2015-03-23

ユリ熊嵐がつまらない

まらない。とにかくつまらない。毎週苦痛で仕方がない。

見なければいい。わかっている。それでも放送時間はやってくる。しかしつまらない。

ネットに繋ぐ。とても評判がいい。これがわからないヤツはバカとでも言いたいような文字列が並ぶ。腹が立つ。

というわけで次の週も見る。やっぱりつまらない。気が狂ってしまいそうになる。なのでつまらない理由を列挙する。

わかりきってるからまらない

分かり合うって大切だよね。(分かり合えないってつらいよね、ともいえる)

自分の好きという感覚を信じよう。

からないからって他人を傷つけちゃいけません。

ユリ熊嵐のなかのストーリーともいえる部分は、ざっくり切って以上の3つを広げたものにすぎない。

透明な嵐に負けちゃだめ。スキを諦めない。キスをあきらめる。

1話先行発表会に集まったファンを絶句の海に叩き込んだ惑星マリア、断絶の壁、ユリ裁判

しかしそれらは謎でもなんでもなくなる。「あ、これ説明しないんだろうな」ということは見続けていればいやでもわかってしまう。

そして見続けていれば、テーマ他者とのコミュニケーションの話だということはどんなアホでもわかる。なぜなら同じ話の繰り返しだから

謎だった部分が無意味であればあるほど、単純すぎるテーマが浮き彫りになっていく。結果興味が薄れていく。

同じ内容の説教を30分間週イチで聞かされているのと同じ。もう言いたいことはわかってるから、早く終わってくれと思う。つまらない。

セリフがつまらない

ガウガウ。ジャマジャマジャマー。デリシャスメル。しつこい。

それがセクシークールキラキラ。しつこい。

同じセリフが同じタイミングで同じ用法としてしか出てこない。なんの機能も果たさない。キャッチコピーとしての美しさも、読み取れるほどの意味情報もない。

語感がいいかといえばそうでもない。少なくとも2015年センスじゃない。

るるかしこい、は脚本として正しい使われ方をしていた。ような気がする。言語自体死ぬほどダサい

私はスキを諦めない。わたしはキスをあきらめる。ポエムを使わないと会話が書けないのか。つまらない。

キャラクターがつまらない

なぜなら同じセリフを繰り返し続ける機械から、そこに全く人間(クマでもいい)が見えない。

大半がポエムなので、キャラクター実存からかけ離れていく。

きわめつけに演技力もない。だからキャラクターに魅力がない。彼女らの行く先にまったく興味が持てない。つまらない。

絵づくりがつまらない

とにかく見ていて面白くない。バンク視覚的な面白さがない。変身シーンが苦痛しかない。

美術過去作品から転用だったり、名作映画から引用だったりする。

話題になったサイコの家やクマ撃ち写真も結局なんの意味もないただの引用だった。

現実のセットで作れるものアニメで作る意味が感じられない。つまらない。

脚本がつまらない

驚くほどツイストがない。引きのある終わり方のあと、これが起こるんだろうと思う。そして起こるべきことが起こる。やっぱりか。つまらない。

ポエム絵本が挟まれる。結論のわかりきった説教のなか、結論のわかりきった例え話が始まる。最初説教も例え話なので、聞いていてつまらない。

話が進まなくてイライラしてくる。ポエムが繰り返される。ポエム絵本引用される。ますますイライラしてくる。つまらない。

結局言いたいこと

からないならわからなくていいと監督が言う。この人の世界面白いとファンが言う。

わかりあうことが大事だと作品が言っている。空気に飲まれるなと作品が言う。

この作品根本から破綻している。つまらない。

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