2015-08-19

大学院入試面接試験でよく出るテンプレ質問

そろそろ大学院入試シーズンなので,聞かれそうな質問をまとめてみた.

質問は大きく分けて2種類ある.コンテキストに強く依存した質問と,テンプレ質問だ.

このうち,後者は仮に試験官が一切話を聞いていなかったとしてもできる質問だ.時間を掛ければ対策はできる.

よっぽど試験官の頭が良くない限りはテンプレ質問ばかり来るから

テンプレ質問の準備をしておけば院試は恐れることはない.試験範囲が決まった筆記試験のようなものだ.

また,コンテキスト依存質問も発表内容のみからできる質問と,そうではない質問に分けることができる.

コンテキスト(発表内容)依存

発表に対して,論理的に行われる質問

『「手法にはナイーブベイズ法,決定木,SVMがあり,そのうちSVM採用する」

とおっしゃっていましたが,なぜ他の手法採用しなかったのですか?』

といった質問基本的院試は発表時間が短く,

穴のない発表をすることは難しいので(試験官がちゃんと話を聞いていれば)

この手の類いの質問はよく来る.

対策

論理的に行われる質問は,論理を押さえておけば容易に対策できる.

まり

あたりを押さえておけばいい.

例に挙げた質問に対しては,他の手法採用しない理由SVM採用する積極的理由

きちんと答えられればOKだ.

コンテキスト研究領域依存

これは試験官がその領域に対する知識を持っていて,かつ突っ込みどころがあるときに来る質問だ.

質問の種類としては一番対策が困難だが,これを綺麗に返すことができれば評価うなぎ登り

例えば,『「機械学習SVMを利用する」とおっしゃいましたが,

ニューラルネットワークなど別の手法はご検討されなかったのでしょうか』

といった質問だ.もちろん検討しているけれど時間の都合上紹介しなかったという

雰囲気を出しつつ,隠しスライドでも出しながら説明すれば良い.

対策

この質問に関しては,ひたすら基礎勉強サーベイをして知識を身に付けるしかない.

時間がないのであれば不勉強を悔いつつ,このような質問が来ないように誘導しよう.

テンプレ質問

これらの質問は発表とは一切関係なく,

研究」というもののものに対してよくされる質問だ.

あなたの発表がわかりやすく,かつ試験官の頭がいい場合

こういう質問だらけになることはまずないが,現実はそうではない.


逆に言えば,誰もが思いつくようなこのような質問

うまく答えられない場合評価はかなり低くなってしまうだろう.


あなた研究新規性は何ですか?」
あなた研究有用性は何ですか?」

テンプレ質問筆頭.このような質問が来るということは

プレゼンでは何も伝わらなかったということなのだけれど,

いつでも明確な回答ができるように準備しよう.

あなたが属する**という分野に,あなた研究が貢献することは何ですか?」
あなた研究によって,誰が喜ぶのでしょうか?」

上記新規性有用性の変形だが,こちらの方がやや難しいことがある.

志望研究科が学際的な場合特に前者の質問にはかなり困るけれど,

何となくそれっぽいことを答えよう.

「背景/目的/手法/評価方法がよくわかりませんでした」

時間が短い場合,これらを全て押さえた十分な発表を行うことは難しい.

ただし,これらについてはいつ聞かれてもいいように,

発表には使わなくてもスライドは用意しよう.

「どのようにこの研究評価するのですか?」

そもそも評価が難しい研究だとこの質問結構厳しい.

修士院試であればどうせ研究は終わっていないのだから,絵空事を答えればいい.

「この研究で一番難しいところは何ですか?」
「いくつかの手法を試していますが,どれが一番効いているのですか?」

このような質問をする人は大抵何もわかっていないので,何を答えても納得してくれる.

「先行研究は何ですか?」
「先行研究に対し,あなた研究が優位な点は何ですか?」

読んで無くてもタイトルを5本くらいは挙げて,

うち2本くらいはアブストくらい読んで適当に答えれば完璧だ.

「先行研究がない」なんてことはないというのが常識なので,

背景だけ,あるいは手法だけでも似ている研究を見つけてきて

それらしい説明をしよう.


院試なんてもの通過儀礼なので適当に流せばいいと思うけれど,

これらの質問学会その他にも応用できるので日頃から考えておくと良い.


また加減が難しいところではあるけれど,例えば先行研究を一切説明しないなどのように

あえて穴を作っておいて質問をそこに誘導するという手法もある.

うまい返しができたことでのプラス評価が,

明かな穴がある発表をしたことのマイナス評価を上回る場合有効だ.

学位審査院試といった場においては狙ってもいいかもしれないが,

学会などにおいては検討していなかったことに対して質問が来ることの方が

はるか大事なのですべきではない.

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