http://anond.hatelabo.jp/20140728192429 を書いたクワガタ増田だよ。
でもクワガタ増田の方針としては珍しい種類とか条件のいい個体を重視しないマッタリ採集なので、価値にこだわるレベルの話はないよ。
言わなくても想像できるようなものは後でちょろっと書けば済むので、若干入手に手間取るものについて詳しく書く。
これは真っ先に入手してほしい。
自分は首都圏の人間だけど、アクセス圏内にあるような森は間違いなくヒルが出る。
正確にはヤマビルというやつで、本来のヒルより小さいし無理に引き剥がすと肉がちぎれるみたいな危険さはない。
ありとあらゆる隙間から入り込んで、傷口を凝固しにくくなる物質を注入しながら血を吸う。
肌の露出があると当然あぶないし、林床だけじゃなくて木の上の方にもいるからつばの広い帽子も必要。
それプラス薬剤で忌避させるんだけど、アウトドアショップとかに行くかネット通販するかしないといけない。
ネタではない。
商品レベルには劣るものの、自分で濃い塩水(濃度20%以上)、酢水を体に吹きかけながら移動するのも補助にはなる。
ちなみに一時的に弱るだけのナメクジと違ってヤマビルは塩でそのまま死んでしまう。
その場に落ちてた木の枝とかでもいいけど、塗布するタイプの虫除けを使って、スポンジ部分でグイっと押しのけると楽。
なにせ薬剤で反射的に身を離してくれるから。
虫除け用に密度高く編んだ商品があるので予算に余裕がある場合は買ってもいい。
自分は暑がりなのと、腕は視界に入りやすく自分である程度注意できるので薄手のもので済ませている。
その代わり足元はきっちり防御を固める。
なんでなのかは知らないが前述のヤマビルはストッキングの布をこえてかじりつくことが出来ないらしい。
男性は通販でも、彼女がストッキング伝線しちゃったみたいな顔をして買うでも好きな方を。
実は網は意外といらない。
クワガタムシはそこまで飛ばない。
その代わりすごい速さで足で逃げる。
灯火にむらがっているものをシルエットだけで当たりをつけて採集したいときには有用かもしれない。
隙間に入り込んだ個体を確保するときに有用だけど、力任せに木から引き剥がすと足の先端のふ節という部分が取れたりするので扱いには注意。
有って損はない。
なぜ山林にドライバーを持って入るのかというと、樹皮をはがすためである。
種類にもよるがクワガタは樹木の一番表面側で樹液にたかっている場合よりも、ウロの中に入り込んでいたり剥がれかかった樹皮と幹の隙間にいることが多い。
その年のシーズン遅くに羽化した個体は次の初夏まで一年近く幼虫時代に居た穴の中にそのまま引きこもっているので、そういった外から見てわからないところにいる個体を採集するときにも使える。
ただ、これは自分の個人的な心がけだけど、ドライバーでほじらないと取れないようなやつは縁がなかったのだと思って手出ししないことにしてる。
確かにまだフィールドに出てきていない個体というのは未開封新品みたいなものだから状態はいい。
でもほじったり剥がしたりして木に人の手による変化が起きるとそれ以降成虫も寄り付かない卵も産み付けられない木になってしまうことがあるそうだから、影響は小さくとも森林資源の維持のためにやらないのだ。
仮に車に積んでおくにしても採集ポイントから撤収する間の運搬ケースは必要だ。
家に帰るまでの間に狭くて死ぬほど彼らはヤワな生き物ではないし、もしそれでおくたばりになってしまうようならそれはもう残念だけど見かけた時点で弱っている個体だったのだ。
空気穴つきのタッパーがあれば足りる。
ただ木の葉かおがくずは敷いておこう、あればミズゴケでもいい。
クワガタの足はつるつるした表面を歩けない。
爪でがっがっと掴んで移動する生き物であり、ひっくり返ったときとかの復帰にも掴まるという動作が必須なので、それが出来ない状況だと弱ってしまう可能性がある。
悪路を歩いて帰る途中ずっとケースを捧げ持っているわけにもいかないのでそこはあらかじめ用意しておこう。
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道具を揃えるだけの話でだらだらと長い話になってしまったので書くのをやめようかとも思ったのだけど、やはり少しでも興味を持ってもらえたらと思うので途中だけど置いておく。
どこ地方か、標高がいくらかとかでも事情は変わるし、それいかんによってはシーズン終わってる種類もあるけど、観察してキャッチアンドリリースだけでも楽しいのでやってみてほしい。
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http://anond.hatelabo.jp/20140728192429 を書いたクワガタ増田だよ。 せっかくなので採集のポイントを書いておくことにした。 でもクワガタ増田の方針としては珍しい種類とか条件のいい個体を...