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2023-05-13

西新井駅の洗剤破裂事件は「倒れてる女を助けるべきではない」を世に知らしめた事例

まあ女だけじゃなくて男もだけど。

洗剤が直接かかった女だけじゃなくて、介抱した駅員も液体に触って火傷を負った。

これがもっとヤバい毒物だったらどうなる?

ケガどころじゃすまない。

下手したら自分の命が無くなる。

AEDを使っても罪には問われません!」とかもうそういうレベルじゃない。

しろ正直者が命を落とす社会になった。

倒れてる女を見ても絶対に助けたらイカン。

2023-05-12

西新井駅の洗剤破裂事件は「倒れてる女を絶対に助けるべきではない」最もわかりやすくて重要な事例

まあ女だけじゃなくて男もだけど。

洗剤が直接かかった女だけじゃなくて、介抱した駅員も液体に触って火傷を負った。

これがもっとヤバい毒物だったらどうなる?

ケガどころじゃすまない。

下手したら自分の命が無くなる。

AEDを使っても罪には問われません!」とかもうそういうレベルじゃねえんだわ。

しろ正直者が命を落とす社会なんだわ。

倒れてる女を見ても絶対に助けたらイカン。

2023-05-09

アルカリ洗剤をアルミ缶に入れて爆発の解説

西新井駅切符売り場でアルミ缶が爆発して女性怪我をしたという事故やらかし中国人逮捕されたが、実はこの事故は度々起こっている。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230509/1000092245.html

有名なのは数年前に地下鉄日本橋駅乗客荷物が破裂してガスが発生、機動隊消防が出動して駅ごと閉鎖、電車は不通になった事件があった。

今次の事故でも爆発なので警察念の為にG事案(広域ゲリラ事件)として捜査を行うが、コーヒー缶爆発と来たら業務用洗剤ちょろまかしによる爆発に決まっている。

やってる事は馬鹿であり、よくわかってない馬鹿が扱えないような仕組みになってるのだが、ルーズ会社が多くてこの手の事件が起きてしまう。しかも時限爆弾みたいに当初は大丈夫なのに時間が経ってから事故になるという仕組みがあるのだ。

からその辺をちょっと解説するよ。

 

業務用強アルカリ超強力クリーナ

家庭で使うような洗濯洗剤、キッチン洗剤、マジックリンとかは弱アルカリ性になっている。これで脂分を分解して落とすのだ。

もうちょっと細かく言うと、動植物性の油と水の間に界面活性剤が入って乳化させ、同時にアルカリ成分が皮脂汚れなどを鹸化して石鹸にしてしまう。その石鹸が水に溶けて流れるのね。

でもご存じなようにギットギト汚れにはあまり効果が無い。固まった汚れも落ちない。 

 

そこで清掃や調理業務では市場では売っていない業務クリーナーを使う。これは大抵が強アルカリ水酸化ナトリウムや水酸化カリウムだ。

まずこいつらは動植物油脂をどんどん鹸化してしまう。全部石鹸なっちゃうわけ。そして石鹸は水に溶けるから水に流れていってしまう。

次にタンパク質分子結合を破壊するので、生物由来の汚れを全て除去出来る。

一言で言うとなんでもキレイになるし、その威力は家庭用洗剤がおもちゃのようだ。インクジェットプリンタ輪転機の違いというか。

 

施錠必須

だが水酸化ナトリウムや水酸化カリウムは超危険物質だ。

まず皮膚に掛かったら忽ちに脱水され、タンパク質も変質して黒く炭化する。しかも酸と違って水で流しても全然反応が止まらない。

皮膚の奥にどんどん侵攻して皮下脂肪石鹸に変え、真皮も筋肉も不可逆的に変質させて炭化させて行く。もの凄い痛みを長時間伴いながら。

しかも皮膚に掛かった時には特に痛みが無い。あとから激痛が出てきて反応がとまらないのだ。そして最初に痛みが無いので手当が遅れてその間に皮膚の奥まで浸透してしまう。眼球に飛んだら失明だ。

から規制されていて市内の薬局では買えない。

また、勝手に持ち出されたり勝手に使われたりしないように施錠して保管する事が義務付けられている。ロッカーでも倉庫でもいいが、鍵のかかった場所以外にしまってはいけない。

 

だがその超強力さゆえ、家で使うためにくすねてしまうやつが多いのだ。

そして会社の方もちゃんと施錠せずに使ってるテキトー管理会社が多いのが実情だ。きっちりした会社では昔の軍隊のように始業時に員数チェックをして終業時に照合して施錠するのだが、そんな会社はごく一部だ。料理屋の厨房なんて施錠しなきゃいけない事も判っていない場合がある。

 

そしてこのくすね方に化学素養がもろに出てしま大事故を引き起こししまう。

 

アルミ特性アルミ缶の仕組

アルミ亜鉛と並んでイオン化傾向が大きくて反応しやすく、更に酸にもアルカリにも溶けるという特性がある。

からアルミ缶に飲料を入れてアルミ接触させた状態にしておくと、アルミ酸化して液体中に溶けて出して変な味がついてしまう。コーヒーならコーヒー酸化して酸っぱくなり、ミルクコーヒーフレッシュ(スジャータみたいなの。植物性)が酸化して膜が出来たり沈殿が起きてしまう。

アルミ鍋ではこれを防ぐ為にアルマイト処理をする。アルミ表面に酸化被膜を作る処理だ。酸化アルミは反応性が低いので溶けだしたりしにくく固いので鍋の形もしっかりする。(でも酸/アルカリにはやはり弱いのでこんにゃく茹でると黒くなってしまうが)

アルマイト処理は手間と時間がかかるので使い捨て飲料缶には使用できない。そこで缶の内側にプラスチックライナーが貼ってあるのだ。ごく薄い膜で耐久性が無いが使い捨ての中性に近い液体の封入になら問題が無い。

 

このライナーがある為に強アルカリ洗剤をコーヒー缶に入れてもその時は何も起こらないのだ。

だがこれはデーモンコアに反射材を被せてドライバーで開け閉めしてるようなもんだ。そのうち手が滑って臨界させてしまう。

こういうものを入れるのに使われるのはやや高いコーヒーキャップ缶だ。差別化の為にフタが着脱出来るようになっている。

また、缶自体が厚めでしっかりしている。因みにコーヒー缶が厚いのは内圧がない為だ。炭酸飲料の缶は中の炭酸蒸発しようとして飽和圧力まで内圧が上がるので薄い缶でも強度を保てるが、コーヒー缶はそれが無いので厚い板を使うしかない。

しかし何度かの蓋の着脱でネジ部やパッキンに当たる上面ライナーが取れてしまう。

すると強アルカリアルミ接触して水素酸素がじゃんじゃん発生する。それであっという間に内圧に缶が負けてBOM

そもそもコーヒー缶は内圧対応になってないか簡単に爆発する。

今回の事故では缶を切符売り場の地面に置いていたとの事だから、「シュー」とかいいだして刺激臭も出てきたのではないかと思われる。それでビビッて置いていったのでは。

だったらせめて蓋を開けて行けばよかったのだが。

 

盗むんならペットボトルしろ

ペットボトルポリプロピレンボトルは酸にもアルカリにも安定なのでこういう事にはならないのだが、そこで少しだけ高価なアルミコーヒー缶に入れてしまうというのが教育の敗北というか。

こういう知識がない人間が扱うと危険なので施錠する事になっているのにテキトー管理してるから事故に至ってしまうのである

面前地下鉄での破裂事故ではやはりキャップコーヒー缶に入れて乗車中にガス漏出の上で破裂し、やはりテロが疑われて地下鉄全線が半日ストップした。

損害賠償は数千万円に上るだろう。本人は払えないので雇用元に請求が行ったはずだ。施錠せずにテキト管理してたので責任を逃れるのは無理そうだ。高い代償である

 

報道ちゃんと突っ込むべきでは?

報道の方もG事案って事で警察のいうがままに報道して「故意は無かったとの供述です」と追って報じてるが、この事故はもう何度も起きてるのだからちゃんと掘り下げて「施錠しないとこういう事になる」「結局雇用元に全責任が行く」「せめて盗むんならペットボトルしろ化学時間寝てたのか」って事を言わないと報道意味が無いんじゃないのかと疑問に思うところだ。

因みにキャップコーヒー缶にスポーツドリンクを入れても小規模の同じようなことになるから注意が必要だ。スポーツドリンクステンレスポットも溶かしちやうから要注意なんだな。

 

最後に水酸化カリウムトリビア

江戸時代など昔は今のような洗剤は無かった。なら食器は汚いままで使ってたのだろうか?

実は水酸化カリウムを使っていたので魚の脂汚れもばっちり落として使っていたのだ。

かまどで炊飯をして薪の灰が残る。これを桶の水に入れて放っておくと灰汁が出来てこれは水酸化カリウムなのだ

生き物の体はカリウムを大量に使う。浸透圧調整に使うし植物光合成時の気泡の開閉に使い、動物筋肉の収縮に使う。それを燃やすカリウムが残るのだ。

から業務クリーナーを家で使いたいなら自分で灰汁を作るという手もあるのだな。ただゴム手袋をしないで使うと指紋が溶けてなくなり化学火傷も起こしてしまうし、防護メガネ必須だ。コーヒー缶に入れて保管せぬように。

 
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