僕には来年、小学校1年になる娘がいます。いよいよ小学校はイジメ問題のスタートだと思っており、過去の自分の虐められた、虐めた経験を踏まえ、このキツイ状況に娘を落とさせないようにするにはどうしたら良いか戦略を練ってみました。
もし、これを読んでいる方に小・中学生お子さんがいて、子どものイジメを切り抜けた経験がおありの人が居たら、考え方間違えてないか教えてもらえるとありがたいです。
いろんな人(ネットでもテレビでも)が言っているように、イジメは構造的な問題だと思う。小さい社会の中に均質を要求される圧力のもと、長時間拘束されるとどこでも起こる問題であるという事。これは、大人でも動物でも同じ事らしい。しかし当たり前と思っていても、当事者になってしまった場合、いじめられる側、いじめる側どちらであっても問題を構造的に見る事が難しくなるのも事実だ。1つ目の大事なポイントは、イジメ問題が起こる前に、イジメ問題の構造的解決法を探る事であると考えている。
イジメ問題は、教師による解決はほぼ不可能だ。教師は、学校(クラスの)構造を維持することが仕事のKPIであるので「いじめられている生徒が居る」という自己の評価をおとしてしまいかねない事態は、本能的に鈍感になりがちだ。(これは自分が仕事でヤバそうと思った時に取り繕ったりすることを考えればわかるかと思う)また、会社経営のように問題ある児童を左遷させたり、クビにしたりということもできないので、本質的な解決の権限を持っていない。
イジメを結局救えるのは、子どもをその環境から逃がしたりしてあげられる家族だけであると思う。それも母親と子どもだけでは非常に母親への負担が大きく、父親だけで解決を試みても子どもは中々口を開いてくれないだろう。僕は、祖母祖父、父親、母親、兄弟全員が一丸となって、イジメ問題について固まって立ち向かうことが重要と考える。
で、ここから今、考えている解決策です。
イジメの兆候(無視されたとか、叩かれたとか、モノが無くなったとか)を娘に教え、そういう状況があった場合、真っ先に母親/父親/おじいちゃんおばあちゃんなど、家族に報告する練習をさせる。風邪や自然災害と同じように、必ず起こるものと考えて娘が「起こったことを、すぐに言えた」ことを褒める。
もちろん、イジメの時だけ報告するのは凄く難しいので、日常的に学校の話を聞き続ける。
学校という世界で悲惨な状況になった時、他の世界が救ってくれるケースが多々ある。彼女が得意なフィールドで自分がやりたいと思っている事を習い事としてさせてあげたい。ダンス、ピアノ、勉強、絵画どんなことでも良い。同年代が集まる場で得意な事を認めてもらえる感覚を持たせたい。
ネットは悪意(性欲・金銭欲)をもった大人が居る上に、言葉ベースのやりとりは口頭ベースよりも人を傷つけやすい。ある程度の防御本能を身につける前にネットのコミュニティに参加させるのは危険だ。おっさんになった自分でさえも、辛辣なコメントなどが付くと傷つく。子どもがそれに晒されることからは守る必要があると思う。
4)「絶対に子どもの味方」という軸はぶれない
モンスターペアレンツと言われようが、なんだろうが学校に乗り込む、相手の親に会いに行く、子どもを守るために転校させる。どんな手段でも構わないが、「社会からの目」とかを絶対に気にしない。そして、その事を子どもに伝える。どんな事があっても絶対に娘の味方であると。パパもママも娘の命の方が自分の命よりも大事であると。
どんな状況に起ころうとも、イジメは悪いと伝える。ウソを付いたり、親の財布からお金を盗んだりするのと同等かそれ以上に「イジメ」た側に回った場合は、厳しく怒る。そして、いじめられる側の子のシュミレーションを家族で話し合い、どれくらい罪が重い事であるのかを認識させる。
という感じです。まだ、こういうのもやっておいた方が良いよというのがあれば、ぜひ教えて下さい。