのが極端に出来ない人間なのではという疑念が止まらない。
まわりの人に比べて、というより社会で生きていくにあたって、そのスキルが足らないのではと。
生活苦から逃れるために、今の生活から抜け出すために、ただそれだけを考えて刹那的に取り組んできた。
そのせいで体調を崩しても、むりやりやってきたんだ。
自分に対する悲しみと苛立ち。
彼はとっても優しい。
自分も働いてるのに、生活用品の買い出し、朝昼晩の食事、動物たちの食事、ときには洗濯ものまで干してくれる。
いくら書いても足りないほど、毎日いろんなことをしてくれてる。
分業だというのは頭では理解できる。
きついスケジュールを組んだのは上司で、曖昧なまま担当になったけれど、
自分がもっとはやく状況を把握できれば、もっとうまくできたんじゃないのか。
チームを引っ張る立場のディレクターはムードメーカーであるべきで、
私がここで帰宅するのはどうなのと思いながらも、カラダがついていってない。
帰宅途中でふらふらになって、このまま家に帰れないんじゃないかと思ったりする。
なぜ、こんなに恵まれた状況であるにも関わらず、がんばれないのか。
バランスの悪い働き方しか知らない自分がへっぽこ過ぎて泣けてくる。
何もできてないことにイライラしてくる。
重いカラダを引きずって泣きながら猫トイレを片付けたら、うまくできなくて汚れた猫砂がザーッとこぼれて床に広がった。
最悪だ。
どうしようもない破壊衝動を押し込めると、自責でいっぱいになる。
自分を傷めつけたくなる。
この状況にまた涙が出てくる。
やっとの思いで片付けてベッドに戻ったけれど、涙が止まらない。
彼が、なんで泣いてるのって聞いてくれても、うまく説明できない。
自分でもなにがなんだか分からなくって、明日もはやく起きたいのに心がこじれてしまって焦っている。
彼は、私をそっと抱きしめてくれて「お説教じゃないよ」と言いながら、親身にアドバイスしてくれる。
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最初は強制でいいから、自分で決めたことを必ず実行するようにする。
いずれ習慣になって、苦にならなくなるから。
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「でも、壊れた楽器はどんなに調律しても演奏できない、使い物にならないこともあるよ。たぶん私は壊れてる」
「壊れてないから大丈夫。壊れてたら今生きていけてない。そこまでのときは、まず修理すればいい」
鼻が詰まらせてずびずび言いながら、屁理屈を言う私を諭してくれる。
涙と鼻水を拭いて大量に消費したティッシュが切れた。
炭酸が飲みたいからコンビニにで一緒に買ってくると言って、ティッシュと炭酸水と、ハロウィンパンケーキを買ってきてくれた。
いらないって言ったけど、このまま眠ったら目が腫れるよ、
甘いものが足りないから気分が上がらないんじゃないのって、リビングに引っ張りだしてくれる。
私はとってもしあわせだ。
こんなにしあわせなのに、こうやって泣いてる。
夢の中で社長に「こんなに時間かけて、こんだけしかできないの」って言われたと話した。
実際にはそんなこと言うひとじゃないけど。
今までの働き方じゃ長期で見ると体調崩すわけで、そしたらまた休んだり積み上げたりしなくちゃで、
年齢を追うごとに取り戻すのがキツくなるし、そうやって休んでいられるほどのお金は存在しない。
だけど、何年も偏ったやり方をしてきた私は、自分にまるっきり自信がなくて。
うまくできなくて。
難しく考えなくていいよ。真面目過ぎるんだよ。
そんなことないんだけどなと言いながら、とりあえず猫たちの生活を守るためにも働かねばなと思った。
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ここでいつもよりはやく家を出れないあたり、ほんとダメな人間だなあと思う。
まあ、へっぽこはへっぽこなりに気負い過ぎずやっていこう。
すべては自分次第だ。